佐光紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なかなかインパクトのある題だ。
しかし中身は責めることも、攻め過ぎることもなく、もう少しリラックスした内容だった。
とはいえ、ある人々にとっては「とんでもない!」の噴飯ものだろうが。
第一部は、表、資料を多用した論文に近い作りだ。
第二部は、片付け、ミニマリスト、断捨離など近年の片付けブームに待ったをかける内容だ。
第二部は第一部とは様相が違い、これはこれで生活の見直しという点で有意義である。
心地よい家とは何か、それを考え直すという点では良いが、第一部との違いに違和感を覚えた。
もちろん「家事」とはほぼ片付けであり、流れが全く違うというわけではないのだが、主眼がそこにだけ置かれているようで -
Posted by ブクログ
家事育児など家庭内のジェンダーによる役割は、「イクメン」なんて言葉がある限り解決しないのだこの国では。
女性はため息と共に読み終わり、こんな本こそ世の男性に読んで欲しいけど、読んだところで悲しいかな恐らく理解はしないだろう。
連ドラ「コウノドリ」で「俺も手伝うよ」と言った父親に「何言ってんだ、お前の子だろ」と言い放つ産科医。この一言に全てが凝縮されている。
父親本人の意識が変わってもそれをフォローする環境や周囲の理解、一番手強い身内の意識を変えていかない限り、ニッポンのお母さんは世界で一番大変な役割を背負ったままひたすら頑張るしかないのだ。働いて保育園の送り迎えに弁当に日々の食事に家事に加え