本岡類のレビュー一覧

  • 聖乳歯の迷宮

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    前半はスローペース。フリンがどうのこうの…となり始めた頃から読む手が止まらなくなりました。犯人がわかってからの畳み掛けはもう一回転くらいほしかったけど、総合的には面白い作品でした。宗教に疎いのでちょっと賢くなりました!

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    2025年07月02日
  • 聖乳歯の迷宮

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    イエスの乳歯って すごくワクワクしました。青ヶ島の鬼の話も出てきてワクワクが止まらない!

    とにかくおもしろかったデス

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    2024年05月21日
  • ごんぎつねの夢(新潮文庫)

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     同窓会に散弾銃を持って乱入してきたキツネの面の男。警察に射殺された男は、同窓会の幹事だった有馬にとって、特別な恩師だった。かつて女生徒を妊娠させた、というトラブルで職を追われた教師が遺した言葉、『埋もれている「ごんぎつねの夢」を広めてくれ』という言葉の謎をめぐって、有馬は新美南吉の、そして先生の人生を辿っていく――。
     ということで、童話『ごんぎつね』をめぐるミステリは二転三転しつつ、最後はしみじみとした余韻とともに幕を閉じていきました。前作の『聖乳歯の迷宮』でも思ったのですが、まったく別々のところにあったふたつの点が綺麗に結ばれて、強い余韻が残るのが魅力的であり、印象的でした。ネタバレの問

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    2024年05月08日
  • 聖乳歯の迷宮

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    一気読み。面白かった。
    大袈裟な帯に釣られて手に取ったが、正解だった。
    読んでて、どこまで史実・現実か分かんなくなるくらい没入。
    オチは賛否ありそう。個人的には最終辻褄が合ったし良かったと思う。
    若干ミスリードもあり、残りページ少ないけど結論たどり着くの!?ってハラハラしながら読めた。
    忘れた頃にもう一回読もう。

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    2024年01月03日
  • 聖乳歯の迷宮

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    ネタバレ

    ナザレで発見されたイエスのものと思しき乳歯。それを炭素年代測定法及びDNA鑑定をしたところ、イエス時代のものであるとともにホモ・サピエンスとは違ったDNA構造であることが判明した。この乳歯は本当にイエスのものであり、彼は神だったのか、を追いかけていく本作。
    乳歯に隠されたトリックなど面白かった。ミステリーならではの最後のトリックの種明かしが良かった。
    所々で出てくる日本の離島の話や伝説もちゃんと絡んでおり、そこも興味深かった。伝説の中に隠されている本当のことを見出していく考古学の楽しさがわかる作品だった。

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    2023年12月02日
  • 聖乳歯の迷宮

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    本岡類『聖乳歯の迷宮』文春文庫。

    目を引く派手な文字が踊るオーバーカバーに書かれた本の紹介を読むと面白そうなので、読んでみることにした。

    文庫書下ろし作品。日本版『ダ・ヴィンチ・コード』と言うよりも、マイクル・コーディの『イエスの遺伝子』の方が近いだろうか。

    空想科学サスペンス・歴史ミステリー・エンタメ冒険小説とも言うべき、非常に面白い作品だった。


    考古学者の夏原圭介は、イエス・キリスト生誕の地であるイスラエルのナザレの古い教会の下にある洞窟住居跡から『イエスの乳歯』と思われる歯を発掘した。その歯からはホモ・サピエンスとは異なるDNAが検出された。

    『イエスの乳歯』発見のニュースは

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    2023年11月14日
  • 聖乳歯の迷宮

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    考古学ミステリ的なストーリーの中に、現代社会のさまざまな問題が散りばめられた良作。
    一つの出来事に解釈が重なって大きな社会変化をもたらす。その出来事自体が生み出される動機もまた、、
    ここは読んで体験すべきところ

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    2025年11月05日
  • 大往生したいなら老人ホーム選びは他人にまかせるな!

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    老人ホームが抱える問題や経費、職員、親会社。
    家よりも大きな費用や長い期間を生活することになる。
    誰かに決めてもらうのではなく、自分で納得するまで検討を。
    著者自らの介護経験や母の介護などからアドバイスをくれる。いいアドバイスです。
    でも、自分では決められないやろうな。家がええもん。幾つになったらそうするとして、誰かに決めてもらわないと私は無理だ。
    親のことをどうしようか、悩みが増すばかり。

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    2025年08月06日
  • 聖乳歯の迷宮

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    イスラエルで遺跡を発掘していた夏原は、羊皮紙に包まれた子供の歯を発見する。その歯は、西暦1年前後のものと見られ、DNA解析から現代人とも類人猿とも違う事が判明した。歯は神の生まれ変わりのキリストのものとされ、キリスト教徒たちが熱狂した。一方で夏原の同期で日本の科学誌を執筆する小田切は疑問を持つが、同時に八丈島近くの青島で転落死した同じく同期の沼の足取りの謎を追い始める…。

    考古学物というか、かなり科学に寄ったミステリ。全く違う2つのストーリーが交わっていくというもので、表紙の(サムネイルとは異なる)島が何故?というところも見どころ。

    「聖乳歯」とまた新しい言葉を作ったもので、とにかくそれが

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    2025年06月01日
  • ごんぎつねの夢(新潮文庫)

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    ネタバレ

    クラス会に散弾銃を持った狐面の男が乱入してきた! SATによって射殺されたその男の正体は、なんとクラス会を欠席すると返信してきたはずの元担任、長門だった。
    長門から「ごんぎつねの夢を広めてくれ」というメッセージを受け取った教え子の有馬は、その真意に迫ろうとする……というお話。

