芳沢光雄のレビュー一覧

  • 算数・数学が得意になる本

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    小学校から高校までに習った算数・数学をごく簡単に説明してくれており、いいおさらいになりました。忘れていた記号∫、Σ、logなどの使い方も思い出させてくれました。

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    2010年07月30日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    [ 内容 ]
    もっと試行錯誤を。
    本当に考えるためのレッスン。

    [ 目次 ]
    第1章 間違いだらけの数学観(なぜ分数計算ができないのか? 若者はなぜ「地図の説明」が苦手になったのか ほか)
    第2章 試行錯誤という思考法(できなくても考えておくことが大切 「運」から「戦略」へ ほか)
    第3章 「数学的思考」のヒント(解決のためには「要因の個数」に留意せよ 目標から「お出迎え」してみよう ほか)
    第4章 「論理的な説明」の鍵(「論理」からの説明、「データ」からの説明 「仮定から結論を導く」ことと「全体のバランス」 ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度

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    2010年05月28日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    このようにきちんとした人が現場にいても、ゆとり教育は断行されてしまった。「勤勉なバカ」に権限を持たせない仕組みを真剣に考えないといよいよこの国は危ないのかもしれない。
    100マス計算に象徴される反復訓練と数学能力は関係無いという事がきちんとかかれていて痛快。インドの数学力は20までの九九じゃなくて、証明をきちんと教えていることだ、と。
    数学的というにとどまらず、科学的思考法の概要が上手にまとまっている。
    仕分け人であったり、TVの討論をする人だったり、大勢に影響を与えたり権限を持っている人にはすべて抑えておいて欲しい事柄である。

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    2010年05月23日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    論理的に説明することにおいて、数学的な考えが大事であることに気づいたので、本書を読んでみた。
    自分の目的にかなっていた部分が3章と4章であったので、最初の方はつまらなかったけど、4章の「点より線、線より面から説明しよう」の部分は目から鱗が落ちた。著者は「ものごとはより高い次元から説明するとよい」と指摘している。
    どういうことかといえば、女性を口説くときに「君の瞳は輝いていて素敵だね」とだけ言うのは、0次元的な言い方。これに「君の服装は女性として持っている魅力を引き出している感じでうっとりしちゃうよ」と付け加えて言うのは1次元の口説き方。ここに別の軸の内面的な部分を入れて「苦しくてもやさしい心を

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    2009年12月26日
  • ぼくも算数が苦手だった

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    算数の問題に取り組むにあたって大事な考え方や、ルールを、子供がつまづきやすいポイントを示しながら解説している本です。算数が苦手な子供を持つ親に向けて書いてあるので、具体的な教え方の例があったり、実際に自分が教えてもらったやり方なども書いてあります。

    しかし、この本が単なる教え方指南本ではないのは、ところどころにはさまれた作者自身のエピソードから、算数、数学をとくことの楽しさや喜びが伝わってくるところです。算数が苦手だったという小学生時代、テストの点数は悪いながらも、数に対する強い興味を持って自分なりにいろんなことを考えていた様子がつづられていて、一人の子供がいろんな人に助けられながら自分の興

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    2009年12月08日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    数学と接する方だけでなく普段数学と疎遠になっている方にも是非読んでいただきたい一冊。数学のおもしろい考察が数多く紹介されており、数式が少ないので非常に読みやすい。この本を読むと数学へのモチベーションが上がる。また、考えることの大切さ、いかに日本の数学教育が良くないかが分かる。

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    2009年10月04日
  • 算数・数学が得意になる本

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    算数が苦手な私が読んでも理解できる部分が多く、やさしい算数入門書です。一度読んでみる価値ありかもです。

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    2009年10月04日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    この本は数学的思考の本質や使い方を取り上げている。試行錯誤すること、結果よりもプロセスを重視すること、論理的に組み立てることなどを話の軸として、数学で用いられている考え方が実生活でどう活かされているかがよくわかった。数学から学ぶことはたくさんあるのに、それを見過ごして疎かにするのはもったいないことだなと思った。著者の数学教育に対する不満も満載。

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    2009年10月04日
  • 「%」が分からない大学生~日本の数学教育の致命的欠陥~

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    私の世代では著者の言うはじきと言う公式の覚え方は習わなかった。どこかの段階で単位を見ることでその変数の持つ意味を理解できるようになった。そうなるともはや公式覚える必要はない。本質を教えてあげる先生が今後登場してほしい。

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    2024年11月24日
  • 数学の苦手が好きに変わるとき

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    本書は難しい計算式などもなく、せいぜいlogの問題が四則演算よりも難しいかなと言う具合です。

    あみだくじの結果を自在に操るという仕組みは、これで成り立つのかと思う部分もありました。あみだくじ自体を最近は行いませんし、ネットで自動的にできる仕組みもあるのですが、仕組みがわかるのは何だか嬉しいです。

    そう言えば数学を難しく感じたのはより抽象的に値を捉えるようになったあたりや、公式を覚えないと解けない問題のあたりでしょうか。
    仕組みを知ることや証明できることは大切だと思うし、相手を説得できることも論理的に伝えることも数学は何よりの武器ということでしょうか。
    筆者が日本全国を出前授業するのは頭が下

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    2024年03月10日
  • 論理的に考え、書く力

