桐島かれんのレビュー一覧

  • ペガサスの記憶

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    面白くて一気に読んだ。桐島洋子さんのことは全く知らなくて、お子さんの名前を聞いたことがあるくらい。もっと上の世代にはすごく有名なのだろうけど。

    前半は洋子さんが、後半は3人のお子さんからそれぞれ桐島ファミリーの人生が語られる。

    圧倒されるほど力強いある女性の一生。
    (注:ご存命です)
    信じられない!と思う話ばかりでびっくり。
    戦前のセレブな上海生活、結婚という制度無視の自由な恋愛事情、何より子どもを産む時の腹の座り方。船の上で産む話は衝撃的。
    葉山、アメリカ、カナダでの生活。大胆で豪快な人。まっすぐ芯がある。

    ただ子どもを預けて自由に働くことは相当反発されただろうなぁ。こんな人がいたなん

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    2023年04月17日
  • ペガサスの記憶

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    ネタバレ

    子供を1年間も病院や知り合ったばかりのアメリカ人家庭に預けたりする。家庭のある人と恋愛し相手の家庭を平気で壊す。子供の居場所を無くすような男性と結婚し、子供に絶縁状を書かれる。それにも関わらず、子供3人がひとかどの大人になり、それぞれに活躍し、母を尊敬していることに驚きしかない。
    世の中本当に不公平。

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    2023年03月17日
  • ペガサスの記憶

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    普通は常識にとらわれて枠の中に収まってしまうところ、枠を飛び出して自分だけの人生を開拓していく。おそらくADHD とかアスペルガーの類なのかなと思うが、未来を切り拓いていくのはそういう人たちなのだ。

    常人たるわたしには真似できない人生だけど、こんな子育て、こんな判断もありなのだと、可能性を示してもらいよかった。

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    2022年12月24日
  • ペガサスの記憶

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    小学館の新刊発表会で、大好き桐島かれんさんのプレゼンを聞いてから、読むと決めていた。桐島洋子さんが途中まで完成させていた自伝の続きを、アルツハイマー発症後、3人の子どもたちがそれぞれの視点から書き連ねた。ふんわり尊敬する桐島さんのの理想化された人生、娘息子にとっては過酷な面もあったのだが…かれんさんは一時絶交している…母としては複雑な思いもありつつ人としてこよなく尊敬し、愛している様子が伝わる。
    私なんぞ比べるべくもないが、強烈個性の母親、姉ふたりと末弟の3人きょうだいの長女という境遇から、かれんさんを近しくまぶしく感じてきた。このような人になりたい、このような人を育てた桐島マザーはすごいと素

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    2022年10月07日
  • ペガサスの記憶

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    ネタバレ

    たまたま財閥や著名な方などとお知り合いがいて、恋をすることが好きでロマンチストで優雅な人生を過ごされたんですね。
    ジェンダーという言葉がない時代に男勝りに仕事をやり、シングルマザーで子育てし成功者と見ていましたが、姉弟3人のお話を聞くとメディアで言っていたこととは違ったようですね。

    ノエルさんとローランドさんはもっとお母さんに甘えたかったんですね。
    あと個人的にカレンさんのスクール水着は笑いました。
    洋子さんよりもカレンさん、ノエルさん、ローランドさんのほうが波瀾万丈だったと伺えます。

    洋子さんの影響なのか、リベラルなご家族だと感じました。
    一度参院選に出馬したローランドさんは洋子お母さん

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    2022年09月12日
  • ペガサスの記憶

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    著者を敬愛する友人が貸してくれて読んだ。子どものころ、『聡明な女は料理がうまい』という本を母が読んでいて著者の名前を知ったけれど、私にとっては『淋しいアメリカ人』で大宅壮一賞を取った人。影響も感銘も受け手はいない。
    あのカッコいい桐島かれんのお母さん。

    前半を著者自身が書いている。雑誌に連載していたらしいが、認知症を発症し、その後を長女かれん、次女ノエル、長男ローランドが書き継ぐ。こうして並べて見ると、圧倒的に筆力の違いがわかる。もちろん子どもたちは文筆家ではないが。

    p171
    「本当に大切なことは、白黒つけられない」というのも母に教わった考え方です。価値観が違うと「これが正義」と決めるこ

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    2022年07月28日
  • ラブ オブ ライフ 暮らしをいつくしむ もの と こと

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    アジアと西洋の美しいものが入り混じる。
    取捨選択して生き残った好きなもの。
    ブラック&ホワイト
    チャイナ
    レース
    フォークロア
    ヴィヴィットカラー

    長いワンピースが素敵。
    背が高いからよく似合う

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    2020年08月16日
  • ホーム スイート ホーム 暮らしを彩るかれんな物がたり

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    頑固だが偏狭ではなく、美と醜のぎりぎりの境界まで踏み込んでいく貪欲な猟犬。
    彼女の母親は彼女をそう喩える。
    本を読む姿が一枚の絵のような、「渚」という、日本名をもつ、桐島かれんのスタイルブック。

    アンティークを好む彼女の私物はどれもレトロでオシャレで、写真家の夫が撮るそのすべてに味があって、まとまりのよい一冊。

    読み物としては、家族の物語がいい。
    猫の話は泣ける。
    たまに、パラパラと眺めて、高貴な気持ちになるのもいいかも。

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    2013年03月11日
  • ホーム スイート ホーム 暮らしを彩るかれんな物がたり

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    桐島かれんの質のよい生活。
    けど一番うらやましいのはそれを夫の上田義彦が撮るというところ。

    彼がちゃんと見つめているっていうのが伝わってきて、内容よりも写真のが断然気になってしまいました。

    桐島かれんはやっぱり美しい。

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    2012年04月02日
  • ホーム スイート ホーム 暮らしを彩るかれんな物がたり

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    ネタバレ

    美しい本です。

    コマーシャル界のカリスマフォトグラファーの上田義彦が撮影した
    ホームフォトグラフと桐島かれんの思い入れたっぷりの文がとてもマッチしています。
    写真をみるだけでもいい。
    とてもセンスの良さと、国際的なカルチャーを感じます。

    また大宅荘一賞を受賞した『淋しいアメリカ人』の著者
    桐島洋子の娘という立場から、自己の育てられた育児を
    振り返ったコメントがとてもよく、
    破天荒で常識破りの子育てが成功かどうか、
    遺伝子の影響などを含んだ一定の結果を確認できる本としても
    最高に良い本です!

    美しいお顔、美しいおうち、リッチな生活、
    ああうらやましい!

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    2012年01月21日