サンキュータツオのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最近よく本を読むようになり、国語辞典を購入したいという思いから読んでみた。
著者の辞典紹介が愛に溢れており、どれも魅力的で、結局は自分では絞りきれなかった。
そんな中、地元の書店に出向いたところ、田舎ゆえか置いてある国語辞典の種類は少ない。興味のある辞典を実際に手に取って見比べたかったがそれは叶わなかった。
選択肢の少ない中から私は「三国くん」とお付き合いするべく購入した。「はじめての人向け」と紹介があったからだ。
まだ数日のお付き合いではあるが、今まで意味がいまひとつ掴みきれていなくても素通りしてきた言葉たちを、頭にほのかなクエスチョンマークが浮かんだら調べるようになった。これが実に楽しい。
辞典にある記号や略語、これらもずっとスルーしてきたが、その意味も都度確認し理解を深めている。
都会の大きな書店に行ける機会があれば、実際に複数手にとってから購入したい。第一候補は「ベネッセくん」だけど、日頃から鞄に住まわせておきたい「実用国語辞典ポケット版」も今すぐにでも欲しいな。そしたら「ポケットくん」と名前をつけて仲良くするのに。 -
ネタバレ 購入済み
学者の数だけ論文はある
考えてみれば、大学を卒業する為に、学士論文を書かねばならない以上、論文はかなりの数が存在する。
信頼されるのは、それこそ教授職に就いている様な人が書いた論文になるだろうが、何で坊ちゃんの赴任するまでのルートを調べようとしたんだ。
研究する……もとい、研究費を受け取るには、役に立つ(金を生む)研究でないと駄目と思っていたが。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ国語辞典愛に溢れた本。
それぞれの国語辞典の特長、個性を分かりやすく解説している。2013年発刊。
著者の勧めに従い、二冊、国語辞典を持つとしたら、僕なら④と⑩。
①岩波国語辞典
→保守的。一時流行的ではない過去100年の言葉の群れ。
②新明解国語辞典
→文脈の中での「語」の意味の追求・充実。
③明鏡国語辞典
→現代っ子。「いま」に対応。ことばのニュアンス、使い分け。敬語を耳元で教えてくれる感じ。
④集英社国語辞典
→小型か国語辞典なのに、百科事典的。バランス感覚抜群!
⑤新潮現代国語辞典
→用例の豊富さ、出典付き。過去120年の言葉の使われ方の変遷を教えてくれる。
⑥ベネッセ表現読解国語辞典
運用。実際にどういう言い方があるか、どういう時に使うか、に特化。
⑦角川必携国語辞典
→ことばの歴史・語源、現代の使われ方や類語重視。
⑧新選国語辞典
理系。収録された言葉の種類を数値化。割合で見せる。造語成分などにも強い。
⑨三省堂国語辞典
→生きたことばで勝負。雑誌や新聞でよく見かける言葉。イラスト豊富。使う人に「やさしい」国語辞典。
⑩日本語 語感の辞典
語感。そのことばの「ニュアンス」だけを切り取って載せた辞典。類語との違いを細かく深く。
⑪基礎日本語辞典
基礎語。「さっき」のような基本的なことば。日本語教育に携わる人、子どもにことばを教える人向き。
それぞれの辞典を、キャラクターに喩えているのも楽しい。
『舟を編む』を出した後、著者(サンキュータツオさん)を知り、彼を「国語辞典の師」と仰ぐ、三浦しをんさんが解説。 -
Posted by ブクログ
自分の中で消化できていないままのだれかの「死」を、そっと取り出して触れてみて、またしまっておく。そんな感覚をおぼえました。
自分自身かなり似た経験があった「鶴とオルガン」。年代は違えど著者と同じキャンパスに通っていたというのもあり、ふと知らされた時の気持ちの置き所のなさや、かつてのキャンパスライフなど、久しぶりに過去をありありと思い出し、懐かしみました。これは涼しくなった秋の文キャン、スロープ脇の喫煙所でまた読みたい。喫煙所もうないけど。
表題作の「これやこの」。近づく死に向き合う落語家達の凄みがありました。それとは別に、この話の中で、落語の語り口を描写している訳ではないのに、なんだか面白そう、落語聞いてみようかなと思わせるのは、著者の落語愛あってこそなんだろうなと思いました。