松波晴人のレビュー一覧

  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    「行動観察」という手法により、「付加価値の提案」と「生産性向上」ができるということを、様々な事例によりわかりやすく知ることがことができた。
    また「行動観察」では「データ分析のため」に実施するのではなく、「仮説を生み出す」ために実施するというのが、とても大事な点と感じた。

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    2022年06月04日
  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    「いたずらに対象者を増やして表面的な調査」を行った結果、検証に時間がかかってアイディアが古びてしまう…という事態にならないよう、本書の手法は、少ない対象件数でもいいので、まずは「行動観察」して、仮説を立てることを推奨する。
    そして「その仮説に基づいたソリューション案を考えた後、そのソリューションを簡易に導入して、その効果を確認する」という進め方が、スピーディーかつ知的で新鮮だった。

    スーパー銭湯の待合コーナーにいるのは男性か子供
    →飲み物を買うのは主に子供なので、自動販売機も子供に売れそうなものが1番良い場所に設置されている
    →しかし、子供が飲み物を買うためには、お父さんの承認が必要
    →「つ

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    2022年04月13日
  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    1.自分が今後、人間分析で深めなければならないポイントは?この本を通じて自分の振り返りを行っていく

    2.行動観察とは、ありのままの生活を観察し(現実をとらえる)、問題をしっかりと把握することです。なぜ行動観察が重要かというと、①言語化されていないニーズやノウハウを抽出できること、②社会通念のバイアスを排除できること(先入観の排除)からです。つまり、現場から新しい発見を偏見なく収集できることが有効な点と著者は述べています。
    これを踏まえ、第2章では著者が携わってきた案件を紹介しながらワ-キングウーマンや残業代の軽減などあらゆる事例が紹介されています。

    3.自分に足りないところは、一度考えるこ

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    2022年01月22日
  • ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論

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    新たな仮説、それも妥当性の高い仮説を生み出すことが重要。

    組み合わせることは機械でもできるが、それが価値を生むのかという評価はヒトにしかできない。ここが組織として新規事業を生む悩み…。

    書かれていること、置かれている状況一つひとつがとても共感できる。

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    2021年12月19日
  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    これは面白い。何が面白いって、著者の類稀なる観察眼。どうしてそんなことに気付けたの?と小一時間問い詰めたい。
    もちろんコーネル大で学んだ人間科学の知識がベースになっていることは間違いないが、常人には真似のできない天賦の才もあるんだろう。ちょうど優秀な営業マンがとっさに顧客の望むものを見抜くように。
    そういう意味では、自分のようなボンクラのふしあなには全く役に立たない内容なのだが、そんなことはどうでもいい程面白かった。

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    2021年11月18日
  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    p.154
    観察調査員として重要なのは観察対象者との信頼関係である。そして、優秀な営業マンとして重要なのは、お客さんとの信頼関係である。その意味で、Jさんにノウハウを教えてもらった上に、さらにお昼までご馳走になったことは、私にとって何よりの勲章であった。
    → よい読書会はファシリテータと参加者の信頼関係で決まる。参加者との信頼関係が成立するまでは永遠にアイスブレークを続けることは本望である。方や、参加者を自分の都合に合わせてコントロールするなぞ、読書会としては本末転倒である。

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    2020年01月04日
  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    ニーズとインサイトの違いは、、なるほど行動で無意識にあらわれるものがインサイトなのかも。
    調査は本当によい仮説かどうかの検証。よい仮説を生み出すことのほうが大切。
    著者の松波さんは文章力もすばらしくて、小説を読んでるかのよう。

    ・行動観察の極意
     1)必ず現場で人間の行動を観察すること
     2)勘ではなく根拠のあるソリューションを提案すること(科学)
    ・ノイズの大きい部屋では、静かな部屋に比べて「お互いを助ける行動」は減る
    ・人間はほとんどの行動を無意識に行なっている
    ・インタビューの途中でも手を止めない=ワーキングマザーの日常
    ・人間はパーソナルスペースという空間があり、知らない人間に近い距

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    2018年12月09日
  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    行動観察からビジネスのイノベーションを生み出すノウハウ。コンシューマービジネスを営む人は必読の書。ある特定の人物の行動をつぶさに観察することから、いろいろな気づきを得ることができる。それらの行動から仮説を立て検証しビジネスの現場に生かしていく手法を紹介している。

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    2018年10月28日
  • 「行動観察」の基本

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    現場の行動を観察する、Fact事実をみて、Insight洞察を得、Reframe考えを再構築し、Extensive Knowledgeより深い知見を得る。それは現場を観察することでしか得られない、ただし、闇雲に観察するのではなく、目的を持って観察する、透明人間になる、など難しい。しかし、やってみないと検証できない。とにかく真似してみる。

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    2018年08月05日
  • ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論

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    ネタバレ

    以前読んだ「インサイト」という本も合わせて読んでいくと理解が進む。全体的な流れは本質的には同じもので、少しずつ方法論に違いがあるだけかなあという印象。

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    2018年07月22日
  • ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論

