森園みるくのレビュー一覧
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グリム童話というタイトルだけあって、全話大人のドロドロ、エロ、アンハッピーなお話し。なのに、何故か引き込まれ読み進めてしまう。
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圭子の新しい弟アモンがこれがまた麗しいです。圭子の父がアモンにキスされて顔真っ赤にしていて笑えました。
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両親の次は似たような人格の残る母方の祖父母という訳ですが、たて続けとなれば疑われる危険性が極めて大きくなるため、慎重に計画を練ります。かなりの知恵と行動力に驚かされる第二話です。
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親や子や孫が死のうが気にも留めないという極めて質の悪い一族の中で育った少女が、唯一人気を許せる関係だった亡き弟の復讐を兼ねた計画を実行します。緊迫感に満ちた秀れたスリラーです。
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身近な人が殺されてしまうというかなり衝撃的な体験がノンフィクションで描かれています。
おそらくこれからも体験することはないと思うので貴重なことを知れたと思います。 -
芸術的な表現で美しく描かれて良かった。
また、ツボを押して…
女性の方のケアもするという発想は奇想天外。
でもなんか好きだな。 -
グリムは雑誌より文庫の方を買っていたのですが、どうも雑誌の方がエロ描写が多いようですね。後、グロ描写も。『ロミオとジュリエット』は以前別の作品で読んだことがあったのですが、他は初めてでした。なかなか盛りだくさんでよかったです。
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表紙の美女はマリー・アントワネットで、彼女の話も入っていますが、一番印象に残ったのは、嫁の和宮に姑の天璋院が性指導する「大奥乱れ指南」で、森園先生お得意のゴージャスなエロスを堪能させていただきました。まんがグリム童話は、先生方が独特のアレンジをされているのも魅力ですね。
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登場人物全員の動きやせりふが大仰でなんだか芝居がかっているけれど、色々とこの先どうなるのか気になる話です。
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2010年7月。
村崎百郎刺殺の報に大ショックを受けつつ購入。
「女」の醜さ・愚かさ・悲しさを抉りつつ癒す、読めば読むほど味が出る連作集。
【収録作品】
・女たちの悪夢~メアリー・ベル~(実在殺人鬼)
・女たちの悪夢~だるま女~(都市伝説)
・女たちの悪夢~カトリーヌ・ド・メディチ~(実在人物)...続きを読むPosted by ブクログ -
引き続きボルドーでの話ですが、タリアンを妬んであることないことをパリに報告していたガクソット。テレジアの過去の遍歴を暴露しただけでは飽きたらず、テレジアの息子の出生まで暴露したことで、テレジアを怒らしてしまいました。逆鱗に触れちゃいました。
おかげで、逆にテレジアに嵌められてしまったガクソットです...続きを読むPosted by ブクログ -
ラモットの死によって、何か気持ちが変わったテレジア。
恋については前向きですが、革命についても何か思うところがあるようです。
そんななか、ボルドーにタリアンがやってきて、告訴を行うために、身体をはったテレジア。ほんと、彼女が誘ったら、断る男っていないんですねー。
タリアンとテレジアの仲はパリにも...続きを読むPosted by ブクログ -
タリアンを妬む人間によって、牢獄に入れられたテレジア。絶体絶命のピンチでしたけど、牢番を籠絡したり、ネズミにかじられながらもタリアンの救いを待ったりと、ここでも前向き。
しかも救いに来たタリアンを説得して、牢獄の待遇を大幅に改善したり、ギロチンを撤去させたり、精力的に民衆のためにがんばってます。た...続きを読むPosted by ブクログ