サンキュータツオのレビュー一覧

  • 学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方

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    お恥ずかしいながら、大人になってからもしばらくは国語辞典は小学生の子どもたちが学校で購入し使うもの、という印象でしかなかったです。三浦しおんさんの『舟を編む』を読み、その内容にたいへんな感銘を受け、辞書というものに興味を持ちました。

    こちらを読み、ひとえに国語辞典と言っても辞典によって、同じ言葉でも説明や表現、掘り下げている部分が全然違うということを知りました。
    百科事典のような傾向も見られる集英社国語辞典、言葉のニュアンスを大事にしている日本語語感の辞書など、辞典をキャラクターにたとえて、読者が興味を持っている部分に“オススメの辞典“がポイントを絞って載っているのも面白いです。

    著者が「

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    2025年06月04日
  • ボクたちのBL論

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    著者らと同年代の男性として、なぜBLがひとつのジャンルとして書店の一画やVODの1カテゴリーをはれるほど一般に受け入れられたのかを知りたく取ってみた一冊。でも開いてみると、男性視点のBL論という非常にニッチな話題が対談形式で繰り広げられ、これはこれで面白いのだが、クリアな回答は得られなかった。十人十色なのはわかるが、(腐)女子やゲイの視点もやはりほしい。

    著者のバックグラウンドからアニメや映画(時代劇)の情報量が多く、ついていく持久力が途中できれそうになるが、少女漫画も読んできた、妄想癖もある自分としては、共感度は高めだった。視点を変えて観るというのは至極わかりやすい。
    アニメ、やおい、同人

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    2025年01月03日
  • 学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方

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    例えば、「スタンダードな言葉の使い方や意味を知りたい」という人のための辞書。「SNSに綴るときに同じような言葉ばかり羅列してしまう。もっと違う言葉を知りたい」という人のための辞書、などなど…辞書にも個性や種類があるなんて。
    これを読んでいると、学生時代とは違った目で辞書を選べるのではと思いました。
    辞書占いも面白かったです。

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    2024年04月07日
  • ヘンな論文

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    1日中カップル観察をし、愛に余力があるから浮気する男を調査し、乳房振動とブラのズレを研究し、湯たんぽを収集し画家であり小説家である人に私はなりたい。

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    2023年06月17日
  • もっとヘンな論文

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    本当は1から読みたかったけど、借りられなかったからこちらの方から読んでみた。
    取り扱ってる論文のテーマもまとめかたも面白い。でもところどころ筆者の考えが古いのか単純に私と考えが合わないだけかもしれないけど、少し読んでて違和感というか不快に感じる部分もあった。
    論文って自分の研究分野以外触れることないから他分野でこんなことも研究されてるんだっていう発見にもなったから、1の方も読んでみたい。
    最初に取り扱った野球選手と結婚する方法の論文面白すぎた。夢があるようなないような。

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    2023年02月01日
  • ヘンな論文

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    面白かったです。
    本当にいろんなことを研究している方がいるのですね。
    浮気男の頭の中はどうなってんのとか、女子校が共学になると女の子は変わるのかとか、あくびがうつるってホントかしらとか、私じゃ思いつかない!
    その事実だけでなんか笑っちゃう!

    ただ、論文のテーマが変だから面白いわけじゃなくて、ちゃんと論文としても読ませるし、著者の、ポイントを押さえた解説も大変面白かった。良書でした。

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    2023年01月21日
  • ヘンな論文

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    タイトルの通り。
    へんな論文が勢揃いで、研究内容がぶっ飛んでておもしろかった。

    この本の中の論文を書いた研究者って、ただ自分が感じた疑問を解き明かしたい!というただの自己満足の為にやっているのだろうけれど、それが誰かの、世の中の役に立っているのだなと思うと、偶発性が日々の常であるこの世界も愛おしいなと思ったりします。

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    2022年11月19日
  • ヘンな論文

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    面白かった〜。
    さすが芸人さん、目のつけどころが違います!
    目次を眺めるだけでも面白い。
    猫の癒し効果、しりとりはどこまで続く?などなど。
    こういう先生がいてくれたら、楽しく論文かけるのに。あ、でも私がいた大学にも、ナポレオンに会いに恐山まで遠征したという楽しい先生がいましたね。

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    2022年05月05日
  • 学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方

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    これは学生の時に出会いたかった。今は1冊しか持っていないので、できればもう1冊、別の国語事典を買いたくなった。

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    2022年04月19日
  • ヘンな論文

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    相撲観戦を娯楽とする私には、床山さんのアンケートが面白かった。髪の毛を扱う仕事となると、やはり力士の頭髪事情に悩まされるものなのだと、改めて思った。

    後は浮気男と女子高生に少し共通点を見つけました。異性の目線というのは、男女問わず意識する事が良い緊張感に繋がるようです。

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    2022年01月14日
  • 学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方

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    こんなに違いがあるとは思いもよらなかった。
    国語辞典で引くことは好きでしたが、その辞典は小学校か幼稚園だか卒業の時にもらったもの。
    違いがあるなんて大人は教えてくれない。
    大人になった今、新たに気に入った1冊から買ってみたいと思う。

    しかし、途中から著者の例えがくどくなってきたので⭐︎マイナス2。

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    2021年09月15日
  • もっとヘンな論文

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    タイトル通り著者が選ぶ“ヘンな論文”の紹介。好きなものをどう学問にしていくかのヒントがつまっています。
    以下、一部抜粋

    *プロ野球選手と結婚する方法
    恋愛ではなく結婚。なかなか興味深い分析。情報収集能力がすごい…

    *「追いかけてくるもの」研究
    高速などであり得ない速さで追いかけてくる老婆。そんな話聞いたことありませんか?

