杉田圭のレビュー一覧
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歌人像の新しい解釈と、美しい絵で一気に魅了された作品。
作者を通した歌人たちの魅力は素晴らしく、伊勢や和泉式部の物語も読んでみたかった。いつか続巻が出ることを願い続けている。
文学部で学びながらも壬生忠岑や小野篁について考えたことはほとんどなかったのに、この作品を読んでからは興味が尽きない。
...続きを読むあやこ -
百人一首のマンガは数あれど、個人的にこのシリーズが一番好きだなぁ。
ほぼフィクションなんだけど、「人」の話になってて、内容が入ってきやすい→歌の意味も理解しながら覚えられるから百人一首覚えるのにも役立つと思う。
ただしペーパーテスト用なw
カルタ大会みたいなスピード勝負は無理wPosted by ブクログ -
「小野小町」と聞いて、思い浮かぶあなたのイメージはなんですか?
美人で男性からちやほやされた女性? 鼻持ちならない傲慢な女性?
歴史上の人物ですから、人それぞれ「なんとなくこんな感じ」というイメージがあるでしょうが、こちらの漫画で描かれている小野小町は、もしかしたらあなたの小町像を覆すかもしれませ...続きを読むPosted by ブクログ -
「既刊分を全て読み終えたら、『うた変。』だろう!」と思い、読む。
本編では語られなかった小ネタやら、現代要素が混ざったギャグが多く、本編の『うた恋。』で切なくなった心が、一転して爆笑に変わる。杉田さんのギャグセンスは、本当に大好きだ!Posted by ブクログ -
『何かにならなきゃ ボクは自分が生まれた意味に辿りつけない。』
作中での紀貫之のセリフです。好きな人の愛の言葉を、誰しもが持ってる「偉くなりたい」「尊重されたい」という欲で突き放します。これが、ずっしりときました。紀貫之の気持ちもわかると同時に、椿の言う『愛を見つけた人こそが一番幸福なの。』にも頷け...続きを読むPosted by ブクログ -
とうとう最終巻。かなしい。うた変はどんな話なんだろ?
藤原氏の名が高まるにつれて消えていった氏族たちの、和歌をめぐる短編集。
紀貫之が最後に池を眺めているシーンで羽織っているのは、再会した時の椿が羽織っている外套?だ。こういう、細かいところでキャラクターの心情を表現しているところが好き。
全4...続きを読むPosted by ブクログ -
篁と比右子、忠岑と満子はとにかく悶えた。とっても。でもなんと言っても貫之と椿がもう切なすぎて……!巻頭の「人はいさ~」の絵はすごく素敵。Posted by ブクログ
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「うた恋い」シリーズの完結編(?)。
今回もどのキャラの恋も気になりました。
夜になると閻魔大王の部下になると言われている
小野篁(おののたかむら)や紀貫之(きのつらゆき)
が出てきますよ。
またまた切ない思いが炸裂しました。
このシリーズは詠み飽きませんね。
菅原道真も出てきますよ~。しぶいおじ様...続きを読むPosted by ブクログ -
どの話も引き込まれました。
特に僧正遍昭と吉子(小野小町)と在原行平と弘子。
九十九夜通った男との恋の切なさ、妻と離れ離れになる
愛しさがあります。こんな恋したいな~。
(もし出来るなら行平と弘子夫妻のようにいつまでも
愛し合える恋)Posted by ブクログ -
うた恋よりもさらにネタがつまっています。
本編で報われなかったカップルのネタもあり、妄想が広がる内容でした。Posted by ブクログ -
とまらない(笑)
うた変もよみたい
貫之の恋愛にきゅんきゅんする
小野兄妹もきゅんきゅん
満子の逆ナンストーリーもきゅんきゅんする
はまってるなぁ…(こうなることはわかってた気がする)Posted by ブクログ -
買おうか迷ったけど、購入。
白黒もいいけど、カラーだと美しいなぁ。
誤字をみつけてしまったけど。
小冊子もおまけがかかれていて、買ってよかった。Posted by ブクログ -
買おうか買うまいか迷った挙句に買ってしまった一冊。予想通り読んだ後はしばらく何も手に付きません。小野篁の歌、たった三十一文字でここまで膨らませられるのがすごいです。Posted by ブクログ
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ただのセルフパロディかと思いきや、あちらこちらに古典や史実を組み込んでいて、二重三重に楽しめます。史実の捉え方のセンスが素晴らしいんだ、と思います。Posted by ブクログ
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スピンオフが、時に本編をバックリと食っちゃうほど面白いってのはお約束だが、この作品も例に漏れず
『うた恋い』は百人一首、その和歌の深さ、可笑しさ、悲しさ、様々な感情を含めた良さを語っているが、こちらの『うた変』は詠み手の性格、性質、変態性をこれでもかってくらい、オープンに描いていて、詠み手に同情混じ...続きを読むPosted by ブクログ -
今回の主役は紀貫之。小野篁と比右子の話良い!と思ってたんですが、その後の紀貫之と椿の話にすっかりやられました。人前では笑顔でふざける彼の一人になった瞬間に見せる影も、椿との恋愛も、菅原道真とのやり取りも本当に良かったです。Posted by ブクログ
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今回は古今和歌集編者である、壬生忠岑や紀貫之などが登場。
藤原満子と壬生忠岑の話が素敵でした。不自由さゆえの美しいロマンスでした。その後の話が気になります。
紀貫之のあの歌に返歌があったことを恥ずかしながら知らずにいたので、宿屋の主人が女性だというのが新鮮に感じられました。
毎回この漫画を読むと...続きを読むPosted by ブクログ -
小野篁さんというともうすっかり鬼灯に出てくる篁さんの印象が強かったせいで、うた恋い篁さんのダークな格好良さにはわわってなった(笑)。Posted by ブクログ
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限られた資料のなかから人物をふくらませるのが、やはり大変お上手。古今集カルテットと紀貫之どツボでした-_-b! 小野篁の目がなんだかイっちゃってて怖いんですがこれは常人ならざる、という表現なのかしかし怖い。
壬生氏が登場したし次巻はぜひ 恋すてふ あたりも読みたいなー。Posted by ブクログ -
質を落とさないで書き続けられるのが素晴らしい。
解釈を変えればこんなに素敵な物語になることもあるんですね。
うた変。も読みたいなー!Posted by ブクログ