三川基好のレビュー一覧

  • ゼロ時間へ

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    だいぶ好きでした。人間関係の伏線回収と、オチが良かった!ゼロ時間、なるほどね、と思いながらスラスラと読み切りました。久しぶりのアガサクリスティ!さすがです。

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    2023年01月27日
  • ゼロ時間へ

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    ネタバレ

    「アガサ・クリスティ」のミステリ長篇『ゼロ時間へ(原題:Towards Zero)』を読みました。

    『無実はさいなむ』、『蒼ざめた馬』に続き、「アガサ・クリスティ」作品です。

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    残忍な殺人は平穏な海辺の館で起こった。
    殺されたのは金持ちの老婦人。
    金目的の犯行かと思われたが、それは恐るべき殺人計画の序章にすぎなかった―人の命を奪う魔の瞬間“ゼロ時間”に向けて、着々と進められてゆく綿密で用意周到な計画とは?
    ミステリの常識を覆したと評価の高い画期的な野心作を新訳で贈る。
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    1944年(昭和19年)に

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    2022年11月12日
  • ゼロ時間へ

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    殺人事件がスタート地点ではなく、そこに致るまでの流れがあり、事件は全てがゼロ時間に集約される。 と冒頭に書かれてるようにゼロ時間までは、登場人物は多く、何も起きないので最初はツマラナいかもしれないけど、しっかり読み進めると面白い! 最後の最後まで、伏線が張り巡らされてて気が抜けない作品でした。満足。

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    2022年12月01日
  • ゼロ時間へ

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    全体的にはかなり好きな作品ながら、テーマとストーリーの相性が良くないのか惜しい印象が残った。タイトルのTowards zero「ゼロ時間へ」が、一つの事件に集約されていく強烈な流れを感じさせて素晴らしいのに、焦点となる企て自体がアガサお得意の見た目と違う人間関係から導き出される、つまり解決の時まで謎のため、例えばZの悲劇のような冤罪の死刑執行阻止を目指すカウントダウン的な緊迫感など得られようもなく、後付けの肩透かし感が残ったし、二次的な理由から起こってしまった凄惨な事件が悲しい。
    犯人造形や、バトル警視、法律家等のサイドストーリーも面白かったし、追い詰められて無実なのに罪を認めてしまうところな

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    2022年03月12日
  • ゼロ時間へ

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    ネタバレ

    動機が斬新。読み終わってから、ゼロ時間へ遡った物語だということをじっくり考えさせられた。イマイチバトル氏のキャラがつかめず読むのに少し苦労した。というかまた騙された。絶対いいやつって思わせるのが本当に上手。訳もわかりやすかった。

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    2021年11月06日
  • ゼロ時間へ

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    ネタバレ

    人間関係のもつれと殺人ミステリーが上手に組み合わさっててすごい
    ミスタートレーヴがあっさり死んでしまったのは驚いたけど、最後まで弓で友達を殺したかもしれない子どもの話が頭に残っていて、いい味出してたなあと思いました

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    2021年09月18日
  • ゼロ時間へ

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     物語冒頭に登場した、自殺未遂の男・マクワーター。本編に全然加わってこないし、「なんなんあいつ。」と思ってたら最後の最後に大活躍。

     最後のオチは、なんか急展開だなぁと思ったがまあ面白く読み終えられた。

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    2021年04月08日
  • ゼロ時間へ

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    ネタバレ

    2/3程過ぎても何も起きず、なんだなんだと読んでいたが、驚きの結末。テニスプレーヤーのネヴィルと若き妻ケイ、離婚した妻オードリー。オードリーが殺人をしたと見せかけてネヴィルだった。最後、冒頭にいたアンガスという自殺に失敗した男が目撃者になり、オードリーと結ばれるという運命的な展開。オードリーを捨てたのかと思ったがネヴィルが捨てられたのか。男の逆恨みって怖すぎる。バトル警視が探偵役。ポワロは居ないが全然面白い。

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    2025年08月28日
  • ゼロ時間へ

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    しっかりした和食(横溝作品)が続いて洋食が食べたくなったので、久々にクリスティーを。
    ちょうど、”夏の終わりに読みたくなるミステリー”とtwitterで聞いたもので、海辺の館が舞台のこちらを選びました。

    殺人は事件が起きるはるか以前から始まっている――。
    ずばり、これが今作のテーマです。
    殺人犯がいかにして強い憎悪を抱き、どんな計画を立て、そして分厚い仮面の下にそれを隠してあたかも普通の人を装って生活する様を、我々読者に気取られないように書き切ったクリスティーの筆力はさすがとしか言えません。なかなか事件が起きないのに退屈させないのもすごい。
    事件が起きて、証言や証拠が集まって、探偵が皆を集め

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    2024年09月03日
  • ゼロ時間へ

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    ネタバレ

    「前妻が自分を犯人だと思わせるために嘘の証拠を用意した」と思わせるための嘘の証拠を用意して、育ての親みたいなおばさん殺して、前妻を絞首刑にしようと企むテニスプレイヤー
    エレベーターに故障中の札かけて老人に階段使わせて死なせる
    バルビツール、センナ

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    2023年07月08日
  • ゼロ時間へ

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    本書のテーマでもあるが、最初から殺人が起こるわけでなく、物語の半分を過ぎないと殺人が起きないのが特徴的。
    それだけ、なぜ殺人を起こしたのか、人々の心理描写が色々と描かれていたのが良かったと思う。だからといって、もちろん犯人がわかるわけでも無いのも凄い。

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    2022年08月23日
  • ゼロ時間へ

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    殺人の動機が、こんなことで、、、と思い、人としてどうかと思った。
    意外な人が犯人でびっくりしたが、犯人がわかるところはちょっと運の要素が強いというか、そこまで洞察力が高くない私ならきっと、気づかないだろうと思った。

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    2022年06月12日