作品一覧

  • フィレンツェ史 上
    4.0
    1~2巻1,430~1,485円 (税込)
    権謀術数ひしめく15世紀末のフィレンツェ。マキァヴェッリは軍事・外交を担当する共和国の官僚として活躍したが、イタリア戦争によってメディチ家が権力の座に戻ると職を追われる。しかしそのずば抜けた才能を評価する枢機卿ジューリオは、歴史理解を統治に生かすべく本書の執筆を依頼。マキァヴェッリはそれに応え、晩年のほぼ全てを費やして人びとの心の内面までをも再現した躍動感あふれる歴史絵巻を描き出した。上巻には古代ローマ時代からメディチ家が権力を掌握する15世紀までを収録。政治の現場に身を置き、場数を踏んだ者だけが読み取ることのできる、ほんとうの歴史がここにある。
  • ディスコルシ ――「ローマ史」論
    4.2
    1巻1,815円 (税込)
    『君主論』をしのぐ、マキァヴェッリ渾身の大著。フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、神聖ローマ帝国など、群雄が割拠し、戦いに明け暮れていたルネッサンス期。権謀術数が飛び交う中、官僚として活躍したマキァヴェッリは、祖国が生き残る方法を模索し続け、古代ローマ史にその答えを求めた。不利な状況での戦い方、敵対する勢力を効果的に漬す方法、同盟の有利な結び方、新兵器への対処方法、陰謀の防ぎ方と成功のさせ方、そして、最強の国家体制……。権力がぶつかり合う壮大な歴史ドラマの中で磨き上げられた、パワー・ポリティクス永遠の教科書。
  • 戦争の技術
    -
    1巻1,320円 (税込)
    『君主論』でカリスマ権力者による政治主導を訴え、『ディスコルシ』で市民に国を守る自覚をうながしたマキァヴェッリは、本書で、強く、かつコントロールしやすい軍隊の作り方を説く。群雄割拠の時代、他国との戦いを勝ち抜かなければならないのはもちろんだが、同時に司令官たちの台頭も警戒しなければならない。軍制改革の特命を帯びた彼は、厳しい訓練によって兵士を鍛えるとともに、クーデターを未然に防ぎ、不満分子を矯正するための管理体制を構築する。マキァヴェッリ政治思想を理解する上で欠くことのできない一冊。ボリンギエーリ版、ナツィオナーレ版に依った改訳決定版。
  • ディスコルシ ――「ローマ史」論

    Posted by ブクログ

    余談だが、ニッコロ・マキァヴェッリの思惑とはおそらく異なり、不届きにも寝ころんで読書する習慣の自分にはいささか腕が疲れた・・・。(笑)

    原題は『ティトゥス・リウィウスの初篇十章にもとづく論考』とのことで、リウィウスの著作『ローマ史』から読み取った古代ローマ史よりの事例に加え、マキァヴェッリの生きた現代イタリアの状況から得た事例をふんだんに教訓として盛り込んで、国家のあるべき姿やどのような時に国家は栄え、そして滅亡するかを論述する。
    各章の論述はそれほど長くなく読みやすくなっており、スタイルとしては章頭で、「人間は、悪党になりきることも善良になりきることも、まずはできないものである」とか「同盟

    0
    2014年11月01日
  • ディスコルシ ――「ローマ史」論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本文650ページ+訳注・解説など100ページ。
    全142章、1章あたり5ページほど。
    訳良し。


    以下に6章まで、雑な要約を書いた。参考に。
    --------------------------------------------------------------------------------


    【1章】 都市の起源
    ○都市国家の創設者の力量は、土地の選定と法整備により試される。
    ○不毛な地は人々は勤勉になり、団結し国内不和も起こらないので良い。
    ○自然の安全保障を得られない、かつ他を支配するつもりがないのなら豊かな地を選ぶのが賢明だ。
      土地の恵みで人は惰弱になる。強い法規制及

    0
    2012年11月09日
  • ディスコルシ ――「ローマ史」論

    Posted by ブクログ

    現代の政治を考えても、思い当たることがある箇所もあり、人間は500年以上たっても、本質はそうそう変わらないと思いました。

    0
    2019年02月01日
  • フィレンツェ史 上

    Posted by ブクログ

     マキアヴェッリのフィレンツェ史の第4巻までがおさめられています。ローマ時代からチョンピの乱を経て,メディチ家がフィレンツェの権力を掌握するまでの時代が物語られています。
     登場人物が多いこともあり,ある程度のフィレンツェ史やイタリア史の背景知識があった方が読みやすいと思います。マキアヴェッリらしい叙述が読んでいて面白いと思いました。

    0
    2019年02月11日
  • ディスコルシ ――「ローマ史」論

    Posted by ブクログ

    ティトゥス・リヴィウスの『ローマ史』に取材して、国家経営のあるべき姿を説いたマキャベリの大著。

    『君主論』においては、ひたすら君主制について論じ、国家を強大にするために君主はいかに行動すべきかを説いた。しかし、『ディスコルシ』においては、古代ローマに範を求め政治がいかにあるべきかを説く。ルソーがマキャベリを共和制論者として評価したのも強ち間違いではないことに気付かされる。

    0
    2011年06月03日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!