芳沢光雄のレビュー一覧

  • 群論入門 対称性をはかる数学

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    本書は群論について,主に具体例から導入している(例:偶置換と奇置換をあみだくじや15ゲームで説明)。厳密性は専門書に任せるところとして,導入という意味合いでは「離散数学入門」よりも方向性が分かりやすかった印象。

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    2020年11月09日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    芳沢さんの本が好きで読んでみた。
    論理的に試行錯誤して考えることの大切さがわかる。
    例で出てくる登場人物みたいなことを、無意識に自分もやってしまっていたりする。そうした自分の癖を把握して、意識的に考え説明出来るようにしなければと思った。
    なぜその結論になるのか、
    その目的には何が分かればよいのか、
    条件(ルール)の変更で何が起こるか、
    論理的説明は苦手だが、恥を捨てて練習していこうと思う。沢山こなせば洗練される。数学者が言うのだから間違いない。

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    2019年03月16日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    結果論的思考から戦略的思考へ。論より証拠→証拠から論→論+証拠などなどヒントが満載でした。
    算数・数学が好きになります。様々な事象を事例を用いて解説されており、難解な式も出てこないので、サクサク読み進められます。
    算数・数学が苦手だと思っている方は、ぜひ手に取ってみてください。見方が変わると思います。

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    2019年02月23日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    数学的思考の使い方や面白さを、完結した短いコラム風にまとめてある。

    とはいえ、やはり決して読みやすいとはいえない内容だが、気になるコラムを拾い読みするのも楽しいかも。

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    2018年12月15日
  • 算数・数学が得意になる本

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    小中高生が算数数学でつまづきがちな点を幅広く扱っている。そのため、もっと突っ込んだ説明が欲しい…と、やや消化不良な感になるが、それを満たすことは本書の目的ではないことだけは明らかだ。この本をきっかけにさらに算数数学の世界に突っ込んでいきたいと思わせてくれた。

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    2017年08月11日
  • 群論入門 対称性をはかる数学

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    ラテン方陣の未解決問題まで誘ってくれた、ブルーバックスの良書。群論の基本を学ぶことができる。書き口は数学書そのもの。新書だからやすやすと理解できると思って臨むと痛い目にあうだろう。

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    2016年05月29日
  • 論理的に考え、書く力

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    自分が受験生だったころは、マークシートは単なる技をもって突破するものだった。またそれが偏差値管理主義の象徴であっても全く気にしていなかった。なぜなら偏差値は、ときにはステータスであり自分の立ち位置をチェックする好材料であったから。しかしいま、教育論を考える側の立場になった改めて思う。技で正答できるマークシートは悪であると。少しずつ改革は進んでいるようだが、やはり試験は考える能力を見抜けなければ意味がない。著者が提唱する「入学試験学」の考え方は非常に興味をひかれる。

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    2016年02月21日
  • 群論入門 対称性をはかる数学

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    群論てやっぱり理解しておきたいなと思って手に取ってみた。新書だし、わかりやすく書いてくれているのかなと思ったし。

    ブルーバックス、恐るべし。この内容を新書で出すとは。一応最後までページをめくったが、わからなかった...。

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    2015年12月29日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    世の中には数学と聞くだけで拒否反応を起こす人が多くいるかと思います。学生時代、「こんな式覚えて役に立つのか?」と思った事がありましたが、大人になってから「あの時ちゃんと勉強しておけばよかった。。。」と思うのも数学ですよね。この本を読む事によって”論理的に考える事”を大切さと学び直すモチベーションが湧いてくる良書です。

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    2015年06月16日
  • 算数・数学が得意になる本

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    躓きのポイントを押さえてとても分かりやすく解説をしてくれている。子供と一緒に算数、数学を勉強して行くときに座右に置いておきたい本。

    ただ、各ポイントの解説は分かりやすいが、各ポイント同士の繋がりが薄くて、読み物として一気には通読するのは辛い。一気に通読することを想定した本ではないので批判のつもりではありません。念のため。

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    2014年12月03日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    数学的思考法ということで、その大切さを訴えた一冊になっています。
    しかし、理由に終始しすぎている感があります。著者の主張は尤もで真っ当で正当なのですが、もう少し日常的具体的な思考法を取り入れてくれると有り難いと思いました。
    例えば、おもちゃ20種類のガチャガチャがあって、何回回せばコンプリートできるかを数学的に解答したり、水平線までの距離を測ったり等、もっと身近なもので説明があると魅力的になると感じました。その点で言えば、既読である野口哲典『知ってトクする確率の知識』や谷岡一郎『「社会調査」のウソ』が良書であると言えます。
    ただ、上記2冊では、なぜ数学的思考法が大事なのかは上手に解説していない

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    2014年09月18日
  • 算数・数学が得意になる本

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    僕みたいな数学嫌いは、公式の丸暗記とか苦手だし、なぜそうなるのかという疑問が生まれたらそのまま放置して分からなくなっちゃうタイプが多いと思う。(授業がつまらなすぎるっていうのもあるだろうけど)。

    本書はそんな躓くポイントを、なぜ躓くのかを説明し、理解するために論理的に学ばしてくれる。テーマごとに多くて5-6ページで単元ごとに読み切ることができるのもすっきりしていて良い。

