芳沢光雄のレビュー一覧
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ポリアの「いかにして問題をとくか」の入門編、とよく言われますが、要は数学的センスについて説明された優し目の本です。
一般化・特殊化や帰納法、背理法など、名前だけでは難しい概念を、日常的な例示を数多く使って解説されています。
非常に分かりやすい本ですが、あくまでツールの提供という立場となっています。...続きを読むPosted by ブクログ -
各章の表題だけを見ていけば、考える段取りとして普通のことなのかなぁとは思うのだが、説明が腑に落ちないというか、理解でない、わからない・・・
そんな読後感でしたPosted by ブクログ -
正直難解でした。むかし大学生のころ多分、吹田の生協で
ボリアの「いかにして問題をとくか」という本を見た覚えがあります。
なので、この本をみた瞬間にほしくなって買って読みましたが。
いかんせん、数学の基礎をこんなに忘れているものかと。
もっと若い時に読んだらもっと面白く読めたのかも知れませんが、
いま...続きを読むPosted by ブクログ -
ポリアの元本「いかにして問題をとくか」は、本来は、数学で必要となる論理的な考え方について、高校生か大学初年生くらいにわかりやすく手ほどきする本であったと思う。それがビジネス自己啓発本として間違って認知され、ロングセラー、ベストセラーとなった。
就活のために右から左へ薬効を表すような軽薄な内容の本では...続きを読むPosted by ブクログ -
ポリア著『いかにして問題をとくか』を読んで挫折した人向けに誰でも読めることを目指して書いた本だそうです。
ポリア本と別物と考えた方が良いです。
「対称性」のところの説明は良かったですが、他の章は大変でもポリア本をじっくり読んだ方が良いでしょう。Posted by ブクログ -
激動の時代、先を読むことが難しくなっている。また、グローバル化によって、価値観の異なる人と、対話をする能力が求められている。ここで必要になるのが、「ロジカルな考え方」だ。
本書は、G・ポリアの「いかにして問題をとくか」の入門書。著者は数学者であり、数学教育者の芳沢光雄氏。
長年、数学教育のあり方を模...続きを読むPosted by ブクログ -
当たり前というかなんというか。
こういう仕事をしているから結構授業でも解説している内容が多かった。
ただ計算が爆発するような問題の出題者心理やエレガントな問題に対しての出題意図が知れたのはよかった。
こういう出題意図を各大学が講評してほしいなと思うばかり。Posted by ブクログ -
「数学的思考法」としてよりも、現代における数学(理科系)教育の問題点の方が印象が強く残りました。
よく数学の何が役に立つのかと聞かれたことがあります。
ここで書く「数学」というものが「計算能力・公式暗記能力」と解釈すると
まったく役に立つことはないでしょう。電卓、パソコンの方がどんなにも役に立つで...続きを読むPosted by ブクログ -
現役高校生のとき挫折した人を救済するような本ではない。学問としての数学への架け橋、あるいは実践的数学の入り口のような位置付けか。
定理→証明→例題→練習問題の流れ。証明がしっかりあって嬉しいのだが、数学挫折者にとって「どうしてそうなるの??」と引っ掛かるところが多い。そのため、苦手な人はとりあえず読...続きを読むPosted by ブクログ -
物事を考えるとき、説明するときにはとにかく試行錯誤すること、書いてみることが大事。その際にポイントとなる具体的な視点を与えてくれる内容です。より分かりやすく納得のいく説明ができるようになるヒントが詰まっています。Posted by ブクログ
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教育論が5割、数学的な物事の捉え方が3割、論理的な説明力のヒント2割といった印象。難しい数式や定理がないので、完全に文系の僕でもサクッと読めました。
現代の日本の数学力の低下が、様々な問題に対して悩んだり試行錯誤する能力を削いでいるので、数学教育のあり方を変えるべきだと主張する。また、物事を数学的...続きを読むPosted by ブクログ -
ざっと読んでみただけだが、思っていた以上に理論の解説が丁寧であり好感が持てた。
また、例題や演習問題が非常に具体的かつ実践的であり、数学を実社会でそのまま活用出来るようになっているのも良かった。Posted by ブクログ -
タイトルからも分かるとおり、
大学受験の数学について、出題者の立場から解説した一冊。
網羅的とまではいかないが、
大学受験問題(主に理系向き)が解説付きで複数掲載されており、
受験数学の勉強においても参考になる部分は大きい。
ただ、高校生が読むには少々難解な部分があるため、
受験対策として活用する...続きを読むPosted by ブクログ -
条件反射的な暗記やプロセスを大事にしない日本の数学教育では説明力や論述力が身に付かないことを筆者は警告している。そしてざっくり言ってしまうと、そういった力の減退は頭を悪くさせる(応用の利かない人間を育てる)、ということである。自分は高校の途中で数学を放棄してしまった人間なので、結構頭が痛くなる内容だ...続きを読むPosted by ブクログ
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これの良いところは数学的な専門用語を使っていないと言うところ。どちらかと言うと、教育に関しての論述が多いかなw非常に読みやすかったです。Posted by ブクログ
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この頃『もっと数学勉強しとけばよかったな。。』って思うことがあります。別に仕事で必要になった訳じゃなくて、最近、よく読んでる科学系の本を読むうちになんとなくそう思えるようになってきた。帯には・くり上がり・くり下がり・マイナス掛けるマイナスはなぜ、プラスなのか・分数の割り算はなぜ、分母と分子を入れ替え...続きを読むPosted by ブクログ
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算数・数学の解説(参考書)かと思って買ってしまいましが、内容は保護者・教師が子供・生徒に指導する為の本でした。。。
参考書と間違って買うと役にたちません。。。お気をつけ下さい。