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Posted by ブクログ
最近、著者 松波氏の講演を拝聴する機会があった。話がとても面白かったので同僚が持つこの本を借りた。
自社で「成功企画を振り返り、そこから見えた要素を整理する」という試みを行なった。要求→手段展開はやめ、要求文脈→プラン展開に変えよう!といったものだが、この試みの結果が、この本の内容とかなり符合するところがあり驚いた。
いかなる課題においても、本当に大切な何かを明確にし、その上で解決策を探るというアプローチが重要であると思うが、この本では、これらのアプローチのみならず、マインドについても触れられている。
かねてより、顧客要求を整理したり、見つめなおしたりする際、「(言葉は悪いが)アホになろう!」とよくいっていた。アホになろうというのは、“今信じていることは一旦忘れよう” という意味合いなのだが、うまく言葉にするのは難しいと感じていた。しかs、この本にはこの辺りのマインドが結構スッキリ表現されている。う〜ん、なるほどなぁ。
私はとにかく面白く読み進めることができた。未知の課題を解決する方法論の多くは、あるところまでは誘導してくれるが、ゴールの手前で投げ出される。。。という印象があった。カーナビでいえば「目的地に近づきました。ルート案内を終了します」ってやつ。もうちょっと誘導してくれ〜 という感じ。
しかし、これは甘え過ぎ。著者も述べているように「正解のない問題」に取り組むんだから、迷いや反発があるのは当然だ。
何よりも、まずはマインドセットなのかもしれない。
Posted by ブクログ
この本のベースとなるのは人間の心理である。
書いてあること自体を実践してすぐに意味のある結果を導ける行動観察に出来るものではない。
自分がどれだけ偏った見方、
考え方をしているかということを改めて認識するきっかけの本だと思った。
人間第一印象や思い込みによって、
ついつい事実を見逃しがちである。
また事実を得てもそれを偏った見方で見ている限り同じような考え、認識にしかならない。
行動観察という言葉によって、
本当に意味のある示唆、結論を導けるかは、
個人の考え方、捉え方による部分が多い。
行動観察をすることでみられる共通的な行動で満足するのではなく、
その行動の背景にある人間心理を予想することに意味のある示唆が眠っていると思われる。
そして、人間特性上偏りがちな捉え方、考え方を知り、意識的に逆らおうとしてみると、
新たな事実を拾うことが出来たり、
固まった思考パターンから逃れた新しい考えに繋がるのだろう。
この本に書かれた内容の先にあるのは、
ビジネスにおける成功などというものだけでない。
満ち足りた人生にも繋がるだろう。
それだけ人間の本質、心理に近付けば近付くほど
それを活かした充実した人生になるだろう。
定期的に読み返すことで、
自分がどのような考えにいるのかを見直したいと思う。
Posted by ブクログ
行動観察
・100点主義と減点主義が重視される中ではイノベーションは起こりえない
・自分自身のことであっても言語化して語ってもらえるのはほんの一部5%
・人間はやや自信過剰であるくらいが通常。自信がないと人の顔色ばかり気にして意思決定できず、深刻になると自己批判を繰り返してうつになる。
・さまざまなイノベーションの最初のステップとしてかならず現場での観察と気づきがあったはず。
・行動観察に取り組むとアイデアを出したりソリューションを考えるときに「これはあの人は喜ぶだろうな」という感覚を持つことができる→生き生きとしたアイデアが生まれてくる
・マーケットの大きさやビジネスモデルの妥当性は、提供するべき価値をしっかり考えた後で議論すべき問題。
・30年前の日本人+インターネット=中国人観光客
・観察者との信頼関係を築けなければ十分なファクトは収集できない
・問題の本質に迫るためにこそ時間は使うべき。焦って打ち手を決めてはダメ
・ゴールを見失わずに「とんがり」と「共感」を意識する
・自己効力感→自分は成し遂げることができるという思い
・PKを外すことのできるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ。(ロベルトバッジョ)
・自分の目利き力で判断して責任を取るか、もしくは部下の思いを信じて任せるか。イノベーションを起こすためには、どちらかのリスクを取らなければならない。
Posted by ブクログ
上司から勧められた人間観察の基本の書。
【仮説をもつために行動観察】
・受講生の授業を見学する。
→そもそもどんな気持ちで望んでいるか?法人と個人、年齢や職位ごとの意欲は?
→一番身近に振れている、講師に尋ねることも有効。
→真実の瞬間を抑えておき、そこで観察する(受付、メール・電話対応、受講、ラウンジ・勉強会室利用、ガイダンスなど)
【アンケートの社会正義を理解する】
→本当のことは言わない。社会でよしとされている方向に流れることを把握する、またそのような質問はしない。
→アンケートの4に価値は薄い。
【「初頭効果」と「親近効果」】
→第一印象で人は判断する、最後の印象をよく覚えている
→Day1(いやオリエンか?)、Day6が肝心ということ
【勇気をもってチャレンジする】
→「成功←自分→失敗」ではなく、「自分→失敗→成功」。失敗を避けては、もっと正確に言えば、失敗する勇気を持たなければ成功はできない。
→「PKを外すことができるのは、PKを外す勇気をもったものだけだ」
キーワード:行動観察の瞬間に先回りする
Posted by ブクログ
行動観察の入門書。
最強の者でも、最も知的なものではなく、最適な者が生き残るというダーヴィンの思考と
100点をミスなくこなすニュートンの思考。
今の時代は100点満点を目出すのではなく、最適を目指し生き残っていく。正解は無いのだからリスクを恐れずにチャレンジしていこう
といった、行動観察のきっかけ作りになる本でした。
「サービスの基本は人間を知ること」
結局、データで素晴らしい成果を証明していたとしても、
体験としてイマイチな実態なのだったら、品質は良いとは言えない。
人の特性を知れば知るほど、無意識の行動・感情的な判断で動いていることがわかる。
だから「場の情報」を大切にする。
言葉にできていない価値は場にしかころがっていないからだ。そのために行動観察し、本質は何か?といった問いを続けなければいけない。
イノベーションを生むためには、「人間」を知り「知られていない価値」をリフレームして作り上げるという
困難な道を歩むしかないのだ。
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