西潟正人のレビュー一覧

  • 漁師町ぶらり 釣り人目線の魚と食の旅50

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    ネタバレ

    これはいい本だなぁ。
    海岸線をめぐってどこまでも。
    やらせなしのいきなり旅です。

    もともと著者は魚にかかわっていた人(非漁師)なので
    おいしい魚をきちんと知っています。
    ただ、漁師さんからの受けは悪い魚が
    好きなようですが…(要するに扱いづらいのね)

    驚きも数多かったですね。
    下処理をしなくてもおいしいタコや、
    ひれに毒があって取り扱いが大変厄介な魚が
    なぜかポンポン売れて行ったり…

    それと一番の魅力は人柄。
    ちょっと乱暴そうに見えるその言葉にも
    暖かさが伝わってくるんですよね…

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    2018年11月13日
  • 『魚屋』主人の“さかなばなし” ウツボはわらう

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    これは面白い本!!

    この本との出会いは、月刊ダイバーという雑誌のプレゼントだったが、思わぬところで、良い本に巡り会うものである!

    本書は、春夏秋冬それぞれに旬を迎える魚を、それぞれにつき、著書のエピソードを交え、捕まえ方や美味しい食べ方を紹介している。

    著者の西潟さんの魚と、それを釣る漁師への思い入れ、愛情を感じた一冊だった。
    一匹一匹の魚に物語があり、その一つ一つに味があり大変興味深い。

    魚の描写も秀逸である。以下は秋の魚、ハマフエフキの描写。

    「内臓を三枚に下ろしているころから、予感はあった。しっかりとした白身を開いていると、包丁が白身に吸いつくように重くなる。ねっとりとした感触

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    2013年04月23日
  • 漁師町ぶらり 釣り人目線の魚と食の旅50

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    ネタバレ

    チェック項目4箇所。本書は、20菜ごろからぼくが一人で海岸線を旅しながら綴ったエッセーも織り交ぜて、タイトルも『漁師町ぶらり』とした、ぶらりと旅をするには、漁師町がいい、飾り気がなく、旅行者などあてにしていない態度がいい、朝からやっている食堂は漁師相手の居酒屋と化していて、朝定食などを一緒に食べたらまるで異国にいるようだ。一般市場でマグロと呼んでいるのはクロマグロ・ミナミマグロ・メバチ・キハダ・ビンナガなどで、これらはマグロ類ともいう、メバチ・キハダ・ビンナガの下に「マグロ」を付けてはいけない、そうすると区別のために、クロマグロを本マグロと呼ぶことになり、市場が混乱するのだ、カジキに至ってはマ

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    2013年10月12日
  • 『魚屋』主人の“さかなばなし” ウツボはわらう

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    肩のこらない、魚をテーマにしたエッセイ本。神奈川県逗子市で「魚屋」という地元魚介類を扱う店を営んでいたご主人が、約60の種類の魚について、主に如何にして食したかの経験談を語る。それぞれのエピソードから、著者が魚に対する鋭い味覚を有していることが分かるが、ここまで細かく味が分かるというのはすごいなと思う。釣りも好きだし、スキューバダイビングもするので、ほとんどの魚にはなじみがあるが、食べたことがない、あるいはそもそも食べたりするものだと想像していなかった魚もたくさん登場するので、面白かった。タイトルは意味深だが、おしつけがましい教訓や人生論などは一切なく、著者の語る、それぞれの魚がいかに旨いかの

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    2017年04月28日
  • 『魚屋』主人の“さかなばなし” ウツボはわらう

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    トラフグのページが印象的だった。“噛んでも噛んでも旨みが涌き出てくる、こんな魚はほかにない。フグの味わいは、滋味である。薄造りのひと切れを、心で味わう。”

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    2016年05月15日