福田秀人のレビュー一覧
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ランチェスターをちゃんと知りたかったので手にとりました
冒頭にランチェスター戦略のプロファイルと称して、骨子が提示されます
1次法則(一騎打ちの法則)一騎打ちの場合、武器の性能が同じなら、戦闘力は兵力に比例する
2次法則(集団戦闘の法則)互いに相手の部隊に無差別に発砲する手段戦闘の場合、武器の性...続きを読むPosted by ブクログ -
意思決定について、とくに軍隊の意思決定プロセスを学びたく、読んだ。
参考になる部分とならない部分の差が激しいが、参考になる部分のほうが圧倒的に多かった。
旧来のKKDの意思決定も短時間で状況が変化する場合には必要であること、それを的確なものにするためには経験と普段から多様な情報ソースの確保する必要で...続きを読むPosted by ブクログ -
内容がとても濃いです。ポーターの経営戦略を否定するような内容が目立ちましたが、とてもわかりやすく書かれていました。
交渉やビジネスにおいて、取り引き先との関係は如何にコストを下げていくかという視点で戦ってきましたが(もちろんwin-winな関係というのは大前提にありますが)、少し考えさせられる1...続きを読むPosted by ブクログ -
入門と書いてあれますが、入門書ではありません。読み応えがあります。ですが、ランチェスター戦略についての内容は面白いので是非お勧めしたい一冊です。できればほかの入門書で概略を知ってから読むとよいと思います。Posted by ブクログ
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本書は、上巻の「ランチェスター思考―競争戦略の基礎」の内容を土台に、戦略の構築、計画の策定、戦術の考案から、実際にそれらを実行中の場面の話までを、それぞれの「意思決定」についての説明を中心にして構成されています。
また、「現場リーダーの意思決定(=直感的意思決定)」と「上級リーダーの意思決定(=直...続きを読むPosted by ブクログ -
「1対1」の戦闘において用いられることを想定した「ランチェスターの法則(定式)」を土台に、その法則を「1対複数(=現代ビジネス)」の場合に用いるために応用された理論を体系的に説明している書です。
ついつい忘れがちな、しかし最も大切な、「戦略とは何ぞや?」などといった「基本的なこと」についても記され...続きを読むPosted by ブクログ -
ランチェスター法則とは、「戦力が劣る弱者が、戦力に優れた強者に勝つ条件と限界」を法則化したもの。
「戦闘力は兵力の2乗に比例する。よって、兵力に劣る側は一騎打ち、優れる強者は集団戦法で戦うべき」
「大勝を狙わず、小さな勝利を積み重ねよ」
圧倒的に弱者側に立っている場面が多いので、なかなか納得がいく法...続きを読むPosted by ブクログ -
フランシス・ヘッセルバインの「アメリカ陸軍リーダーシップ」は少し物足りなかった。著者の経験からの発言が随所に出てくるので、合わせて読むと良いかもしれません。ランチェスターの題名ですが、アメリカ陸軍の意思決定方法の本でとても面白いです。
・経営者は、情報量が3割しかない段階で決断しなければならない。...続きを読むPosted by ブクログ -
ランチェスター戦略ではオーソリティとされている著者のノートをのぞかせてもらったという印象だ。
経営者として共感できること、反省させられることが、ロジカルにつづられている。
とても興味深かったし、満足感はあった。
若い経営者や経験の浅い経営者の方におすすめ・・・かな。Posted by ブクログ -
ランチェスター戦略とは、マーケットシェアの拡大により持続可能性を高めるための戦略論。競争戦略の基礎。
もっとも印象的だったこと「戦いの9原則」。
・目標
・集中
・攻勢
・機動
・奇襲
・指揮の統一
・簡明
・節用
・警戒Posted by ブクログ -
OODAサイクルの話が面白かった。
・O=オブザーブ(観察)
・O=オリエント(予想)
・D=ディサイド(決定)
・A=悪と(実行)
松下幸之助さんの話が取り上げられていて、「愛嬌があり、運が良いこと」が人材を選ぶ条件。愛嬌をとは、人に好感を与える個性のこと。Posted by ブクログ -
これはなかなか面白かったですな。
コレも軍事戦略と経営戦略を紐付けて書いている本だけど、
より、実践的に(「問題解決」のフレームワークと書いてあるぐらいだから)ケーススタディー的に書いてありますわ。
意思決定、指揮、教育、統制といったより具体的な事柄に触れてますな。
これは何度読んでもホホーッ...続きを読むPosted by ブクログ -
どうやら、戦争における戦略を元に、経営戦略について説いた本のようですわ。
どうも、歴史的な話が長くてちょっと退屈する部分もあるけど、
戦略モデルから市場占拠率を求めたり、具体的な数字で書かれている部分もあり中盤は結構楽しめためになりましたわ。
色々書かれてるけど、
この本は終章の「ランチェスター...続きを読むPosted by ブクログ -
ビジネス戦略の中心に・・・なるほど。 ランチェスターの理論(兵力差~)を数学の得意な甥っ子にしてみたら、興味津津、唸っていました。 五輪書のようで切れ味鋭いビジネス書!Posted by ブクログ
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著者は、福田氏である。
経営コンサルタントであり、ランチェスター戦略学会副会長でもある。
そもそもランチェスター戦略は、日本人が発明した戦略論であり、
「需要の伸びが期待出来ない成熟マーケットにおける競争戦略論」と定義され、
絶対的に有利な立場はシェアNO1を念頭に以下を実行する事を目標とする。
...続きを読むPosted by ブクログ -
ランチェスター戦略とは、軍事戦略がベースになっているもので、2つの主体が戦うことを想定して、その戦闘力が何によって決まるのかを定式化したものとされています。そこから事業戦略として目的に沿った目標市場シェアを数値化しています。利益目標ではなく、市場シェア至上主義を標榜しているということで、一面的ではな...続きを読むPosted by ブクログ
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ランチェスター戦略の書というより、それ以外の経営戦略論批判に筆の冴えを見せる本。特に前半部はポーターの競争戦略論や、高付加価値高価格論などへの批判を中心に、いかに米国の理論が頭でっかちであるかをとくとくと批判していく。ランチェスター戦略を知らなかった身には若干荷が重かったが、経営戦略論の固有名詞を既...続きを読むPosted by ブクログ
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Kodama's review
もともと軍事論として生まれたランチェスター戦略。強者の戦略や弱者の戦略もこれがもとになって生まれています。タイトルにもあるように『基礎』ですので、もっと多くのランチェスター戦略関連の文献を読みこなしていきたいと思いました。
(09.3.20)
お勧め度
★★★★☆Posted by ブクログ -
取るべき戦略は時代に応じて変わる。
もっともらしく論じられている戦略論も、自分たちの業界に当てはまるのか、そもそも正しいのか、よく吟味してから戦略を決めるべきという事か。
豊富な実例に基づく説明に説得力があった。
一読したものの、しっかりと理解できていない感じがある。もう少しビジネス地頭を良くして...続きを読むPosted by ブクログ