青樹明子のレビュー一覧

  • 上海、かたつむりの家

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    「あまりにもリアルすぎる。」と中国人が言った意味がわかった。

    相も変わらず中国は法治主義ではなく人治主義。

    本書に書かれているコネが幅を効かす社会が
    このまま発展を続ける中国において続くのであれば
    「中華」の歴史に照らし合わると、なんらかの蜂起が起きるだろう。

    家や子供で女は変わる、
    どこの国でも同じ事か。

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    2013年01月02日
  • 上海、かたつむりの家

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    中国の現在や、いやいや中国だけには収まらない男と女の現代の在り様なんかはリアル。中国も日本も、男と女と金持ちも貧乏人も、みんな一生懸命、不器用に生きている。純粋に。読みやすくて、ぜひおすすめです。

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    2012年10月11日
  • 「小皇帝」世代の中国

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    [ 内容 ]
    「小皇帝」と呼ばれる一人っ子は一億人前後と推定される。
    社会人も急増し、現代中国を左右し始めている。
    新たな反日に走り、「打倒小日本!」と叫ぶ小皇帝世代とは。
    経済的繁栄の謳歌、巨龍(大国)意識…。
    しかし、このチャイナ・ドリームには闇も存在する。
    過保護に育てられ、出世競争に追われ、結婚難にあえぐ彼らは、精神的に深く病んでもいるのだ。
    旧来の常識がまったく通用しなくなった隣国の現在。

    [ 目次 ]
    第1章 新たなる反日(二〇〇五年四月九日・北京;羅剛事件の意味するもの;反日の娯楽化が始まった)
    第2章 巨龍意識(「小皇帝」たちが大人になった!;紅色旅行の少年四人組;中国不可侮

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    2011年05月23日
  • 日中ビジネス摩擦

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    一部言い過ぎではないか、と思うところもちらほら。
    しかし、中国関連の仕事をするときにはそのくらい慎重になる必要はあると思った。
    そういった意味で参考になる本だと思う。

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    2009年10月04日
  • 上海、かたつむりの家

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    住宅ローンの資金集めに奔走する姿、中国人の現実的な性格、上に弱い体質、愛人関係など、中国の生々しい様子が描かれている。
    主人公の一人である海萍とその生徒のマークの関係が爽やかなのが救い。
    ページ数は多いが、展開が早いのでテンポよく読める。

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    2022年05月04日
  • 中国人の頭の中

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    ・中国人の日本に対するイメージやなぜそうしたイメージを持つのか?という仕組みが分かった。
    ・日本を+に捉えてる人・-に捉えてる人の考え方が載ってて、徐々に中国人の中で+イメージを持ってくれると嬉しいと思うし、日本に観光に来てる方は+イメージを持って来られてると思うけど、あの人口からして-な感情を持ってる人はまだまだ沢山沢山いると思うので参考にしていきたい。
    ・中国人だけでなく、他国の人も日本に同じようなイメージを持っているのかもしれないという意識は持つべきだと思った。特に自身が海外に行った際など。

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    2021年03月02日
  • 上海、かたつむりの家

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    ネタバレ

    海萍,海藻,蘇淳,宋思明がメインキャラクター。

    海萍,蘇淳の夫婦は家賃8500円、10平米(7畳程)の家にくらす。小さい子供がいるが、お金を稼ぐために祖母に預け切り詰めた生活をする。
    海萍の妹海藻は一人っ子政策の中望まれない形で生まれ、唯一自分の存在を喜んでくれる姉を中心に生活する。恋人の小貝とは結婚の約束をしている。
    宋思明は有能な公務員。妻子を持つが海藻に恋をする。

    まず描かれるのは上海(中国)のお金事情。中流階級ながら海萍と夫の収入・貯蓄の驚くほどの低さ、半端ない生活の切り詰め方。海萍は有名大学に猛勉強の末合格し卒業したが、彼女が貰える月給はたった4万5000円。
    対照的に宋思明の動

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    2020年11月20日
  • 中国人が上司になる日

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    <目次>
    プロローグ中国企業がすぐそこに
    第1章中国人社長がやってきた
    第2章中国企業で働く、ということ
    第3章こんなに違う会社のしきたり
    第4章面子は時に仕事より大事
    第5章中国の常識は、日本の非常識
    第6章中国人も戸惑っている
    第7章お客様は中国人

    確かに、中国の会社の仕事の進め方についての本は
    少ない。
    そうした観点からすれば、おもしろい。

    中国からの輸入をして30年、うち直近5年は、在上海。
    やがて自分は、中国の会社でアルバイトをする気がする。

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    2020年02月16日
  • 中国人が上司になる日

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    14年ほど前に外資系に転職して今に至っています。アジアンの本社は転職したころはシンガポールでしたが、数年前から上海に変わっています、なし崩し的に。。。

    私が変化を感じたのは、8年程前、シンガポールオフィスの社員が、本国及び英国人の前以外では、勤務時間中も中国語で会話をしていることでした。シンガポールオフィスに勤務する人たちは、国籍を問わず皆、中国語が共通語のようでした。この時、いずれ私の会社のアジアは、中国人か中国語をしゃべる人がコントロールするだろうと思い、中国語の勉強を始めました。

