中勘助のレビュー一覧

  • 銀の匙

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    明治から大正にかけて没落したとはいえ、士族の子供であった作者は、彼だけを愛してくれる叔母に庇護されながら、いじめられても、不登校になりながらも、表現手段を獲得するまでに成長できていた。そのことを肯定的にとらえられる物語だった。

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    2019年08月08日
  • 銀の匙

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    著者の自伝的小説。感受性が豊かで繊細、そして涙脆い少年のお話。描写がとても独特で「その人のまろまろした声」とか「とろとろとほほえましめる銀色の陽炎」とか。

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    2019年03月06日
  • 銀の匙

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    橋本武先生の著書から知り読みました。なかなか文が難しく読み応えがありましたが、一区切りが短くまとめられているため、少しずつ読み進めることができました。はじめての文学作品らしいものを読みました。

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    2019年01月26日
  • 銀の匙

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    再読。伯母さんとの戦ごっこと、お兄さんとの「なにをぐずぐずしてる」「お星様をみてたんです」「ばか。星っていえ」のシーンをよく覚えていた。それにしても、主人公、めっちゃ泣くなぁ。このままでは落第してしまうほど頭が悪かったのに、先生に(憐れまれて)怒られないから1番だと思ってたって、なんて幸せな性格。この先大丈夫なんだろうかと心配になりながら読んだ。晩年の伯母さんと出会うところが切ない。

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    2017年12月03日
  • 銀の匙

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    神保町の古書店でみつけた一冊。
    全く予備知識がなかったのですが、灘高の国語の授業で用いられたほど有名な作品なんですね。

    中勘助が27歳のときに書いたという、半自叙伝的小説です。
    たゆたうような日本語が美しく、ふと気をゆるめれば、まるで文章においていかれてしまうかのよう。
    幼い勘助の目を通してうつった世界が、きっとそのままの感受性で立ち現れていました。
    素朴でささいなエピソードばかりなのですか、こうも瑞々しさを放つのは、彼の独特で繊細な表現ゆえでしょうか。

    想い人のお慧ちゃん、姉さま、どちらとの別れでも恥ずかしがって挨拶できない勘助が愛らしかった。

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    2016年04月19日