財部誠一のレビュー一覧
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日本が誇るスポーツシューズメーカーのアシックス。その創業者 鬼塚喜八郎氏の生涯とアシックスの来歴を辿るノンフィクションです。
戦後、神戸でオニズカを創業した鬼塚氏。”子供達にスポーツシューズを届ける”という理念を掲げてのスタートでした。最初に取り組んだのが最も開発が困難と言われたバスケットボールシューズ。無名メーカーのシューズを門問屋は扱おうとせず門前払いに。その逆境からの販路開拓の紆余曲折は本書に詳しく描かれています。
次第に実績を重ね、迎えたのが東京オリンピック。”裸足のアベベにわが社の靴を履かせる”という目標を掲げ世界市場に挑む鬼塚氏。しかしそこはアディダス、プーマなどの有力メーカーが -
Posted by ブクログ
実に面白いし興味深い内容だ。
アシックスシューズファンからオニツカタイガーファンまで広くお薦めしたい。
内容は幅広く創業鬼塚喜八郎氏がベンチャー企業なるオニツカを起業するまでの道のりやそれを支えた人、社員の人物像。
また、頂上決戦と呼んだ五輪アスリートへの商品供給戦略は、アディダス、プーマやナイキ、ミズノらとの競合の様子も描かれる。
また、アシックスとして統合後、封印されていたオニツカタイガーが、ファッションブランドとして復刻されるに至った経緯がよくわかる。
8年に及ぶ著者の取材や執筆への気魄が感じられる。
あとがきで著者の現在に、まさに鬼塚氏の精神がこちらにも受け継がれているようだ。 -
Posted by ブクログ
京都企業の実力2015/1/8
著:財部 誠一
著者は、野村證券退社後、3年間の出版社勤務を経てフリーランスジャーナリストとなる。1995年に経済政策シンクタンクを設立。金融経済誌等に幅広く寄稿すると共に、TVやラジオでも活躍している。
なぜ京都にはこれほど多くの老舗企業が集積し、今なお増え続けているのだろうか。京都では自分だけがよければいいという考え方をしない。人と人が、企業と企業とがじつは濃密につながっている。人としての器量、力量が京都のコミュニティでは徹底的に問われている。
本書の構成は以下の5章から成っている。
①町衆の伝統が京都企業に生きる
②好奇心が京風イノベーションを支える