    刺激の強い出だしとは打って変わって、全体を通して渋めなお話。文体がやや古いこともあり、想像していたよりは淡々としていたが、最後まで面白く読めた。

    現在有名になっている「ごんぎつね」のお話は、鈴木三重吉がかなり手直しをしたもので、新美南吉自身が書いていた結末とは異なるのだそうだ。
    私自身は、「ごんぎつね」がむやみに残酷

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    2025年01月25日
  • 聖乳歯の迷宮

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    現生人類とは異なるDNAを持つイエス・キリストのものとみられる乳歯の発掘と、東京の南360キロの絶海に浮かぶ鬼伝説のある青ヶ島での一アマチュア考古学徒の変死という2つの出来事についての謎をめぐるミステリ小説。
    日本版「ダ・ヴィンチ・コード」と称されるのももっともな、科学や考古学の知見を織り交ぜた良質のミステリ小説だった。キリスト教や青ヶ島などについても勉強になった。結局否定されることにはなったが「神人類」仮説というのも興味深かった。
    途中までの盛り上がりに比べ、結末に賛否両論あるようだが、自分は最後の種明かしまで真相にたどりつけず、意表を突かれるラストで面白かった。
    ただ、自分は学生時代に考古

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    2024年10月06日
  • ごんぎつねの夢(新潮文庫)

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    誰もが読んだことのある「ごんぎつね」をモチーフに

    新美南吉を調べに調べ
    愛を持って描かれた作品だと思う

    私は宮沢賢治ファンなので
    同時代の新美南吉に
    がぜん興味が湧いたし

    「赤い鳥」についても
    そういう経緯があったこと
    とても興味深かった

    最近
    原作と脚本と実写化の問題があったので
    改稿することの是非について
    とても考えさせられた

    鈴木三重吉の改稿がなければ
    「ごんぎつね」はもっと違っていたし
    ここまで心に残る作品になっていなかったかもしれないし
    でもそれは新美南吉にとっては
    不本意だったかもしれないし
    ファンからしたら
    なおさらかもそれない

    ifを膨らませた作品という感じ

    物語

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    2024年09月03日
  • ごんぎつねの夢(新潮文庫)

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    ミステリーでありながら、人の心の様々な面が表されていて、非常に興味深い小説。
    本岡類さんの他の本も読んでみたくなる、不思議な読後感を感じてます。
    ありがとうございます。

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    2024年07月28日
  • ごんぎつねの夢(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ごんぎつね のフレーズが懐かしくて、思わず手に取りました。
    本当に、こんな背景があったんじゃないかと思えておもしろかった。
    子どもの頃、すごく悲しかった結末。ごんぎつねの夢の結末だったら、少し救われて良いなぁ

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    2024年06月30日
  • ごんぎつねの夢(新潮文庫)

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    衝撃的な事件を起こした恩師が残した謎を追う物語。
    主人公が取材として恩師の過去を追っていく中で、話がどんどん繋がっていく感じが面白く、すらすらと読めた。

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    2024年06月27日
  • ごんぎつねの夢(新潮文庫)

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    ごんぎつね、懐かしい…
    ストーリーも面白かったです。
    犯人は原稿の中に隠れていた!という帯が最高です。
    読み終えて表紙の奥深さが分かりますね。

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    2024年06月14日
  • 聖乳歯の迷宮

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    主人公に「おいおい」と思うところはあった。
    最後の数十ページでまさかの展開が…。
    読み応えのある作品。

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    2024年05月06日
  • ごんぎつねの夢(新潮文庫)

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    本岡類『ごんぎつねの夢』新潮文庫。

    先に読んだ『聖乳歯の迷宮』が面白かったので、新刊の本作も読んでみることにした。

    新美南吉の童話『ごんぎつね』を題材に展開されるミステリー。新美南吉が書いたとされる、もう一つの『ごんぎつね』の結末。当時は見えなかった過去の真実が現代に蘇る。

    なかなか手の混んだミステリーである。児童文学史の謎と人質立て篭もり事件の犯人の大いなる謎とが巧く融合し、読者に思いも寄らぬ結末を見せてくれる。


    15年振りに開催された中学校のクラス会。その会場にきつねの面を被り、散弾銃を持った男が乱入し、同窓生を人質に立て籠もる。駆け付けたSATに射殺された男は中学校の恩師、長門

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    2024年05月03日
  • 聖乳歯の迷宮

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    ネタバレ

    イスラエル、ナザレ近郊。日本人考古学者・夏原圭介はキリスト生誕のその地で<キリストの乳歯>と思われるものを発掘した。その歯からは、ホモサピエンスとは異なるDNAが検出され、神の存在が証明されたとして宗教ブームが湧きおこる。
    一方、東京の青ヶ島では、源為朝の鬼退治伝説を調べていた男が、青ヶ島で調査中に死亡する事故が起こっていて……。


    科学と宗教が融合する人類史ミステリ。

    イエス・キリストの生誕の地で発見された、ホモサピエンスとは異なる遺伝子を持った乳歯。果たしてそれは本当にキリストの、神の物なのか?
    その検証の途中で出てくる説も興味深く、特にキリストはとてつもなく優秀な別人類からの養子では

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    2023年12月19日
  • 65歳で人生を変える バラ色に生き抜くための計画

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    さっと流し読みだか、老人ホーム始め「サ高住」等の違い、また、元気なうちに見学の必要等考えさせられた。

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    2019年12月11日