岡倉覚三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ページ数としては薄い、文庫で75ページほど。元々は日本の茶道を欧米に紹介する目的で、ニューヨークで刊行されたもので英語で書かれたもの(The Book of Tea)。
茶道の定義を示したうえで、日本の生活、文化の様々、すみずみまで茶道の影響が及んでいるとし、さらに日本と西洋の関係にまで言及している。
「この人生という、愚かな苦労の波の騒がしい海の上の生活を、適当に律してゆく道を知らない人々は、外観は幸福に、安んじているようにと努めながらも、そのかいもなく絶えず悲惨な状態にいる」「美を友として世を送った人のみが麗しい往生をすることができる」というメッセージは、100年も前に書かれながら現代に書 -
Posted by ブクログ
岡倉天心は「茶の本」で言う
『茶道の要義は「不完全なもの」を崇拝するにある』
完全なものでない・・・というのは
極限まで 突き詰めても たどりつかないものである。
続けて言う
『いわゆる人生というこの不可解なもののうちに、
何か可能なものを成就しようとするやさしい企てであるから。』
ふむ。
お茶から 一気に 人生に向かってしまう。
茶というものは
なぜそこまで神秘的な存在となったのだろう。
一種の儀礼としての茶
不可解な宗教的な神秘性・・・
そして 社会的な倫理性。
特別につくられた 窓のない 暗くて 狭い空間
古い釜や 古い ひび割れした陶器・・・
選りすぐれて選ばれた 水・・・