星野リリィのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本屋で見かけて興味をもったので購入。表紙は星野リリィ。腐女子とビッチと幼なじみの男の子の話。腐女子トーク(というか一方的な語り)の用語がとても分かるので、あるあるネタとして楽しんでいた。みゆちゃんの家庭問題を解決しようと悶々するところも悪くなかったし、連絡がとれなくなったみゆちゃんを探しに行くのも良かった。だがねぇ、そのあとがねぇ。ラブホの一室で喧嘩したあと、それぞれ悟ったような感じでぼんちゃんは苦手なことを頑張り、みゆちゃんは好きなことを見つけようとする。ここら辺が納得いかない。みゆちゃんからすればぼんちゃんはとても恵まれているし、みゆちゃんが風俗に走ったのもある意味仕方がないと思える。それ
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Posted by ブクログ
飼い主を無条件に愛する愛玩動物「ネコ」の話。むしろ抱いてもらえないと死んでしまうらしい。リリィさんらしい、とにかく甘々だけを求めるためのような設定。
...と思いきや、なかなか切なさスタートが多め。
個人的には黒髪の子のいじらしさが一番のツボでした。
「尽くされる」幸せももちろん描かれているんですが、「尽くす」幸せをより丁寧に描いている印象。ネコがそれぞれの主人に尽くしている時の表情がこう、とてもいじらしくて、このためだけにいる、みたいな儚さをとても感じてしまいます。
ネコの依存性による、もうほとんど恋愛とは呼べないかもしれない関係ですが、だからこそ表せるものがあるのかもしれませんね。