広瀬一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ限られた資源をどう配分するかが戦略。
戦略は、成果を客観的かつ明確に定義してこそ立てる意味がある。(「失敗の本質」という本が参考になる。)
企業では戦略と責任論がセットで、成果を達成できなければトップが辞める(のが本来のコーポレート・ガバナンス)。
お金を持てば何でもできると考えて、ひたすら金儲けするのは戦略がない。(個人で言えばひたすら貯金や投資すること?)
最高の戦略は、ルール自体を自分に有利に変えること。
人間みな同じと考えるのが共同体。違うことが前提で物事進むのが社会。→日本はまだまだムラ社会なんだな…と思わされる。
部長かどうかは、本来スキルで判断すべき。何歳とか、どこ出身とかは本来関係ない。
これからはクリティカルシンキング(批判的な思考)ができないと通用しない。課題設定能力は、事実を客観的に把握することが基本。そのためになぜ?を考えるのがすごく大事。
正しいスタートを切るために、課題に気付く・それを客観的に正しく把握する必要がある。それを調査するために仮説を立てることが必要。
成功要因分析の目的は、次の機会や危機に活かすこと。対応可能なものに対策を打つために、内的要因を分析する必要がある。
学ぶ上での大前提は「どういう人間になりたいか」
吸収力の高い人間になりたいと思ったら
そのあとどうするのかを意識。究極の答えは、自分が楽しく人生を生きるためでしかない。
リスクの語源は挑戦するという意味のイタリア語。リスクのない選択は挑戦しないという選択。これからの日本は志をどう醸成するか、「立志」が大事になるだろう
成果が設定できたら、「どうしたら解決できるか(HOW)」から入るのは間違い。なぜ、解決しなければいけないかが大事。表面的な問題ではなく、現状との差を正しく把握するため。
自分とは何か?→自分とは自分の行動のこと→自分を把握するとは、行動決定要因や行動規範を知ること。人生で一番嬉しかったこと、悲しかった(悔しい)ことを三つずつ、今一番欲しいものを10個挙げると自分がなんとなくわかる。それでいいのか?と自問して「それでいいんだ!」と確信が持てたらOK。
それを良いとするのか、悪いとするのか。十分でないならどこがかけているのか。どうすれば補完できるかいつからどの順番でやるか。目標到達までをどのくらいの期間で想定するか。これらが戦略的に人生を考えるということ。
トレードオフ問題に決断するのがトップの役割であり戦略というもの。全部良い、というフルスペックは有り得ない。何をやるかではなく、何をやらないか決めるのが戦略、ともいう。
お勧め書籍
「空気の研究」絶対に読んだ方がいい
これと、ミカドの肖像、人間を幸福にしない日本というシステムは、現代の日本人論のベストスリー。
「イノベーションのジレンマ」志を持ったビジネスマンの必読書
文明をマクロ的な視点で理解するなら…
「豊かさの誕生」「繁栄」「神々の沈黙」「銃・病原菌」
ものぐさ精神分析
バカの壁
デフレの正体(ここに書いてある事実を知らないと、今後の世の中には対応できないよ!) -
Posted by ブクログ
おそらく30歳前後の読者をターゲットにしているのはわかる。基本的なマインドを「戦略思考」というフレーズにまとめたのもわかる。
が、結果として、ありきたりな自己啓発本と一緒くたにされそうなタイトルになっちゃってるのがもったいない。すごく。
書かれていることは基礎の基礎で、戦略の必要性と、それを実現するための考え方・行動について。
ドラッカーの一連の著作を読めば同じようなことは書いてあるけど、著者が日本人なので事例が身近なのと、より平易に書かれている点はプラス。
個々のフレームやらメソッドについて書かれた本は数あれど、その上の「なぜそれが必要か」という点に踏み込んでいる本というのは、実はそんなに多くないのではないか。特に日本人の手によるものが。
本書はそんな数少ない本の1つ。できれば新卒の時に読みたかった。
唯一惜しいのは、繰り返しになるけど、タイトル。 -
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だいぶ時間差になってしまいました…。わが大師匠の広瀬さんが最近新たに書籍を出版されたのでレビュー投稿です。(実は発売前に読ませて頂けたので、まだDB登録されてなくて、そのまま忘れてました、汗)
極めて読み易く「“戦略”ってそもそもなんなんだっけ?」ということがまとまった本です。この種の書籍って、洋書の翻訳がすごーく重かったり、逆に簡易に書かれ過ぎてリアリティに欠けたりするものが多いのですが、著者が実際にお子さんに話した内容をテープ起こししたものをまとめただけあって、真剣さの中に愛がある語り口で読後感覚が非常に良いです。特に大学生や社会人になりたての皆さんにおすすめです -
Posted by ブクログ
