三田完のレビュー一覧

  • あしたのこころだ 小沢昭一的風景を巡る

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    著者と同じかわからないけど、文章一つ一つの映像が浮かんできた。このエッセイの映像作品を見たくなる。だから、誰か作ってください(笑)。著者と坂本さんとの会話は、どれも楽しく。もう一度読む。たぶん

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    2020年11月11日
  • モーニングサービス

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    タイトルと表紙に魅かれて、初めて著者の作品に触れました。
    とてもよかった。続きが読みたい…。
    著者の作品を遡って読もうと思います。
    献体登録に興味を持ちました。

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    2012年02月18日
  • モーニングサービス

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    ネタバレ

    浅草にあるカフェ「カラブランカ」で起きる毎日のこと。

    カラブランカを営む富子と士郎。
    常連の藝者で人間国宝になった澄江とお弟子さんの菊江。
    すき焼き屋を営む文造。
    医大生になったヒカル。

    富子が若く藝者だった頃に出会い、逃げた男との子をお腹に宿し、全てを知りながらも生真面目で寡黙な前科持ちの士郎と結婚したこと。

    自分の性別に違和感を覚えながらも、母に理解されない歯痒さと医師になるべく授業をこなすヒカル。

    贔屓にしてくれていた旦那さんに捨てらた澄江の過去、借金に悩む文造さんとの今も続く友情。

    高校教師との恋愛の末に子供を故郷に残し、藝者として再出発を誓った菊江の迷い。

    さまざまな事情

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    2024年03月21日
  • 鵺

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    齢七十の作家の、一人称による意地だったり後悔だったり羞恥だったりグルグルと回る中でいかに体面を保つかという中で、新作をせっつかれ、昔の仇の女にあい、自分のルーツを遡り、最後に新作をとの構成であるけれど。 
    まあやられたやられた。男の好色さや卑怯さや他責な感じがまあずーっとある中で、好きではないが興味があると読ませて、最後の小説パートで綺麗にとんでも展開でまとめた事と思ったら、そう着地するのと。なんだかさっぱりしてしまう。
    登場人物もあの人かなと感じさせる、というかまああの人なのだろうけど、現実との地続き感があって嫌悪感があってもなんだか読めてしまった。

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    2023年07月24日
  • 黄金街

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    東京の街並みが目に浮かぶ。
    大人のための静かに滲みる短編集。

    いつもながら
    三田完作品は映画を観ているような気分にさせられる。
    派手なエピソードも意外な展開もないけれど
    ただただ静かに感じていたい。そんな作品たち。

    落語好きにはたまらなかったのが「通夜噺」。
    『胡瓜揉み』はぜひ聴いてみたい。さて、どんな演者がいいだろう。
    そんな想像も楽しい一遍でした。

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    2014年05月24日
  • 黄金街

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    6編の作品から構成されている。「昭和」という時代のもつ雰囲気のようなものを色濃く反映している作品集。ぼくは、北森鴻氏の『香菜里屋シリーズ』を連想した。

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    2013年06月24日
  • 当マイクロフォン

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    NHKラジオ番組や鬼平犯科帳の語り手として知られる小西龍の生涯。
    破天荒な女性遍歴と不遇をかう組織内人事。その業と因果が、作者のクールな視点で描かれる。
    「いつの世も悪は絶えない」・・・鬼平の冒頭部分のナレーションが、時代劇不振の現在でも愛される要因のひとつなのでは。

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    2013年01月14日
  • 黄金街

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    少しばかり泣ける話しが6編.表題作に出てくる流しのジーザス、カラオケが出来る前の飲み屋街では必須のキャラでした.

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    2012年11月21日
  • モーニングサービス

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    【喫茶「カサブランカ」の名物は、茹で卵と厚切りトーストがついたモーニングサービス。溶けたバターの匂いと店主夫妻の人柄に惹かれ、今日もまた、風変わりな客たちがやってくる。藝者の大姐さん、吉原の泡姫、秘密を抱えた医大生…それぞれの複雑な事情も、コーヒーと一緒に飲み干せば不思議と力が湧いてくる。じんわり温もる人情連作集。 】

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    2012年04月01日
  • モーニングサービス

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    スカイツリーも近くに見える浅草雷門裏の喫茶、カサブランカを経営する夫婦、そこに集まる常連さん達のお話。

