佐治晴夫のレビュー一覧

  • 続・宇宙のカケラ

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    宇宙物理学という分野の学問から宗教が語られ、人の生き方が語られています。想像していたよりもはるかに感銘を受けました。付箋がいっぱいです。多分、これから何度も読み返す一冊になりました。

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    2025年09月26日
  • 宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る

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    般若心経は、仏陀がみつけた四諦、八正道などの方法のすべて否定し、無化してしまった。つまり、仏陀は、原因と結果が結びついている因果と、私たちの行いによって生じる業というこの世の苦しみから逃れるためには、修行によって自分の心の在り方を変えようとしたのに対して、般若心経は、世界全体の見方を変えた。その出発点は宇宙の因果律という大原則を、すべてない、ないの『空』の概念によって夢幻化してしまった。

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    2024年02月12日
  • 宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る

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    知り合いに勧められて購入しましたが、不思議な感じがする本でした。私自身は(僧侶が)般若心経を解説する本は以前読んだことがあるのですが、なにか般若心経が量子物理学に通じるもの、宇宙物理学に通じるもの、という感じがしました。さらに般若心経を超えて、松尾芭蕉、宮沢賢治、(キリスト教の)聖書など、生きとし生けるものすべて宇宙の一部であり、自身が宇宙でもある、という世界観を解説されていました。仏教の本を読んでいるというよりは、宇宙の神秘を科学的に解説しようとしたら般若心経に行きついた、というほうが適当な印象かもしれません。繰り返しになりますが(良い意味で)不思議な気持ちになる本でした。

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    2023年05月06日
  • THE ANSWERS すべての答えは宇宙にある!

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    対話形式で宇宙や地球の歴史を知ることができる

    また日常生活や人生観に宇宙を結びつけて
    落とし込むところは気持ちが前向きになる
    エッセンスがたくさん詰まってる。

    また読み返したい。

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    2023年03月10日
  • THE ANSWERS すべての答えは宇宙にある!

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    最近読んだ本の中で1番面白かった!
    人生の悩みも自分が宇宙の分子に過ぎないと考えるとどうでも良くなることがよぬわかむた

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    2021年06月12日
  • 宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る

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    タイトルのとおり、物理学者である佐治先生の視点で般若心経を読み解いていくといった内容でした。

    佐治先生のものの見方をもっと知りたいなと思い手にした本なので、もちろん星5つです。
    仏教の思想と最新科学のたくさんの共通点が語られておりとても興味深かったです。
    所々に散りばめてある詩のせいか、語り口なのか、それとも般若心経のおかげなのかわかりませんが、ほんの少し心の中が温かくなる感じがしました。
    また時々読み返したいです。

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    2021年05月21日
  • ぼくたちは今日も宇宙を旅している 佐治博士のこころの時間

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    佐治博士のロマン溢れる宇宙科学の話が学生の頃から大好きだった。命の終焉が見えてきた博士の人生論は、包み込むようにこれからを生きる若者を励まし、真実に目を向けるよう優しく促す。その慈しみに満ちた眼差しの広さと深さは宇宙そのもの。
    穏やかに語られる博士の言葉は、バッハのプレリュードに乗って雨だれのように、乾いた心の土に染み渡る。
    ●からだを構成する数十兆の細胞の内、数千億は一晩で入れ替わる。ということは、昨日と同じ自分は、もうどこにもいないということ。何回でも新しい自分になれる。毎日毎日新しい自分。細胞は壊れたり、造られたり。だから、昨日の自分にくよくよするのさ、まったく意味がないんですね。
    ●こ

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    2020年07月11日
  • 宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る

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    私は、ちゃんとゆらげているだろうか?

    「物理」と「般若心経」。
一見相容れないように思えるこの組み合わせに、自然と期待が募ります。

    物理と仏教の接点は「宇宙」。
そう考えると、両者はぐっと近づいて見えてきました。

    なかでも印象的だったのが、「ゆらぎ」についての言説。
——ゆらぎとは、半分予測できて、半分予測できないもの。

    たしかに、私たちの日常もゆらいでいます。
でも、“確実”と“不確実”がちゃんと半分ずつ、保たれているだろうか?
「確実」に偏りすぎてはいないだろうか?

    そんな問いを、ふと投げかけられたような気がしました。

    もう少し、不確実な出会いを増やしてもいいのかもしれない。


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    2025年11月13日
  • 宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る

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    科学とロマン。
    有限の命が永遠の命に還るそのときまで、いかに生きるのか、それは心の持ち様次第、そして、宇宙そのもの、存在することとしないこと、それ自体も心の持ち様次第なのである。
    人は考える。故に。
    我々はどこから来てどこへいくのか、いつか、それを理解することはできるのでしょうか。
    なんとも素晴らしいエッセイの読み物です。

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    2024年10月20日
  • 宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る

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    ネタバレ

    メモ

    般若心経は、生老病死など思い通りにならない苦しみから解放されるために作られた。
    仏陀は、修行によって自分の心のあり方を変えようとした。般若心経は、世界全体の見方を変えようとした。

