荒木飛呂彦のレビュー一覧
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すっっごく面白かった。ジョジョにこの一ヶ月であっという間にハマってアニメをみたあとにこれを読んだのだけど、乙一と杜王町のこの親和性の高さに痺れてしまったー!!杜王朝はその地域の煮凝りみたいな悪と正義の心をもつジョースター家の戦いの舞台で、杜王朝のホラーチックな不気味さが大好きだった(岸辺露伴シリーズにも繋がるホラー味)。その雰囲気がまさに乙一の語り口調とそこで起こった一連の出来事に見事にマッチしていてさすがだなーと一息に読んでしまった。
この作者と原作の最強マッチ具合への胸の高鳴りには相反して、読後はしめやかに本を閉じた。登場する人物それぞれの哀愁と、ある意味救いでありある意味で地獄であるよう -
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康一がかなりの成長を遂げてカッコ良かったです。玉美や間田が徐々にディフォルメされていくのがもはやギャグに感じますが、そこもジョジョの魅力だと思います。
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サンドマンはサウンドマンになったのって最初から決めてたの?
いつものように思い付き?
今なら走りで馬みたいに速いキャラクターがアニメに出てても違和感少ないだろうな
アニメのスタッフは全とっかえしてほしいけどね -
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とてもミステリアスな話で、不思議な感じにさせられるお話でした。全編カラーだったこともあり、物語の進行もとてもわかり易かったです。億泰や康一の登場も嬉しかったです。
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ジョジョのテーマといえば「人間讃歌」だが、これが偶然の産物だということにまず驚いた。
善も悪も関係なく、己の信念のもと、目指すべき場所へ努力する姿が全編で描かれているからだ。
かの有名な坂口安吾の『堕落論』でも描かれる普遍的な人間讃歌がテーマになっている、というのは作品の強力な強みだと感じる。
また、人間讃歌に加えて「血統」と「運命」もジョジョにおける重要なキーワードだと感じるし、実際本書にて荒木先生本人が述べている。
主人公たちは自分ではどうすることもできないそれらによって苦戦を強いられるわけだが、実は私たち読者はこの部分に最も共感しているのではないか。
たとえば徐倫は、ただ承 -
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まず感想としては、とても面白かったです!忖度無しに。
今年公開される映画の原作にあたるこの漫画。
こういう岸辺露伴の漫画があるというのは数年前に名古屋で開かれていたルーブル美術館のイベントで知ってて、かねてより読んでみたいと思っていたし、今回映画化されるということでそれを見るのも楽しみだったのですが、思いがけず今回漫画がこうしてまた出版されることとなり、とても嬉しかったです。
ルーブル美術館にある1枚の絵、
それを岸辺露伴に伝えた女性が物語のキーとなるのですが、最後の最後に全てのピースが当てはまって1枚の絵となり今回の物語はこういう事だったのだよ!と読者に語りかけるそれを見た時に本当に納 -
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ルーヴル美術館に所蔵されているという「この世で最も黒い絵」。
17歳の時に耳にした奇妙な噂。その絵の謎を追い、岸辺露伴はパリへ向かう――。
ルーヴル美術館BD(バンド・デシネ)プロジェクトのために描き下ろされた荒木飛呂彦初のフルカラーコミック!
「この世で最も黒い絵」それには、描いた絵師だけでなく見た者すら無事では済まない呪いが秘められていた。
「この世で最も黒い絵」のことを教えてくれた女性と岸辺露伴の淡い恋の思い出と「この世で最も黒い絵」の謎解きが交錯し、金田一耕助シリーズのような怪奇ミステリータッチな仕上がり。
見た者の記憶を利用して攻撃してくる敵に、露伴が対抗する手段が手段だけに、あま -
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ジョジョの奇妙な冒険シリーズでは、5部が1番ストーリーが好きです!
登場人物の中で、フーゴは申し訳ないけど意気地なしのイメージだったのであまり好きではなかった。
しかし、この恥知らずのパープルヘイズを読んで、フーゴはフーゴなりに思いがあることを知った。
よく考えてみると、自分もフーゴのように一歩を踏み出すことができなかったことがよくあったと思う。その一歩を踏み出すために葛藤するフーゴの姿はカッコよく見えたし、自分も自分なりの思いと覚悟を持つことの大切さを学んだ。
フーゴは性格が極端なだけで、一番自分や一般の人たちと似ている性格なのかもしれない。だからこそ、覚悟を持って大きな夢を叶えようとす -