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    思ってたのと違ったな。大学・入試・教育批判の本。
    今の数理・データサイエンスゴリ押しの風潮はどのように評価されているんだろう。
    日本の未来のために教育に力をいれるべき、かつての日本の水準は…という論調が多いが、政治家の出る家系らしい。道理で。
    社会に出てから苦労するだけなので、勉強は無料のとこでしっかりやってほしいよね~。

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    2024年02月01日
  • 論理的に考え、書く力

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    論理的思考の手引きと、それをアウトプットする方法について書かれた本かと思ったが、数学者が現代の大学受験の様相を皮切りに小中高の数学教育について語る本だった。
    そうだと思って読めば、マークシート型試験では論理的思考が身についているか判別できない、証明問題で国語力を含めた自らの頭で考え、物事を根本から理解しようとする力を育むべきだとしてた内容については納得できた。

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    2022年08月23日
  • 算数・数学が得意になる本

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    統計学の勉強していると、行列やベクトル、微分積分と言った数学知識がよく出てくるので高校数学の中身を再度復習しておきたかったのだが、この本はそういう趣旨ではなかった。
    算数・数学に苦手意識のある中高生or小学生の親向けの本。「なんとなく苦手だったなぁ」とか、「訳わからんかったなぁ」と思っていたものが「あれ?こんなに簡単だっけ?」と思わせてくれる。一方で、あまりにも忘れ過ぎていて、いざ問題を思い出そうとしてもよく思い出せず…
    説明は読みやすかったので、いつか振り返った時に、この著者のことを思い出したい。

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    2022年04月27日
  • 算数・数学が得意になる本

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    少ない紙数にも関わらず、丁寧に説明されており、わかりやすかったです。特に分数のわり算についての説明では、目から鱗でした。数学、勉強し直してみようかな…

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    2022年04月15日
  • 論理的に考え、書く力

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    今は名前が変わったセンター試験。なんのことかよくわかっていなかったAO入試。揺り戻しが来ているように感じるゆとり教育。これらについて、ある数学者、教育者が考えていること。
    大学が増え、少子化が進んでお客様になった大学生。入試はどのような学生を求めているのかを大学が示すメッセージだが、センター試験のようなマークシート式試験で読み取る能力、論理的に考えを述べる能力が弱くなっている。三慧という視点があり、聞慧、思慧、修慧の団塊があるが、これでは修慧の段階まで辿り着かない。ゆとり世代の教員を採用したら当然それが再生産される。インドのIITの入試問題は全て論述式の高度な証明問題であり、二桁の九九がインド

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    2022年01月31日
  • 論理的に考え、書く力

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    「試行錯誤を繰り返し、物事を考える学生が年々増えている」
    その原因を、数学者である著者がおおよそ数学的な目線から、今日の大学入試のやり方を批判し、教育と入試のあるべき姿について論じられた本。

    まず筆者が最も今日の教育の弊害と訴えていたものは入試の「マークシート方式」である。
    本来、「答えを導く」ことが重要な数学が、マークシート方式によって「答えを当てる」教科になってしまっている。
    「何が成り立ち、何が成り立たないのか」を証明する学問であるにも関わらず、大学入試のマークシート方式によってこのプロセスが軽視されてしまっている。
    入試問題は答えを導く記述式の問題が適切である、というのが著者の意見で

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    2020年05月06日
  • 数学的思考法 説明力を鍛えるヒント

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    数学が教育では大事なのだ!!という熱い作者の主張が聞ける本。
    作者の言っている数学で身に付く能力とは、計算能力ではなく、数学の問題(特に文章題や応用問題等)を解くことによって身に付くジェネラルな思考方法のことだ。

    タイトルの「説明力を鍛える」ということについては、一般的なことを扱っているだけに感じたので、あまり期待しない方が良い。

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    2020年01月04日
  • 今度こそわかるガロア理論

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    あまりわかりやすいとは言えない気がします。この、こんどこそわかる、シリーズ、決して易しくない本いろいろあります。

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    2019年09月22日
  • 「%」が分からない大学生~日本の数学教育の致命的欠陥~

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    <目次>
    まえがき 
    第1章   深刻な問題
    第2章   見直し力をチェックする
    第3章   数学マークシート式問題
    第4章   数学は「心」が大切
    第5章   算数・数学は皆が大切にしたい教科である
    第6章   算数・数学は個人差に合わせた教育を!

    <内容>
    「は・じ・き」「く・も・わ」という呪文のような解き方(は=速さ・じ=時間・き=距離)(く=比べられる量・も=元にする量・わ=割合)をただ当てはめれば、最低限の問題を機械的に解ける(小学校の算数)。これが小学校の算数教育の問題だと著者は言う。最後まで読むと、かなりヤバいことがわかる。全体的に、算数・数学は考える過程が大切な科目で、時間が

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    2019年05月23日
  • 「%」が分からない大学生~日本の数学教育の致命的欠陥~

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    至極普通の主張。こういうこと言わなければならないのが今という時代なのだとしたら、やばいやな、とは思う。AI時代云々は措くとして、やはり基礎とか基本ってのは、ゆっくり、時間がかかるものなのだよなあ。あ、あと問題とかも載ってて面白い。

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    2019年05月02日