本岡類の作品一覧
「本岡類」の「ごんぎつねの夢(新潮文庫)」「聖乳歯の迷宮」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「本岡類」の「ごんぎつねの夢(新潮文庫)」「聖乳歯の迷宮」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
同窓会に散弾銃を持って乱入してきたキツネの面の男。警察に射殺された男は、同窓会の幹事だった有馬にとって、特別な恩師だった。かつて女生徒を妊娠させた、というトラブルで職を追われた教師が遺した言葉、『埋もれている「ごんぎつねの夢」を広めてくれ』という言葉の謎をめぐって、有馬は新美南吉の、そして先生の人生を辿っていく――。
ということで、童話『ごんぎつね』をめぐるミステリは二転三転しつつ、最後はしみじみとした余韻とともに幕を閉じていきました。前作の『聖乳歯の迷宮』でも思ったのですが、まったく別々のところにあったふたつの点が綺麗に結ばれて、強い余韻が残るのが魅力的であり、印象的でした。ネタバレの問
Posted by ブクログ
現生人類とは異なるDNAを持つイエス・キリストのものとみられる乳歯の発掘と、東京の南360キロの絶海に浮かぶ鬼伝説のある青ヶ島での一アマチュア考古学徒の変死という2つの出来事についての謎をめぐるミステリ小説。
日本版「ダ・ヴィンチ・コード」と称されるのももっともな、科学や考古学の知見を織り交ぜた良質のミステリ小説だった。キリスト教や青ヶ島などについても勉強になった。結局否定されることにはなったが「神人類」仮説というのも興味深かった。
途中までの盛り上がりに比べ、結末に賛否両論あるようだが、自分は最後の種明かしまで真相にたどりつけず、意表を突かれるラストで面白かった。
ただ、自分は学生時代に考古