    今も続けていますが、中国語が流暢に話せるとはとても言えるレベルではありませんが、読んだりメールしたりする

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    2020年01月26日
  • 中国人の頭の中

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    完全に民の立場、ビジネスマンですらない視点での中国。

    ここに描かれているものがまた全てではないのだが、やはり、上に政策あれば下に対策あり、支配層と民は全く違うことは判る。
    あまりにしたたかで自分勝手で。
    反日や抗日も、上の指導があるにしても、金になるからと言うのはうなる。
    んで、意外にそこから生まれて来ていることを問題視している人がいるってことだ。
    日本に来て、素直に日本が好きだって言える人がいるってことだ。
    その辺まだ、価値観を共有して来ていたなんて言われてた某国より随分とましなんじゃないのか。

    すみません、日本が好きになりました。

    ただ一人の言葉ではあるが、ずんと来る。

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    2018年01月23日
  • 上海、かたつむりの家

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    途中まではコメディっぽくて笑いながら読み進んだけど途中から面白くなくなった
    団体ででかい荷物持って大声で喋って道を塞ぐあの人たちは異国の人ってか異星人みたいに思ってたけど、同じ人間なんだなって初めて気付いた感じ

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    2017年06月17日
  • 日中ビジネス摩擦

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    中国、日本がどちらかが良い悪いではなく、なるべくフラットな立場で書かれてたのが良かった。

    特に面白かったのが、
    日本では謝れば許される。だから謝る。
    中国では謝ると責任を押し付けられる。だから謝らない。
    ということ。

    10年以上前なので、ここで描かれる中国人の特性も変わってきているのではと思うが。

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    2016年11月16日
  • 中国人の頭の中

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    体験談としては面白かった。バカの壁と同じく、思い込みってのは怖いねと改めて思う。上海には行ったことないし、北京も観光でだいぶ昔に行ったのでそのときとは違うかもしれないけど、現場に行って自分の目で判断したいなと感じるのでした。

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    2016年07月31日
  • 中国人の頭の中

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    「抗日ドラマは富を生む。」ので、真実よりも視聴者が望むものが作られているようです。ですから、初めて日本を訪れた中国人は驚くようです。自分たちが抱く日本人のイメージとはあまりにも違うから。いっぽう、日本人も、中国人のことは新聞やテレビのニュースや俗っぽいコメンテーターで知る場合が大半でしょう。ましてや官僚の汚職や自然災害というよりも人災や食品偽装やPM2.5などが繰り返し報道されると、中国は一体どういう国だと嫌悪感を持たざるを得なくなるのです。でも、振り返ると我が国もにたかよったかです。そのことを忘れずに。

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    2016年01月17日
  • 中国人の頭の中

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    高倉健、山口百恵など、過去の日本人フィーバーから、現在の反日感情に至る歴史がざっと学べて良かったです。

    日系企業で働く中国人の、(日本人からしたら)あり得ない行動にどう対処すべきかも記されてたら、より有益でした。

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    2015年10月06日
  • 上海、かたつむりの家

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    《中国人でさえ「あまりにもリアルすぎる!」と驚愕した大ベストセラー小説》という帯の文句と、本の分厚さについ惹かれて会社の本屋で買っておいた。
    会社を退社したらじっくり読もうとずっと本棚で温めていたもの。
    そして会社を辞めて一年後の今、ワクワク楽しみにページを繰って50ページほど読み進んだころから???の連続。
    これってもしかして…メロドラマ?
    韓国ドラマをエロティックに仕上げた感じ。なんか…薄っぺらい。
    まぁ昼メロとして映像で見ればはまったのかもしれないが、楽しみに温めていただけに、かなり残念。

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    2014年01月13日
  • 上海、かたつむりの家

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    2013・10 程度や種類は違うにせよ日本でも同じような政治家の利権や力はありますね。ただ中国でこの小説がTVドラマになって「あるある」と多くの人が思ったということは日本よりこのようなことが身近なんだと思うとへぇと思います。中国のという国をすこしわかった気がします。

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    2013年10月05日
  • 上海、かたつむりの家

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    文体などは野暮ったい。技術的なことを言うなら平凡な出来。
    ただ、現代中国社会の具体的なイメージが湧いて面白い。小説だが、ルポタージュ的な面白さ。

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    2013年03月18日
  • 日中ビジネス摩擦

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    反中が高々しく掲げられつつある日本にとって中国人のことを内面から知る端緒となりうる本、、かな。
    少なくとも、文化の違いを意識した上で、上から目線で型どおりに日本の文化の尺度で
    中国人の行動を図ろうとはしておらず、同じ目線に立った上で中立的に文化比較を行っている
    点はすごく頷ける。
    が、終始具体的なエピソードに特化しすぎていたと感じれた。


    海賊版の横行から中国国営のアミューズメント・パークである北京石景山游来園の著作権侵害まで、
    すごく失礼な言い方をするならば、中国人には美意識はないに等しいと常々感じていたが、そうではなく“日本人が描く”美意識という概念自体がないのだろう。

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    2009年10月04日