【感想・ネタバレ】フィレンツェ史 上のレビュー

あらすじ

権謀術数ひしめく15世紀末のフィレンツェ。マキァヴェッリは軍事・外交を担当する共和国の官僚として活躍したが、イタリア戦争によってメディチ家が権力の座に戻ると職を追われる。しかしそのずば抜けた才能を評価する枢機卿ジューリオは、歴史理解を統治に生かすべく本書の執筆を依頼。マキァヴェッリはそれに応え、晩年のほぼ全てを費やして人びとの心の内面までをも再現した躍動感あふれる歴史絵巻を描き出した。上巻には古代ローマ時代からメディチ家が権力を掌握する15世紀までを収録。政治の現場に身を置き、場数を踏んだ者だけが読み取ることのできる、ほんとうの歴史がここにある。

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Posted by ブクログ

 マキアヴェッリのフィレンツェ史の第4巻までがおさめられています。ローマ時代からチョンピの乱を経て,メディチ家がフィレンツェの権力を掌握するまでの時代が物語られています。
 登場人物が多いこともあり,ある程度のフィレンツェ史やイタリア史の背景知識があった方が読みやすいと思います。マキアヴェッリらしい叙述が読んでいて面白いと思いました。

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2019年02月11日

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