たくきよしみつのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
震災以降、いい音が無性に聞きたくなってきた。村上春樹著「意味がなければスイングはない」なんて本も読むものだから、なおさらだ。そこで、20年来のコンポも壊れたし、そろそろ買い換えようかと思いながらオーディオ雑誌などめくると、スピーカーやアンプなどもすっかり様変わり。iPodを直接つなげて聞ける?デジタルファイル化されたCDより高品質の音楽がネットワーク経由で聞ける??
今のオーディオの世界はどうなっているのか何か参考になるものはと探してみると、さすがBLUE BACKS!ありました。デジタル形式に圧縮された音楽は音が悪いのか、から始まり、最後の音の出所であるスピーカーに及ぶ目からウロコまでは行か -
Posted by ブクログ
前半が少し退屈だったけど、後半から面白くなってきた。
確かに、Winnyの作者が逮捕される理由については納得がいかない。
警察の感情如何で判断されたらたまったもんじゃないな。
酒税については、あまり詳しくなかったのだけれども、
ビールが他のお酒と比べて税率が異常に高いのか。
第三のビールとか何とかは税逃れだろ?
公平性の観点から考えて改正するべきだと思っていたけど、
こういうことなら(そもそも高率)おかしいな。政府側が。
「税金の負担感が少ない」とか…。
厚生年金は半分企業が負担してくれてるからいいとかと同じ思考だな。
もうちょっと物事を丁寧にみることができないものかな。
2009年の -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
漢字の混乱、危ない交通規則、猥褻の基準、公職選挙法…じつは世の中こんなにいい加減だった―。
[ 目次 ]
第1章 日本語のルールはこんなにおかしい(「筆順」をテストされるケータイ絵文字世代;ローマ字が書けますか? ほか)
第2章 交通ルールのバグで殺される(信号機に殺される;「左側通行」ルールで日本はどれだけ損をしたか ほか)
第3章 性風俗は曖昧ルールの九龍城(「風俗」って何?;あるトルコ人青年の主張 ほか)
第4章 法律はお上のご都合次第(メーカーの製品開発力を殺す酒税法;消費税内税表示義務化の闇 ほか)
第5章 公職選挙法という不条理(2009年の衆院選挙で民主は本当に「 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
デジタル音楽をアナログ重視で楽しむ!
何千曲もの音楽作品をファイルで管理し、手軽に楽しめるのがデジタルオーディオの魅力。
でも、圧縮による音の劣化、ファイル形式の違い、コピー防止技術など、様々な壁もあります。
本書では、こうした壁をサクッと乗り越えて、音楽を本当にいい音で楽しむ「大人の方法」を目から鱗の新発想で提案します。
「デジタルを使いアナログを楽しむ」画期的新ガイド。
[ 目次 ]
第1章 「圧縮ファイル音楽」の是非を考える
第2章 携帯プレイヤー進化の光と影
第3章 デジタル音源=コピー制御という悲劇
第4章 あなたの「音感」は何型か?
第5章 大人のためのデジタル音楽 -
Posted by ブクログ
当然といえば当然なのだけど、イヤフォンやヘッドフォンでは味わえない音がある。それは低音の体に響く音。なるほどそうなのだ。
言われて初めて気がついた。なんとなくイヤフォンヤヘッドフォンで音楽を聴くことが楽しくなかったのはそのせいなんだな。
パンクやジャズなど、どーんと音の塊が迫ってくる音楽には、携帯プレーヤーなんか向かない。そう確信した次第。
本書がユニークなのは、CDやレコードなどの音源をすべてデジタル化して、アンプとスピーカーはアナログで楽しもうという提案。そのためのソフトや機器などが手取り足とり紹介されているのもいい。
アイチューンやソニーのウォークマンがファイル形式を特定の -
-
Posted by ブクログ
二拠点生活(デュアルライフ)の記事を目にする事も増えた。以前からある職場の近くに家を、休みの日は別荘で、といった考えとも、近年のコロナ禍でのリモートワークなら対応出来る、といった考えとも違った、本書でも取り上げている大規模災害発生時の一時的或いは永続的移住先としての二拠点生活という選択肢は今後重要性が増して来るかも知れない。
金銭的時間的に余裕のある人はともかく、そこまで余裕のない人には、例えば東日本では山形、西日本では香川といった大規模災害が起こりにくいと言われている地域の住居を近隣他都道府県の住民がバランスよく共同購入し、非常時は被災者が優先してその住居を使い、平時は別荘として使う、とい -
-
Posted by ブクログ
パソコンなどで音楽を再生してたのしむ状況に合った音楽鑑賞のありかたについて、著者自身の見解をまじえながら解説している本です。デジタル・データとして音楽ファイルを管理し、じっさいに音をつくるアナログ部分の機器にこだわるというのが、著者の基本的なスタンスといってよいかと思います。
オーディオ・ファイルにかんする基本的な知識がまとめられており、個人的には有益でした。その一方で、2009年に刊行された本ということもあり、CDリッピングなどの方法やそのためのソフトウェアについての解説なども含まれていて、その部分は飛ばし読みですませてしまいましたが、オーディオ・ファイルについて基本的なことを知りたい読者 -
Posted by ブクログ
技術やツールがどんどん進歩していくからと言って、
それについていくだけがデジタルとの付き合いではない、ということか。
自分がやりたいことのために、自分が使いこなせる相応の技術を用いるだけでも
生活はもっと楽しくなるよと。
でもそのためには、それなりに知識も必要だよ、と。
生まれたときから携帯でネットにつながっている環境がある世代は
友達間でのやり取りが「インターネット」であることを自覚していない、
というのは驚いたし怖い。
この本を読んでしばらくして、ガラケーの生産中止なんてニュースを見ると
使い続けたくてもどうやって対応すればいいのやら、
泣く泣く高くて無駄な機能満載のスマホに変えるしかない -
Posted by ブクログ
私たちは勝手にルールを作っている(ルールだと思い込んでいる)。そして、ルールを疑わなすぎている。
これが本書の主張であり、読んだ感想だ。とってもわかりやすく記してある。ただ、紹介されている事例にあまり興味を持てなかった(これは私の問題)。
「ほぉー」と唸ってしまったのは、第1章の冒頭「筆順」。よく考えてみればそうなのだけれど、筆順の根拠はあいまいなのだ。昭和33年に文部省は「筆順指導の手引」を発表した。その中には、筆順は学習指導上に混乱をきたさないように配慮したものであって、他の筆順を誤りや否定しようとするものではないということが記されているそうだ(pp.14-15)。
大学の教職課程では -