戸梶圭太のレビュー一覧

  • ツーカイ! 金剛地くん

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    2サス(2時間サスペンス)評論家、金剛寺くんを主人公としたブラックコメディ。
    記憶喪失、大洪水、タイムトラベル、そして謎の秘密結社と全体を通してツーカイの連続。グロテスクな描写は少なめなので戸梶初心者にもおすすめ。

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    2020年11月26日
  • 迷宮警視正

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    ひょえええ〜。久々に普通に面白かったよ。最近ブッ飛び過ぎてついてけない作品が多かったからねー。でもこれは割と普通だったよ。普通って凄いな、戸梶なのに。第2巻も買おーっと。

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    2013年01月06日
  • アウトリミット

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    しつこいようですが、戸梶圭太が、好きなんです。
    大好きで大好きで、アドレナリンが止まりません。向島とか業平とかその辺の地名がよく出てくる本で、前の家の近所だったから2倍楽しめた。これでもかっていうくらいキャラの濃い~いやつらが出てきて、いろんなことがぐちゃぐちゃに絡まりあっていく。人も理不尽に(そしてコミカルに)どんどん死んでいく。ロック・ストックみたいな映画に通じるものがあるかも。このスピード感、戸梶サイコーです。

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    2009年10月13日
  • アウトリミット

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     ケチなこそ泥を捕まえにいくだけのはずだった。ところがそのドジなこそ泥が何故か銃を持ち、しかも3000万円と引き換え可能なメモリーカードを持っていたことが井川の人生は大きく変貌していく。引き換えのタイムリミットは19時。警察官であることを辞めた井川は、3000万円を目指して突進する。いつものように登場人物のほとんどがいかれている、その狂人たちが重なりあう時大きなカタルシスへと読者を導く手法はトカジの十八番。
     最後のオチがいつものパワーを感じなかったが、それでも充分満足できる作品でした。
     警察官でありながら、警察からなんとか逃げようと四苦八苦する井川の哀しくもおかしい逃走劇。タイムリミットは近づくし、しかも隅田川花火大会の日。滅茶苦茶になりながらも今回はそこそこ普通に収束しました。この辺りから読むと、戸梶に入りやすいかもしれないですよ。

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    2009年10月04日
  • 東京ライオット

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    綾瀬ってそんなに……とつい心配になってしまう(汗)
    グチャグチャの乱闘シーンがステキ。ぜひ映像化を!<無理

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    2009年10月04日
  • トカジノフ

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    戸梶作品をたくさん読んでいるが、感想はいつも同じ。結局、テーマや作風が決まってるので、
    あとは、登場人物の激安っぷりに笑かして、
    どれだけ笑かしてくれるかだけなんだよね。


    そういう意味でこのトカジノフは、
    話のバラエティーも多く、またくだらなさっぷり、激安っぷりは、かなり高く。戸梶ファンにはオススメ出来るのでは無いだろうか。


    シャブ中どうしを戦わせて、
    街の治安を維持する警察官


    街で糞害を撒き散らす鳩を殺戮しまくるビジネスを思いついたフリーター


    ヤンキー女とOL女の一生分かり合えない喧嘩バトル。
    「二種族激突」というタイトルが面白い。


    の3つの話が面白かった。

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    2019年09月01日
  • 迷宮警視正 最後の秘境

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    ああ、警視正。これで最後でしょうかね。続編はもう無いかな。海外編とか。せっかくキャラクターが固まったのに。間中、どんどんヘタレになっていく(笑)今回は内容が内容だから、確かに賛否両論でしょうね。てか、実写で見たい。警視正は東山紀之さんに……(笑)なんかエイトレンジャーのあのイメージで。マンディンゴが可愛かったなぁ。置き去りにされて可哀想に。これって福島を馬鹿にしてる!とか批判する人もいるんだろうなぁ。いやいや。しかし実写で見たい。

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    2013年05月17日
  • トカジノフ

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    「ターゲット508」
    「Jの利用法」
    「七合目」
    「二十八歳の事情」
    「交番トライアングル」
    「くるまびと」
    「鳩殺し」
    「二種族激突」

    特に気に行ったのは二編
    「Jの利用法」
    狂ったジャンキーと狂った展開が最高。同時期に生じた二つの問題が、巡査の「機転」で解決されるときのクライマックス感。

