岩出雅之のレビュー一覧
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■総括
①心/身体が乱れている時、原点に立ち返らせてくれる1冊
・まずは自分自身を整えて、ニュートラルに戻すよう強く訴えている
・確かに、当たり前のことが疎かになっていて、いい結果は出ないように感じる
・初心を忘れてしまっている時に、思い出したい1冊だと思う
②負けない要因を作らない
・勝負である以上、相手に依存してしまう
・負ける原因は自分が作る、勝つ原因は相手がくれると自覚する
■要約
1. 作法0
・前提として
勝負である以上、相手の能力に依存する部分が大きく、絶対勝てるかどうかは相手次第
だが、負けないために自分を仕上げる方法はある
・負けない作法とは、自分をニュート -
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大学ラグビー選手権9連覇を成し遂げたからこその説得力のある本書。マネジメント論としての特段の目新しさはないものの、話の重点の置き方で新たな発見があった。
・勝ち続ける組織とは、「メンバー一人ひとりが自律的に考え、行動し、仲間と助け合いながら、自ら学習、成長する集団」(P20)
・言いたいことを「相手に言わせる」質問術(P67)
・フローに入る為の鉄則
①明確な目標を定め、心理的エネルギーを集中させる
②あらゆることに成長マインドセットで取り組む
③今のレベルより「ちょっと上」にチャレンジする
④即座のフィードバックがある
⑤大事なのは「未来」や「過去」ではなく「現在」
⑥「楽しさ -
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個人的にスポーツに関わる全ての人や体育会系の方にぜひ読んでほしいと感じる。
ひと昔前の飴とムチではなく、皆が成長していけるように組織として奪う人から与える人へ。
与えるという感覚を身につけることこそ、あらゆる組織で上手くやっていける秘訣であり自分とその周辺の人達を幸せにする秘訣だと思う。
体育会系リノベーション
4年生が雑用をする。それは他校から見ると、あまり理解されず大変だなぁーと感じられる。しかし帝京学生から見ると、1年生の時にしてもらったことを今の1年生にしているので当然のこと。
1年生に雑用をさせると、環境にも慣れてない中必ずベストなパフォーマンスができなくなる。そして、帝京大学でも -
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ネタバレ組織活性化のために心理的安全性は不可欠な要素ですが、心理的安全性があればそれだけで十分かというと、それは大きな間違いです。心理的安全性の研究の第一人者であるハーバードビジネススクールのエイミー・エドモンドソン教授は『恐れのない組織』(野澤智子訳、英知出版)の中で、「心理的安全性は、目標達成基準を下げることではない。野心的な目標を設定し、その目標に向かって協働するのに有益」と述べています。つまり、「心理的安全性」と「野心的目標」の両方が必要で、どちらが欠けても機能しない。
心理的安全性と責任がともに低い組織は、メンバーが無気力になります。職場は、形式的で非効率かつ融通の利かない状態になりがち -
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負けない作法、と聞いてなんとなく交渉ごとなどでの絶妙な塩梅(51:49とかで折衷案をとる、みたいな)をとるためのテクニックだと思ったのだったが、シンプルに試合に負けないための心構えだった。笑
考え方としては中道とかに近いのかな、それにメンタル面とか体調面も常にニュートラルを保っていましょう、という内容。
作法0から4まで分けられているのだが、どうにも同じ話の繰り返しのように見えて途中から流し読み。多分こういう体育会系の環境に馴染みがある人ならもう少しリアリティを感じて面白く読めるのかもしれない。
応援されるようになる選手、みんなを結びつけられるリーダーになるためには普段の雑用や家事も大事だよ、