あらすじ
コンビニエンス業界が好調だ。その理由は明確で、変化しているニーズに、スピード感をもって応え、お客が欲しいと思うものを店頭に並べているからにほかならない。著者は、好調なコンビニエンスストアのなかでも特にユニークな経営をしているローソンに注目した。不況のなかでも持続的成長を果たし、10期連続最高益が見えてきたローソン。多くの大企業が収益モデルを変えることができずに苦しんでいるなか、ローソンは次世代のコンビニの姿をめざし、経営を根本から変えただけでなく、サプライチェーン全体を見直して従来のコンビニの概念を乗り越えようとしている。新浪剛史社長のめざす次世代コンビニとは、どのようなものなのか。新浪社長をはじめとした各キーパーソンの「告白」が詰まった本書を読み進めていくと、その姿およびローソンが好調な理由が浮かび上がってくる。組織と個人が時代の変化の波を乗り越えて生き残り、成長を遂げるヒントが満載。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
増収増益を続けているローソンの成功の秘訣が経営陣、現場社員等
への綿密な取材を交え解き明かされている。
新浪社長はショップ99との統合交渉やフランチャイズオーナーへとの熱心なコミュニケーションといった重要な担務については自ら積極的にこなす一方、本書にも頻繁に出てくる「現場への権限委譲」を進める
など非常に優れた経営者だと思う。
Posted by ブクログ
震災時にローソンだけが毎日店を開け続けた話は熱くて涙が出そうになります。新浪さんの社長就任時とそのあとの出来事もリーダーシップとは何ぞやと考えさせられます。
Posted by ブクログ
セブンイレブン以外のコンビニを深く取り上げた本は珍しい。
ローソンも凄いことが分かった。
でも、それでもこれだけ業績に差があるということはセブンイレブンが更に凄いのだということを再認識させられることになった。
Posted by ブクログ
コンビニ二番手のローソンがすごく気になるワタシ。
気になる理由がこの本に書かれていました。
コンビニが登場した当時は、マーケティングで言えば1.0。モノを置き、24時間がむしゃらに営業すれば売り上げが作れた時代です。
チェーンや店舗数が増えてお客様の要望に応えてATMを設置、公共料金の支払い、チケット購入などなどサービスに特化したマーケティング2.0時代。
そして、これからはオーナーと本部、お客様が協働する時代、マーケティング3.0が来たのではないか、と思わされる本でした。