    空の概念により夢幻化。

    半分予測できて半分予測できない未来。
    生きていくために自然界が用意してくれた大事な性質。

    人間は本来集団で生活する生き物。
    現代では本来のスタイルからかけ離れたものになってる。

    適齢期はない。
    今更やってみるのさらをからにかえて今からやってみるにする。

    満たされない今の境遇や気持ちを過去のせいにしていないか。本当に過去が未来を決めるのだろうか。頭に残ってる過去という記憶の曖昧

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    2024年09月03日
  • 宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る

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    東急の月刊フリーマガジンにエッセイの連載を持たれていて、そこから佐治先生の事を知りました。
    生きていく事がふっと軽くなるお話だったり、宗教や難解な物理を身近な生活に起きかえて感じることが出来ます。

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    2023年11月02日
  • 宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る

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    数日かけて、ゆっくりと再読。
    物理学者が「般若心経」の世界観を読み解くと、こういう視点や物語が出てくるんだ、と興味深く読んだ。時間や空間、人間存在をとらえるスケールが大きい。

    「私たちの体をつくっている物質の主成分は炭素です。これらの炭素は、例外なく、星が光り輝く過程で合成されたものです。そして、それらの炭素は、バクテリアや植物や動物をつくった後、❝縁あって❞私たちの体に取り込まれたのです」

    「宇宙に❝はじまり❞があったとすれば、もとを辿れば、この世界のすべてはお互いにかかわり合っていて、独立存在ではないことになります」

    決して文学的な比喩ではなくて、人間はまさに「宇宙のカケラ」であり、

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    2022年05月15日
  • THE ANSWERS すべての答えは宇宙にある!

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    訪れた献血ルームの本棚で出会った本。
    「見つめ合うと、今を同時に感じれない」
    「同じものを見る」
    「触れ合う」ことで、2人で同時に感じれる。
    という話が印象に残った。

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    2021年06月27日
  • THE ANSWERS すべての答えは宇宙にある!

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    宇宙に興味がある人も、ない人もみんなが楽しめる本だと思った。全て宇宙に繋がってる話だったけれど、生きていく上で大切なことを学べたし、恋愛相談とかの部分も楽しく解決されていてよかった。

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    2021年02月27日
  • 宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る

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    深夜ラジオのように少しずつ読みたい本。

    般若心経、美しさのルート2の法則、生命の神秘、音楽、過去は新しく未来は懐かしいこと、素粒子、まどみちお、金子みすゞ、宮沢賢治、など話は多岐にわたり、それらの知識のコンテクストを背景に半ば感覚的にまとめてある印象。

    一番印象的だったのは、地球のカケラでできた月のおかげで四季と、一日24時間と、音楽が生まれたということ。

    お月さんのおかげで自転速度がゆっくりになり、地球さんも大嵐になることなく、耳が発達し、音がコミュニケーション手段になり、言葉が生まれ、音楽が生まれた。
    だから、ジェームズ・リプトンの言う通り、言葉は「もっとも貴重な天然資源」と考えても

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    2020年06月22日
  • 宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る

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    前半の般若心経に対する解説パートは難しく、非常にわかりやすく説明しているにもかかわらず理解するのに時間を要した。
    理論物理の研究者ということで、難しい事柄を「正確さを犠牲にしてでもわかりやすく説明する」ということに慣れているからかもしれないが、前半の仏教用語に対する解説もその正確性において疑問が残った。

    とはいえ、わかりやすく解説された仏教的な世界観と物理現象、ときにはキリスト教や他の哲学を持ち出し、「いいとこどり」的な世界観に基づくエッセイ風読み物として非常に面白く読むことができた。

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    2020年06月07日
  • ぼくたちは今日も宇宙を旅している 佐治博士のこころの時間

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    夏のプラネタリウムで、こころを撃ち抜かれた佐治先生のご本。

    そののち、ご講話を聞く機会に恵まれ、またまたズキュンときちゃいました。
    「これからどう生きるかで、これまでの人生が決まる」と。

    この本は、読むと、長い宇宙の歴史の中で、いまここに生命をいただいていることへ想いを馳せる時間ができます。

    量子力学や物理学がご専門で、優しく文学的なところがかっこいいです。

    印象的だったフレーズ
    「あらゆるものは生命の連続の中に生きる。
    その連続の過程をどれだけ充してゆくことができのか、
    そこに生きることの意味があるといえよう。」

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    2018年12月03日
  • THE ANSWERS すべての答えは宇宙にある!

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    宇宙の本は、今まで村山斉さんの本を読んでいましたがもっと分かり易く書いていてくれてます。嫌なことなどあった時、宇宙の話を思い出すと人間がなんて小さな存在かわかり、立ち直りするきっかけとなるので、このような本は好きです

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    2015年03月08日
  • ぼくたちは今日も宇宙を旅している 佐治博士のこころの時間

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    佐治晴夫さんの人生の考えについて様々な面から描かれていた。よくも悪くも一事象について深掘りはしておらず、非常に読みやすいと感じた。

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    2024年11月03日
  • 続・宇宙のカケラ

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    そのとき 無もなかりき、有もなかりき。空界もなかりき、その上の天もなかりき。何ものか発動せし何処に…。
    かの唯一物(タート・エーカム、中性の根本原理)は、自力により風なく呼吸せり。
    『リグ・ヴェーダ讃歌 宇宙開闢の歌』

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    2024年02月12日