瀧玲子のレビュー一覧
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ネタバレ秀吉がもっとも信頼した天才軍師!
美濃の斎藤家に仕える竹中半兵衛は、態度の悪い主君をいさめるために、わずか16人で稲葉山城を奪取する。それは、稲葉山城を長年落とすことができなかった
織田信長をも驚愕させる事件だった! のちに織田信長に登用され、羽柴秀吉の軍師として活躍する半兵衛の、短くも波乱の生涯を描く!!
織田信長の跡を継いで天下人となった羽柴秀吉には優れた参謀が2人居た。
後の世で「二兵衛」と呼ばれた
・竹中半兵衛
・黒田官兵衛
である。
この両名が打ち立てた作戦が秀吉軍の天下取りに貢献した度合いは計り知れないものがあった。
両名共に信長ではなく秀吉の直属となった背景には、人間的 -
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ネタバレ幼いころ病気にかかり右目を失明。
それからというもの、母親の愛情は、
もっぱら弟の小次郎に注がれ、
幼少年期の政宗を大いに苦しめます。
徳川幕府の時代になっても“天下”を狙いつづけ、
江戸の民から“伊達者”と呼ばれた政宗。
政宗は家族のうち、父親と弟を殺さねばならず苦渋の決断であった。残る母親とは不仲で、小田原に参陣して秀吉に臣従しようとする直前には毒殺され掛かる。
その際に、家中の不安を取り除くために弟の小次郎を誅殺せなばならなかったそうだ(但し、生存説もある)。
秀吉に臣従しても裏で一揆を扇動したりして、隙あれば秀吉の天下を覆そうとする政宗。当然に秀吉から詰問を受けるが・・・その度 -
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ネタバレ父・光秀の謀反により幸せな日々が一変!
夫を信じ、己を貫いた戦国女性の運命とは?
織田信長の重臣・明智光秀の娘に生まれ、
織田家臣団の若きエリート、細川忠興の妻となったガラシャは、
まさに幸福の絶頂にあった。
ところが、光秀の起こした“本能寺の変”によって、
彼女の人生は一変、奈落の底に突き落とされてしまう。
裏切り者の一族と後ろ指をさされつつも、
夫・忠興の理解とキリスト教への信仰を支えに、
強く人間らしい生き方をえらんだガラシャ。
時代の波に翻弄されながらも、
戦国乱世をたくましく生きぬいた、
一女性の波瀾の生涯をえがく。
戦国時代の女性は名前も判らないという人が多く、その中に -
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ネタバレ幕末に日本史上最強の「剣客集団」として志士たちを震え上がらせた新撰組副長の土方歳三の伝記漫画。
明治を迎えて天寿を全うできなかった隊士の中で、土方は最後の最後まで戦い続けた点で、幹部の中でも特別ドラマ性の高い生涯であった。
近藤も土方も沖田も元々は武州・多摩の農民の出自である。
剣術が得意であったが、江戸幕府の身分制度の敷居は高く、武士には裏口を使ってもなかなかなれない。
本来ならば不満を抱えたまま一生を為す術なく終えるはずの身であった。
けれど黒船来航に始まる幕末の動乱が土方を歴史の表舞台へと登場させるに至る。
志士たちの暗躍する京都の治安を守るための浪士隊が結成され、近藤が隊長、土方 -
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ネタバレ幕末の英雄の一人、長州の「吉田松陰」と「高杉晋作」の師弟関係を描いた伝記漫画。
前半は「吉田松陰」を中心に描いていき、長州藩の置かれた状況。
当時の外国船が頻繁に来航する中で、危機意識が高まる世相を描いていき、
その中にあって全国各地を飛び回り国を守るためにどうすればいいのかを探し回る松蔭を語る。
外国を倒すにはまず外国を知らねばならないと考えて
「ペリー艦隊に密航して、米国へ渡航しようとする」ほど直情的な松蔭は幕府から危険思想扱いされて投獄される。
自分の行動に何ら罪の意識を持っていない松蔭は、お調べの段階で老中暗殺を企んでいたことをベラベラと自ら話してしまい、処刑された。
跡を継ぐ形 -
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ネタバレ伊達政宗の伝記マンガ。
幼い頃にかかった疱瘡(天然痘)のために右目を失った、戦国時代の奥州の武将、伊達政宗。
父から期待をかけられ 若くして家督を譲られるも、実母からは毒殺されかかったり、お家安泰のために弟を成敗したりと、苦悩もある。
豊臣秀吉が天下を治めた頃には、まだ血気盛んで、自らが天下をとりたかったとの野望があったため、秀吉からは目をつけられており、白装束や十字架を背負っての、歌舞いたアピールで伊達家を守ってきた。
なんだかんだで70才、徳川家光の世まで生き、伊達家は残ったのだから 力のある、魅力もある人物だったのだろう。