あらすじ
地震列島・原発列島に住む私たちは、これからどんな生き方をしていけばいいのか? どんな社会をつくっていけばいいのか? 福島第一原発南西の川内村で、3.11の大地震とつづく原発事故を体験した著者は、東電・政府・自治体や住民の動きを目を凝らして見てきた。その目で見たもの・考えたことを若い世代に伝える。
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Posted by ブクログ
「3.11」は完全に固有名詞となってしまった
その人災の構造について
とても分かり易く
とても丁寧に
ご自分が見たこと
ご自分が聞いたこと
ご自分が経験したことを
もとに
どのように行動したのか
どのように思ったのか
どのように考えたのか
そして
今、こう考えたらいいだろう
を 読者に
それも これからを生きていく若い人に向けて
平易な言葉で
語りかけておられる
若い人には むろんのこと
日本のこれからが
気になる人と
共有したい一冊です
Posted by ブクログ
今、政府はなしくずしに、原発の再稼動を進めている。
どうして、がむしゃらに突っ走るのか。
その答えがここに書いてある。
野田首相のいう
「責任」が、
誰に対する責任なのか、
彼のいう「国民のため」が
どういうことなのか、
はっきりする。
たくさんの人に読んでほしい。
たくさんの人に気づいてほしい。
Posted by ブクログ
岩波ジュニア新書だが、大人向けでもある。平易な表現でバイアスなく記載されているので、疲れない。第6章「エネルギー問題の虚と実」が一番しっくりきた。
Posted by ブクログ
あの地震の後の福イチ原発のこと、そこから綻び漏れた「嘘」と「真実」 ジュニア文庫だけあって、わかりやすい。
苦しくてつらいけれど、自分で考えて決める未来であって欲しいと著者は言っているような気がする。
こういう本がきちんと発行されて、きちんと読める。そしてそのことをきちんと議論できる。そんな世の中であって欲しい。