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    松波さんの講演に2度参加しており、実はまったく知らない内容ということではなかったが、とても新鮮に読めた。
    登場人物に感情移入しすぎたのか、ウルッときてしまった。
    「承認の貯金」が足りない自分にも気がつき逆に勇気ももらえた。いろんなことが線で繋がり、すっきりした気分です。ありがとうございました。

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    2018年07月21日
  • 「行動観察」の基本

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    最近、著者 松波氏の講演を拝聴する機会があった。話がとても面白かったので同僚が持つこの本を借りた。

    自社で「成功企画を振り返り、そこから見えた要素を整理する」という試みを行なった。要求→手段展開はやめ、要求文脈→プラン展開に変えよう!といったものだが、この試みの結果が、この本の内容とかなり符合するところがあり驚いた。

    いかなる課題においても、本当に大切な何かを明確にし、その上で解決策を探るというアプローチが重要であると思うが、この本では、これらのアプローチのみならず、マインドについても触れられている。
    かねてより、顧客要求を整理したり、見つめなおしたりする際、「(言葉は悪いが)アホになろう

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    2017年11月04日
  • 「行動観察」の基本

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    この本のベースとなるのは人間の心理である。

    書いてあること自体を実践してすぐに意味のある結果を導ける行動観察に出来るものではない。
    自分がどれだけ偏った見方、
    考え方をしているかということを改めて認識するきっかけの本だと思った。

    人間第一印象や思い込みによって、
    ついつい事実を見逃しがちである。
    また事実を得てもそれを偏った見方で見ている限り同じような考え、認識にしかならない。

    行動観察という言葉によって、
    本当に意味のある示唆、結論を導けるかは、
    個人の考え方、捉え方による部分が多い。

    行動観察をすることでみられる共通的な行動で満足するのではなく、
    その行動の背景にある人間心理を予想

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    2014年05月25日
  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    2回目。
    この本を読むのはこれで2回目。同じ本を2回読むことは、ほぼない。初めてくらい。そのくらい、この本は面白い。この仕事をしたいなあ。、


    ーーーー以下、1回目ーーーー
    今まで行ったいくつかの行動観察の流れ、方法を記したもの。企業の売り上げ向上のために行うことが多いようだ。

    行動観察の方法はかなり単純で、例えば本屋なら、実際に本屋に行って人々がどんな行動を取っているかを文字どおり観察する。ここまでは、やろうと思えば誰でも出来るかもしれない。だが、ここからがすごい。人々がなぜこういう行動を取っているのか、もっとこうすることで満足度が高まるじゃないか、という解決策を毎回100以上見つけるの

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    2016年12月06日
  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    行動観察学、それは人間が無意識のうちにとっている行動までもを観察し、商品陳列の改善や、サービスの向上に役立てようというもの。聞き取りしても、人間自身がわかっていないニーズなど浮かび上がってこない。体が欲しているものを見ることで発見し、消費者や受け手側がより過ごしやすい環境を作るというこの学問はとても興味深かった。

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    2015年01月28日
  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    ネタバレ

     マーケティングに携わる人は、コトラーやポーターを起源とするマーケティングやドラッカーを起源とする顧客の創造など)を学ばなければならないと思いますが、先輩から教わる既知の概念だけでなく、外部からも新しい未知の情報を収集して欲しいと思います。
     この「ビジネスマンのための行動観察入門」は、私が読んで良かった!と思った本です。マーケティングを携わる人だけでなく、全てのビジネスマンに自信を持ってお勧めできる本です。

     特に、忙しいワーキング・マザー、ワーキング主婦?でありながら、重要なお仕事に従事されている女性には、特にお勧めせずにいられない内容です。確かに、顕在的なニーズを知るためには、アンケー

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    2020年05月08日
  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    何度読んでもおもしろい本です。もっと注目されてもいいだろうけど、全体的に冗長です。ドキュメンタリーチックな感じが人によっては読みづらいというかまどろっこしく感じるかと思います。新書で教本ではないので仕方がないですが、もう少し行動観察を行う上でノウハウが公開されているとよかったかなと思います。

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    2023年09月27日
  • ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論

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    書いてあることは頭では理解できる。
    でも、実際には中々上手くいかない。
    今までとは違う脳を使う必要がある。慣れるには時間がかかりそう!

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    2023年03月17日
  • ビジネスマンのための「行動観察」入門

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    行動観察の手法が第3章に載っており、これをもっと冒頭に載せてほしかった。

    文化人類学の調査手法である行動観察をビジネスに転用する具体例として良書。
    ソリューション案やその結果をもっと具体的に知りたかったが、わからなかったのが残念。公開できないことが多々あるのだとは思うが…。

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    2022年12月04日
  • ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論

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    一章
    全ては気付きから始まる
    事実と気付きは違う
    偏見フィルターを意識的に外して受容的に気付きを感じよう

    2章
    意外な真相を追求しよう
    それがアブダクションするということ

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    2022年05月21日