萩原健太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
北欧5か国に在住、または精通しているライターの方々が、北欧の四季折々のトピックスを日めくりカレンダーのように、4月1日から翌年3月31日まで綴った一冊です。よく知られた話から、まったく知らなかったエピソードまで、多彩な物語が並び、とても楽しく読めます。
フィンランド編では、
「窓辺にガラス製品を置く人が多い理由」
「ニンジンを生でポリポリ食べる」
「お礼にシニネン(ファッツェルのチョコレート)」
「森のふかふか、レインディアモス」
など、まだ知らなかった暮らしの一端に触れることができます。
そして、ホテルのサウナの壁に備え付けられていた“謎の大きなペーパーロール”が、実は使い捨てのお尻の下に敷くシートだったという話には思わず納得。当時「なんじゃこりゃ?」と思っていた疑問がようやく解けました。
スウェーデンのことわざ
「悪い天気というものはない、服が悪いだけ」 という言葉も印象的でした。
極寒でも大雨でも、服装と準備次第でどこへでも行ける――一年に“悪い天気”など存在しないという、自然を愛する北欧らしい素敵な考え方だと感じました。
見開き2ページに2〜4つのトピックスが簡潔にまとめられ、カラー写真も添えられています。眺めているだけでも嬉しくなる構成で、寝る前にサクッと読んで北欧を思い浮かべながら眠りにつくのにぴったりの一冊です。 -
Posted by ブクログ
数時間のヘルシンキ散歩経験の復習として。
なぜこれらのデザインが支持されるのか、言語化して理解できてはいない。
ここに紹介される生地やコップや家具をひとつか、ふたつか、みっつくらい我が家に持ち込んだところで、私の暮らしが今より幸せで豊かになるとは思えない。それらを凌駕する量の雑多なモノが存在感ありすぎるし、それらを排除することも簡単ではないし、排除すべき理由も思いつかないから。普通に片付いていれば良いのではないか。という仮説。
北欧デザインは何かのブームなのか?真に人の心をとらえる何かがあるのか?
可能性として、日本の伝統的素朴系デザインに共通する何かがあるのではないか。有田焼ではなく、備前焼や萩焼、みたいな。つまり、気候風土に合った、実質を重んじる文化の結晶としてのデザイン。
もっと学びたい。
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Posted by ブクログ
日本各地の民藝のお店や民藝館を紹介する本。
各ページにのっている民藝品や建物の外観の写真を見れば気持ちが穏やかになり、作り手や作業場の写真を見れば何かドキドキさせられる。ページをパラパラめくるだけでも楽しい。
個人的には芹沢銈介デザインの看板や建物に心を惹かれた。和洋、新旧が混ざったようなフォント、色使い、形。東北を中心にいつかは自分の目で実際見に行ってみたい。
読ませるより魅せる本だけど、説明文、紹介文もじっくり読むとなかなか深い。よくわからない用語や知らない人物もページ下の余白に索引があって親切。
大衆的で素朴な民藝に興味と美しさを見いだせる本。