    「二種族激突」
    まさに種族が違うかのように、相容れない女二人のやりとりが酷い(褒め言葉)。
    お互いの人生に関するやけに具体的な偏見(「合コンに行ってくだらねーサラリーマンとつきあって~」VS「元ヤンキーのトラック運転手とか、左官とか、チンピラとつきあってできちゃった結婚して~」)が、ちょっと考えさせられるけど、最後の場面でスカッとどうでもよくなる。気がした。

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    2013年04月02日
  • 迷宮警視正

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    久し振りに戸梶印の小説を読んだ。

    相変わらずの鬼畜っぷりは最小限に留められ、
    最初は妖しかった表題の警視正が
    なんだか妖しさを完全な魅力に消化・昇華させて終わっていく。
    熱血教師などの臭い台詞もラストには何故だかグッと来たりする。

    主要キャラだけは個性豊かな登場人物のなかでも
    一際しっかりとエグ味が増していて
    しかも文章自体は「正に現在」な県道(ストリート)感覚なので、
    驚くほどス~ラス~ラ読める。

    所々に風刺的な事柄もアクセントにしていて、
    いやあ、下世話って本当に最高ですよね、というエンターテイメントになっていて、シリーズモノとしては続きが気になる。

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    2012年02月13日
  • ツーカイ! 金剛地くん

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    ーオビ引用
    東西新聞芸能スポーツ部特別記者・金剛地巌太郎。テレビの2時間ドラマ試写評に全身全霊をかける男。わずか数百字の囲み記事で自らを文豪ならぬ評豪と称するトンデモナイ勘違い野郎。彼のいくところには必ず波瀾アリ。狂瀾怒濤のツーカイ人生?!一粒で三度ハジケる!奇想天外トカジ・ワールドが繰り広げられる。予想だにしなかったこんな結末、もう誰も信じられないっ!

     こんな勘違い人間本当にいるよねっとニヤニヤしながら読みました。著者曰く「バリキチ」と表現。こういうカテゴリーに位置づけるとそんあ不快な人間も許せてしまうかも。
     突然、少年冒険ものになるあたりは意味不明・・・
     金剛地氏を師匠とあがめる青年が家にころがり込んでからのくだりが大変ツボでした(●´艸`)

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    2010年06月27日
  • アウト オブ チャンバラ

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    湯女風呂大好きな江戸版ダメフリーターの平六。ひょんなことから刀を拾い、侍気取りで町に繰り出すが…「拾い刀、錆び刀」。
    昇進して罪人を拷問することを夢見る同心の山園は、夜鷹連続殺人事件の囮捜査で女に扮するよう命じられ…「夜鷹同心」。
    カオス・シティー江戸を舞台に描く、奇想天外時代劇全6編。 (文庫裏表紙紹介文より)

    時代劇を戸梶が書くと、藤沢周平でした知らなかった市井の人々の様子がこうも下品になるのかと嬉しくなりました。
    全体的にオチがどこにいくのか全く予想不可能で蛇行運転させられている気分でした。
    でも私にとって戸梶節はツボです。こえからも読んで行きたいと思います。

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    2009年10月04日
  • トカジノフ

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    中学生のときに読んだ小説。

    中学生には内容がキツすぎた。

    エログロナンセンス。

    マンガにしたら発売禁止。

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    2009年10月04日
  • トカジャンゴ

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    高層ビルの清掃用ゴンドラに宙吊りになった七人の男女。極限状態で、生き残りバトルを勝ち抜くのは誰なのか? 秘密警察から武装特別市民に任命された老人の熱き戦い。正義の名の下に待ち受ける過酷な運命とは?イカれた”キモカワ女&激安野郎”共が、ビートの利いた文体にのって自爆パワー全開!!衝撃の短篇「トカジノフ」に続く比類なきイリーガル文学!!過激に、スタイリッシュに、娯楽原理を追求した異端大活劇!!