ネタバレこれはサッカーというスポーツの本というよりも、90年代に500億円以上に上る新しいマーケットを作ることに成功したアーキテクト、マーケティング、マーチャンダイジング、そして川淵二郎という個人のリーダーシップを分析している優れた経営学(マーチャンダイジング)ともいうべき本です。それは「人の和、地の利、天の時」に恵まれたということが、84年のロス五輪以降のスポーツジャーナリズム、プロ化の流れの中でタイミングに恵まれたということもよく理解できます。最後に近鉄問題に発したプロ野球について触れているのですが、自然発生的に生まれた野球と15年にも亘る周到な企画・準備を経てスタートしたJリーグの違いを見るときに、野球界改革の困難さに同情する思いです。確かに新しく始めることは大変な勇気とエネルギーを必要としますが、設計はし易いわけであり、改革することはもっと難しいですね。
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戦略は、成果を客観的かつ明確に定義するから「失敗か成功か」がはっきりする
戦略は勝つためにある
目的を確認しないまま作業に取りかかるな
最初に成果を定義せよ(ドラッカー)
最終的なゴール地点が決まらない限り、スタート地点も決められない
「なぜその質問があるのか?」という背景を「文脈」で考える癖を付ける。
「真っ当な学び」というのは、いまの自分にかけている点を把握することからしかスタートできない。
xxxを高めたい、という目標は悪くないが、高めた後にどうするのか?ということが意識されていなければダメ。
「仮説をたてない限り、正しい質問はできないし、正しい質問をしないと正しい回答を得られない」
客観的に物事を見つつ、主体的に対応する
一つのアウトプットが次のインプットになる -
Posted by ブクログ
元電通会社員で日本サッカーに関わってきたものの、Jリーグ発足時にはライバル博報堂がマネジメントをすることで発奮して、Jリーグの創成期に活躍した筆者の執念がわかるような本。
あとがきにあるように、Jリーグ発足10年目に発足時の記憶があいまいになったり、その時には語れなかったことを川淵チェアマンにお願いして、資料を再構成した本。サッカーが、JSLの運営でノウハウを蓄積していたことや他のスポーツでは学校の教員が多い運営者にビジネスマンが多かったこと、思い込みではなくデータ重視の計画を立てられたこと、バブル期などであったことなどの多くの必然と偶然が重なってあれほどのブームを呼び起こせたのだと思う。
スポーツの形としてはめったにない談合型ではなく、先に理念を持ち出し、理念に賛同したチームが参加することで、新しい地域に密着したスポーツとして始められたことなどが挙げられると思う。
書籍中のデータもよくまとまっていると思う。スポーツやマネジメントに興味がある人は必読の本だと思う。 -
Posted by ブクログ
「戦略」について体系だって纏められている本。
戦略とは何かと定義づけから、実際のビジネスの現場で起こりがちな個別事例を基に、戦略実行にあたり必要なプロセスを説明している。
時々個別具体事例に入り込みすぎて、ポイントが分からなくなってしまうことがあったが、そんな時にも毎章尾には著者がポイントを良く整理してくれているので、安心して読み進めることができた。
いわいる日本の組織に属していると、良くも悪くもその文化にいつのまにか染まってしまいがちであり、組織の中からではそのことに気が付きにくい。ふと今の状況が、自らの、また自らの属する組織の戦略に沿ったものとなっているか、客観的な視点を振り返らせてくれる一冊となっていると思う。 -
Posted by ブクログ
他国のプロサッカーリーグ、または自国のスポーツ団体からリーグ運営の成功例Jリーグにおける運営方法について網羅的に述べられていて、資料として歴史を感じる大変価値のあるものであると思う。
巻末に載せてある集客数や各チームの収入などの1次データは特に貴重。本書で述べられているが、問題を把握するうえで「データを取る」ことから開始し、「思い込み」をベースに会議をすることなく進めたJリーグの伝統。データによる「正確な事実把握」と「事実認識の共有化」が問題解決への第一歩であるということを本書より学んだ。
統計って重要な武器!
また、スポーツにおいては一般の自由競争と違って、一つのチームだけが勝ち続けるのではなく、リーグ全体として盛り上げ、かつリーグ全体としてのコンテンツをいかに利益に活かすかということが大切であることがわかる。そのためにはW杯、オリンピックなど、過去の例から強力なトップダウンの仕組みが有効に働いていたこともわかった。
テレビ放映が少なくなり収入の面では衰退していると思っていたJリーグが、巻末の資料により、観客人数や収益などが堅調に推移し、確実にサッカー文化として根付きつつあることがわかった。
また、Jリーグの視点からではなくプロ野球の視点からも感じることがあった。プロ野球はここ数年「フランチャイズ」に対し、「野球教室」や「学校訪問」などを通し、マネジメントの中で積極的に地域社会にアプローチしている。これまでは企業スポーツとしてのプロ野球であったが、それが変化してきている。それは本書で述べられているような、マネジメント・スポーツ文化に対する新たなとらえ方を「Jリーグ」が見出したからに他ならないだろう。
そんなプロ野球は一時の下火が嘘の様に、「指定管理者制度」を利用した新しい楽しいスタジアムの創出などで、盛り上がりを見せている。
特にパリーグの顧客満足度は高いらしい。
元来、地域だけでなく、日本国民全体へのアプローチがうまかったプロ野球。
これからは「Jリーグ」が「プロ野球」から学ぶべき時代が来ているのではないかと、本書を読みながら感じた。