    下町らしい雰囲気、永年作り続けるナポリタン、装画で描かれた喫茶カウンターの雰囲気そのまま。

    芸者歴45年の御姐さんや、性同一性障害の医学生が話しの軸をつくる。

    我が家も、始めたばかりだが喫茶店。
    いろいろな人が立ち寄って、ほっと一息ついてくれる場所にしたいな。

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    2012年02月18日
  • モーニングサービス

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    目を瞑れば扉のカウベルの乾いた音、香り高いマンデリンコーヒーの香り、熱々のトーストに小岩井のバターが溶け出す。古き良き昭和の純喫茶。ナポレオンも絶対美味しい。この生きにくい世界に、ひとときの癒やしを味わいにカサブランカに行きたい。

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    2020年08月24日
  • モーニングサービス

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    2018/7
    タイトルに惹かれて。食べ物が好きなんだな笑
    久しぶりに小説を読んだ。浅草の祭りのことなんて知らなくて、知識が増えた。出てくる人それぞれがつながっていておもしろかった。

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    2018年08月08日
  • 草の花 俳風三麗花

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    ネタバレ

    三浦しをんの書評本(「本屋で待ち合わせ」)で紹介されていて読んでみた。が、しまった続編のほうだった!(汗)どうも書評の内容より硬派で、かなり時代に翻弄されダイナミックな筋立てで、「暮愁先生、かっこいい!」とか「句会で言い寄るエロオヤジをとっちめる」といった軽い乗りではないので???と思っていたが、この読書メモを残すにあたり検索してみて初めて気づいた。。。でも、こちらは歴史小説っぽく仕上がっていたので、男性としては、こちらのほうが楽しめたかもしれない。

     昭和初期の日本が舞台。句会に集う人々が主人公ということもあるかもしれないが、言葉遣いが丁寧、風流、旧き良き日本の姿があって気持ち良い。作者の

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    2014年07月28日
  • モーニングサービス

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    浅草にある小さな喫茶店カサブランカ。
    そこに集まる人々のハートウォーミングな物語。

    決してカフェではなくあくまで喫茶店。こういう店って少なくなったな。
    こんなあったかい店があったら通うのに。
    特にナポリタンの描写がたまらない。ああ、喫茶店。

    お話としては一話一話が「情」に溢れてて好みだったのだけれど
    ラストがちょっと駆け足な感が否めない。
    もう少しゆっくりと味わいたかった1冊でした。

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    2014年04月10日
  • モーニングサービス

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    下町の人情ものなんでしょうかね。カフェカサブランカの常連さんにまつわるお話。イメージより話は広がっていたけれど特段の感動などはなし。

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    2013年11月26日
  • モーニングサービス

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    なんだかあんまり印象に残らない作品であった。読みやすくはあったけれども。性同一性障害の医学生・ヒカルのお話が一番おもしろかった。なんだか少し後ろ暗い作品である。2013/356

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    2013年11月13日
  • モーニングサービス

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    浅草にある、喫茶店。
    ここのモーニングサービスを求めて、今日も色々な人達が
    色々な所からやってくる。

    下町の、人にかなり寄り添っている喫茶店。
    出される食べ物がおいしそうです。
    モーニング、という事で、あちらこちらに顔を出していますが
    別の食べ物もひょこひょこと。
    ナポリタン、いいですよね~。

    単なる普通のご近所さん、かと思いきや、そこは狭い地域。
    思わぬ所で繋がりがあったり、救われてみたり。
    人情物、と言われるとそんな感じがしますが。

    疑って切り捨てる前に問い詰めろ、と思うのは駄目なのでしょうか?
    それはあれですか…無駄な男のプライドですか?
    無くなってがっくりくるのは、そんな事をする

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    2013年08月17日
  • モーニングサービス

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    浅草で夫婦が営む喫茶店「カサブランカ」には、性同一性障害に悩む医学部1年生になったばかりのヒカルくん、浅草芸者の澄江さん、投薬ミスから看護師を辞めることになったソープ嬢たちの常連客が訪れ、これらの常連客のエピソードを纏めたような作品。

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    2013年08月06日
  • モーニングサービス

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    ほのぼのした内容なので気分転換にいいですね。
    こんなお店があったらいいな♪
    浅草で実際にないのか探しちゃいました(笑)
    情景が思い浮かべやすく、人情あふれるキャラが良かったです。

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    2013年01月25日
  • 黄金街

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    べたっとはしていないけれど、さらっともしていない。ひねりやシニカルさ、ハードボイルドをもっと感じたい

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    2012年07月21日