ニッコロ・マキァヴェッリのレビュー一覧

  • ディスコルシ ――「ローマ史」論
    余談だが、ニッコロ・マキァヴェッリの思惑とはおそらく異なり、不届きにも寝ころんで読書する習慣の自分にはいささか腕が疲れた・・・。(笑)

    原題は『ティトゥス・リウィウスの初篇十章にもとづく論考』とのことで、リウィウスの著作『ローマ史』から読み取った古代ローマ史よりの事例に加え、マキァヴェッリの生きた...続きを読む
  • ディスコルシ ――「ローマ史」論
    本文650ページ+訳注・解説など100ページ。
    全142章、1章あたり5ページほど。
    訳良し。


    以下に6章まで、雑な要約を書いた。参考に。
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  • ディスコルシ ――「ローマ史」論
    現代の政治を考えても、思い当たることがある箇所もあり、人間は500年以上たっても、本質はそうそう変わらないと思いました。
  • フィレンツェ史 上
     マキアヴェッリのフィレンツェ史の第4巻までがおさめられています。ローマ時代からチョンピの乱を経て,メディチ家がフィレンツェの権力を掌握するまでの時代が物語られています。
     登場人物が多いこともあり,ある程度のフィレンツェ史やイタリア史の背景知識があった方が読みやすいと思います。マキアヴェッリらしい...続きを読む
  • ディスコルシ ――「ローマ史」論
    ティトゥス・リヴィウスの『ローマ史』に取材して、国家経営のあるべき姿を説いたマキャベリの大著。

    『君主論』においては、ひたすら君主制について論じ、国家を強大にするために君主はいかに行動すべきかを説いた。しかし、『ディスコルシ』においては、古代ローマに範を求め政治がいかにあるべきかを説く。ルソーがマ...続きを読む
  • ディスコルシ ――「ローマ史」論
    ローマ史論とフィレンツェ史は30年も前に岩波文庫で読んだ。その頃でさえ入手がなかなか出来ず、復刊された版をやっと手に入れた。岩波文庫版は苦心を感じさせる格調高い訳で読み慣れればなかなか読めるのだが、やはり時代を感じさせる。原語を読めない身にとっては、新訳は常に新しい何かをもたらしてくれる。
    旧訳のロ...続きを読む
  • フィレンツェ史 下
     マキアヴェッリのフィレンツェ史の第5巻から第8巻までがおさめられています。コジモ・デ・メディチの時代や,ロレンツォ・イル・マニーフィコの時代が中心です。ロレンツォ・イル・マニーフィコの死去までの時代の物語になっています。
     特に後半はマキアヴェッリの同時代の話ということもあり,読みやすいと思いまし...続きを読む
  • ディスコルシ ――「ローマ史」論
    マキャヴェリは思想家とは言えても決して哲学者ではない。フィレンツェ社会の荒波でもまれた経験から育まれた彼の「教訓」はパワー・ポリティクスに基づく実践的な処世術ではあっても、善悪の価値判断を伴わないし、たぶん彼には信仰心は無い。
    本書は古代ローマの歴史をたどりながら、当時のフィレンツェを含めたヨーロッ...続きを読む