    *鍼灸はマンガにどれだけ出てくるか
    7人がかりで実に10421冊のマンガを読んで検証。

    *方手袋研究
    片方だけ落ちている手袋の研究…そんな研究があること自体驚きでした!
    「雪どけこんにちは系」「雨に唄えば系」「ガードレール系」「三角コーン系」など分類のネーミングも面白

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    2021年01月11日
  • ボクたちのBL論

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    BLを知らない男性向けのBL入門書。原著は2016年、文庫は2018年。

    本書において「やおい」は次のように定義される。則ちそれは、世界を原作としてそこに個々独自の解釈を施すことで、世界をファンタジーへと改変しようとする、知的遊戯であると。その改変の仕方には、以下のふたつの約束事がある。

    ① まず、ふたつの対象をキャラクタライズする。ただし、両者とも男性とする。なぜなら、女性と男性の組合せにしてしまうと、②でそこに設定することになる関係性が既存のジェンダーバイアスに引きずられたものになってしまい、さらにどうしても女性としてキャラクタライズした対象に女性である自己を重ねてしまうことによって、

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    2021年01月11日
  • 学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方

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    国語辞典選びは、恋愛シュミレーションゲームかな?と、この本を読んで思った。

    それぞれ性格(性質)も、生い立ち(生まれた背景)も違う。ひとつひとつのキャラクター(国語辞典)を知って、自分の好みと目的にあった人を選ぶ……。まさに、ゲームで遊ぶ様だと思った。

    辞書選びはお堅いものと構えるのではなく、もっとカジュアルに接していいのだと気づかされた。「見た目が好き!」そんな理由でも良いのだと。

    もっと遊ぶように辞書に触れ、辞書を選びたい。大人だからこそ出来る遊びだし、子供にもそんな機会を与えて欲しいと思った。

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    2020年07月25日
  • 学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方

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    ”遊び方”というよりは、選び方指南書。それなりに面白かったけど。
    なんで著者名が、こんなふざけた名前なのだろうか?

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    2020年06月16日
  • 学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方

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    この手の本はどうしても「新解さんの秘密」という、ある意味偉大な先駆者が居るわけで、なかなか出しづらいのではないかと思いましたが、この本は辞典をキャラクター化して解説するという、ま、最近流行りの手法で書かれていて、別な方向性で愉しめました。
    国語辞典にも目的を絞った編集方針のものが色々あるんだなぁと言うのは勉強になりましたね。
    なにせ、普段辞書コーナーとか行かないので、新刊が出ていようがわからないし。(^^;
    この本に影響されて、ついつい 2 冊、辞書を新調しました。
    というか、国語辞典って小学校で買ってもらって以来、買ったことが無かったんじゃなかろうか。

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    2020年02月23日
  • ヘンな論文

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    珍論文コレクターの著者が集めた論文の数々を紹介した一冊です。万人に共感されるトピックだけが学問ではありません。賢い人が興味を追及するとこんな大作が生まれるのだなと、各章を読んでいてとても愉快でした。こんなの役に立つのかと思ってしまうのですが、収集された資料や論理的に記されたフローチャートがきっと今後の我々の生活を更に豊かにしてくれるのかしら…とポジティブに捉えています。

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    2020年02月18日
  • ボクたちのBL論

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    TBSラジオリスナーにとってはお二方ともアイドルそのもの。
    サンキュータツオ氏……私の上の世代のオタク。アニメオタクにして日本語オタク。萌え→BL。「マリみて」。
    春日太一氏……時代劇研究家、の皮をかぶった映像オタク、もちろんアニメも含む。この人のガンダム語りは絶品。百合好き。なんと「1999年の夏休み」好き!!
    (私……百合好き。身内にBL好きがいる。)
    もう、お前は俺か的な発言多数。
    お二方に宮地昌幸氏を加えた鼎談音声配信「【日映シネマガ】偏愛映画放談~「櫻の園」篇~」は、わが「ラジオ・バイブル」なのである。

    こんなふたりの対談なのだから、楽しめないわけがない。
    レジュメ→対談→ここテス

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    2019年06月29日
  • ボクたちのBL論

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     結局、それぞれ個人にとってのいちばん魅力的な存在って「自分の妄想したその人」だと思います。ヘタするとその人自身より魅力的だったりする。ずっと時間をかけて愛情こめてその人のことばかり考えて考えて練り上げられた結晶なわけですから。
    (P.351)

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    2019年06月21日
  • 学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方

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    単行本が発売されたときに「読んでみよう」と思っていたのだが、読まずにそのままになってしまった。
    文庫化されたので、思い出したように購入してみた。
    気張らずに読むことができ、内容も大変面白い。
    きちんと辞書毎の特徴等がわかりやすく書かれている。
    私は国語辞典を十冊くらい保有しているが、机の上にいつも置いてあるのは、「角川必携国語辞典」、「集英社国語辞典」、「広辞苑」の三冊。
    まずとても分かりやすくて明快に解説されている「角川必携」をひいてみる。しかしこの国語辞典は学習用であり収録語数が約52,000語と少なめ。次にひくのは「集英社」。これは収録語数が約95,000と小型国語辞典の中では最も多いの

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    2019年01月30日