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    2009年10月04日
  • トカジノフ

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    初めてヒットマンの役目を仰せつかったチンピラが、標的を間違えたために起こる大チェイスの結末とは? 男に捨てられた三十路前のOKの車を十代ヤンキー娘がカージャック。極限状態で勃発するバトルの行方は?……強烈な殺笑能力を秘めた8発の弾丸(ショートストーリー)。イカした文体で、イカれた男と女共を徹底描破! フヌケな現代をこらしめる比類なきイリーガル文学! ハイブローなトカジ波が、あなたを小説の虜にする―。

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    2009年10月04日
  • アウトリミット

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    勢いがあって一気に読める。全然好みではないので読み返したくはならないけど面白かった。
    好みではない、読み返したくならないというのは表現や情景が暴力的でドロドロしているからで、刻々と語り手の視点が代わって、タイムリミットが迫るにつれどんどんカオス度が増していくところとかは好き。

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    2021年02月12日
  • トカジノフ

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    短編集。
    一種独特な世界観というか、倫理を超えた作風が、普段安穏な生活を送っている平穏な気分を揺り動かす。
    そんな力があって、たまにその魔力に捕らえられてみたい、という刺激が欲しい時には、戸梶圭太はもってこいだと思う。
    「Jの利用法」とか「鳩殺し」など、タブーとも言えるようなブッ飛んだ作品はそうそうない。

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    2020年10月10日
  • アウトリミット

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    むこうじま向島 京成線船曳ふなびき駅 禍々しい静寂の中で 東武線の船曳だよ 身分不相応な代物 神田正輝 渡哲也 代官山と東向島では 渥美清 義理人情のしがらみを嫌い IT技術者 綾瀬で働いてます 三菱ミニカ 癇癪玉がむくむくと膨れ出した 内蔵脂肪がこってりとのった腸 利鞘稼業 前科者とか犯罪者予備軍みたいな奴ばかりを雇うからだ 俺のジェリコ 俺の指紋がバターみたいにこってりついてんだ 刺股を持ち出し エアロスミスのボーカリストよりさらに分厚くて下品な唇が強烈にインパクトを与える 痛みと惨めな気持ちを完全に麻痺させてしまいたい そんなにオジーママがいいのか? 脳ではなくアドレナリンと脊髄を駆け抜けた微弱な電気信号によって支配されていた ボールペン・ガンの構造 サイケデリックな阿鼻叫喚地獄であった 全身の細胞がアラームを発した 崩壊しかけている自分の人生にとどめの空爆をされているような気分にさせる 背中にうっすらと死斑が見られ 水商売の薄幸女はっこうおんな 思いついてから行動するまでのタイムスパンが極めて短い事件 欲望から短絡的に激安犯罪を起こす 漫画的とは反リアリズムということだろう200501柳下毅一郎

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    2019年09月01日
  • 劣化刑事

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    尿道癌 雄のアイデンティティーを失うかどうかの瀬戸際なのだ 人間にうまく擬態したつもりだが詰めの甘い宇宙人のようだ ヘテロの壁を越えて 稗田ひえだ ナマステ式に挨拶した 清廉潔白 痛めつけがいのある幸薄女みたいだ 古市の体が大きく海老反って捩れ しかも平民に堕してからは頭の回転が更に落ちて安者人生真っしぐらだ。やはり妻子の存在が正気と狂気の分かれ道なのだろうか。理性のブレーキなのだろうか。多分、そう考えて間違いないだろう。 相乗犯罪 SM的な主従関係 正視に耐えない顔 リスカのメンヘラ 外国人と聞いた瞬間に敵意を持つ単純な平民は実に扱い易い 男たちの挽歌 解体して下水に流す 物凄い量の脂肪と血管と神経細胞と… 品川ナンバーのボルボ ウイルス性腸炎 猫の亡骸 この世はやるかやられるか 呻いた アビシニアン 意味不明のミニワルワードを繰り返し 裂けた頭皮から赤黒い血と崩れた脳味噌が哀愁たっぷりにはみ出した

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    2019年05月25日
  • 迷宮警視正 最後の秘境

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    放射能で汚染された福島に逃げ込んだ犯罪者や多重債務者の村に乗り込む星乃神一行が清い。前書きの注意に構えたけれど筆致は冷静だから読み進めるのがつらい風ではなかった。でも過激で下品な人権無視や暴走にどうしてこの本を読んでいるのだろうとわからなくなったりした。登場人物達の然り気無い個性が活き活きしていた。

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    2018年10月13日
  • 迷宮警視正

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    定時制高校に通う二人が殺されリムジンに乗り人を使うドラキュラのような警視正と部下達が学校に乗り込み熱心な中年教師が捜査に巻き込まれる。動き回る登場人物達よりも彼らにより見える事件の全体像を俯瞰するような印象。星乃神さまと呼ばれ敬われる警視正が然り気無くも個性的にひっそりどっしりと立っていて楽しい。

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    2018年10月13日