富岡幸一郎のレビュー一覧

  • 天皇論 江藤淳と三島由紀夫

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    江藤淳のことを読むといつも襟を正さざるを得ない。漱石の日本から、三島の日本。そして、私の令和の日本。グローバル化した社会での西欧からの離脱とはなんなのか。

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    2020年08月23日
  • 非戦論

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    先づ、この本を読むにあたつて、或る程度聖書を読むでゐなければ、若しくはキリスト教に触れてゐなければ難解でせうし、そもそも非戦を唱へた内村鑑三さんとは誰ぞやを知らずして、スラスラとは読み難いでせう。

    其れを前提に、旧約聖書から次の預言(オカルト的「予言」に非ず)の引用を以て、この本の基底と為してゐます。


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     イザヤ書/二章 四節

     主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。
     彼らは剣を打ち直して鋤とし
     槍を打ち直して鎌とする。
     国は国に向かって剣を上げず
     もはや戦うことを学ばない。

     (日本聖書協会「聖書 新共同訳」)

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    2014年10月03日
  • 危機の日本史 近代日本150年を読み解く

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    <目次>
    まえがき佐藤優
    第1章明治篇-近代国家形成の歪み
    祭2章大正篇-モダニズムの光と闇
    祭3章戦前篇-挫折した近代の超克
    第4章戦後篇-大量消費文化の終焉
    第5章現代篇-コロナがもたらす大転換
    あとがき危機からの再出発 富岡幸一郎

    2021/3/22第1刷

    歴史、神学、小説の論評を通じて、150年を考える
    対談本。2019/12-2020/12群像で掲載したものの
    まとめ本。富岡氏の発信を知りたかったので購入した
    もの。「あとがき}を読むと全体が理解できる。
    以下、抜粋。

    p212戦時中の雑誌文學界昭和17年10月号掲載された
    座談会近代の超克」は、明治維新から80年に及ぶ
    この国

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    2025年12月15日
  • ビジネスエリートのための 教養としての文豪

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    教科書によく出てくる作家の知らざるエピソードや言葉をまとめたもの内容になっています。
    正直、知らない方が結構多くて、あらたに読みたい本が収集できたり、あの作家てこんな一面もあるのか!と非常に勉強になりました。
    新たな本を開拓するにはぴったりの本です。

    #読書
    #読書記録
    #読書ノート
    #読書好きの人と繋がりたい
    #日本文学

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    2025年06月18日
  • ビジネスエリートのための 教養としての文豪

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    すでに亡くなっている文豪が大半を占めますが、彼らと性・病・金・酒・戦争・死のエピソードが紹介されています。またその文豪の作品の紹介もあり、とても面白い本かと思われます。過去の文豪は今では忘られていますが、興味のある方には、格好の入門書になるのではないでしょうか。

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    2025年01月09日
  • 危機の日本史 近代日本150年を読み解く

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    多作のせいか、佐藤氏の本はいろいろあるのだが、本書はかなり「濃い本」。下手に論評するとボロが出そうなくらい。時々読み返しながら、自分の蓄積を図る本なのだろう。

    近代150年くらいの話は、きちんと学ぶ必要があると感じていたのでブックガイドとしても使えそうだ。

    共著者の富岡氏のお父さんの本は何冊か読んできたのだが(切れ味鋭い名著揃い)、まったく別分野の幸一郎氏も負けず劣らずのようで。。。いろいろ読んでみたくなった。

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    2021年06月06日
  • 危機の日本史 近代日本150年を読み解く

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    困った。2回読んだがついていけない。
    各章末に参考書がある。少なくとも65冊だ。
    これを理解しないと楽しめないものか。

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    2021年05月06日