    特に印象に残ったのは面積の公式を説明するところ。四角すいを細かく分割して極小の長方形に集まりとみなす、っていう発想が理解しやすい。四角すいは長方形を三分の一に分割した面積というのもおもしろい。この、みなすとか近似するってい

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    2014年01月28日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    ネタバレ

    筆者の人本の教育に対する愚痴というか批判が多くが、ある意味ではもっともな意見でもある。

    内容としては、生活や仕事の中にある問題をいかに数学的に対応するかの方法論が書かれていた。

    また、数学とは一般的にお堅いイメージの学問ではなく、意外に文学的な面もあるということを伝えたかったと感じた。(特に数学の証明問題について)

    他に、インドの数学教育が、スキルの高いIT技術者の定礎になっていることを言っていた事は印象的であった。
    (インドの数学教育では、答えがあえば正解ではなくその答えに至るまでの証明がないと正解にならない)

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    2013年12月06日
  • 算数・数学が得意になる本

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    数学が苦手な私が数学をもう一回理解しよう!と思って読んだ本。

    やっぱり高校の数学は「つまずき」どころじゃなかったから、これ以前の勉強をしないとなぁ…と思ったけれど、中学数学まではこれを読んで結構理解できました。後はこれをアウトプットするだけという感じ。

    学校の先生になる人、なっている人はどこで児童生徒がつまずくのかが分かるので、それを理解する上でお薦めです。

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    2012年05月19日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    こんなにも数学から学ぶべきことが多かったとは。。。この言葉が本書を読んだ人たちの最初の一言になるのは間違いないと思う。「条件反射丸暗記」学習法による数学教育では、数学の楽しみや奥深さを知る事はできないのはもちろん、数学に恨みや憎しみを持ち続けてしまう人も多いだろう。そんな人たちの呪縛を解き放つきっかけにもこの本はなり得るし、数学が好きな人もこの本の著者まで数学的な考え方を拡張できている人は少ないに違いない。おすすめの本。

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    2012年03月15日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    この本は、「数学」あるいは、「数学教育」をテーマにした読書会に非常に適していると思いました。(特に、非専門家を対象としたもの)本書の構成は、まえがきに書いてあるように、数学、数学教育関連についての小論文の集合のような構成になっています。ですので、どこからでも読めます。たくさんあるトピックのうち、いくつかでは割と強引な論理展開をしているところも見受けられるのですが、逆にそういう「突っ込みどころ」があるほうが、読書会・討論会などでは盛り上がるきっかけとなりそうだと思いました。トピックの切り出し方がとてもいいと思います。どれも興味深く、問題意識を喚起するテーマです。非専門家による、教養としての「数学

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    2012年01月09日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    数学はやり方だけ覚えても意味がない。
    計算が速くできるだけでも意味がない。
    証明など、なぜそうなるかをよく考え、試行錯誤し、よく理解してきちんと説明できるからこそ応用も聞くようになるし、数学以外のところでも役に立つ考え方の勉強になる。
    日ごろから考える癖をつけること、じぶんなりにきちんと考えることを忘れてはいけない。そしてその積み重ねが運良くひらめきにつながることも有る。

    その他、場合わけ、データの取り方、戦略的思考など身近なものの考え方に数学は関係深いことを改めて感じる。

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    2011年06月05日
  • 新体系 高校数学の教科書 下

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    ベクトルと行列、極限、微積分、統計学

    微積分の概念の説明方法と応用問題の選び方が秀逸で、これらの有用性がよく分かるようになっていて良かった。

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    2011年04月29日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    「数学的思考力」とはなんだろうか。論理的に順を追って考えていくことだろうか。副題にあるように、「数学的思考ができれば説明力がつく」というのが著者の主張だ。数学は「考えること」を学ぶものであり、試行錯誤しなければ学べない。それについて、自分も共感する部分があった。何度も問題を解くうちに、最初はよくわからなかった部分がピーンとつながる瞬間がある。それが、実際に理解したということだろう。
    本書は、そんな数学的思考力を身につけるため、数学を学ぶ上で必要なことが、コラム風にまとめてある。1つのコラムは4~8ページ程度で読みやすい。著者は東京理科大学理学部教授であり、専門は数学・数学教育というだけあって、

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    2011年01月24日
  • 算数・数学が得意になる本

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    [ 内容 ]
    マイナスかけるマイナスはなぜプラス?
    本当の力がつく『数学的思考法』のレッスン。
    「くり上がり・くり下がりがわかるコツ」から微分積分まで、「つまずき」を乗り越えるヒントが満載。

    [ 目次 ]
    第1部 小学校算数の「つまずき」(「数」って何? くり上がり・くり下がりがわかるコツ 検算の大切さ ほか)
    第2部 中学校数学の「つまずき」(まず移項と数直線を学んでおこう 「負の数」を含む掛け算・割り算 掛け算記号の省略・累乗・絶対値 ほか)
    第3部 高校数学の「つまずき」(記号は単なる言葉にすぎない 三角関数は三角比から理解する 2次関数で学ぶ位置関係 ほか)

    [ POP ]


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    2010年11月24日