井原裕のレビュー一覧

  • うつの常識、じつは非常識

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    うつで薬に頼る前に生活習慣改善、という内容。根拠もしっかりされている。うつ病者とコミュニケーションを取っても良いし、励ましても良い、といったこれまでの常識を覆す意見が多数。でも納得性がある。

    一番大事なのは睡眠!というところは完全合意。どんな時も眠りを第一にしていきたい。

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    2022年08月28日
  • うつの常識、じつは非常識

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    後天的な精神疾患(うつ病や不安障害等)を疑って精神科へ足を運ぶ前に、是非とも読んでいただきたい一冊である。

    普通の精神科医は向精神薬を飲むことによって生じるリスクをまず説明しない。ゆえに、患者が事前に精神疾患や薬についての知識を身につけ、本当に病院へ掛かる必要があるかどうかまで自分で決定し、掛かる場合には、必要に応じて自衛することが非常に重要である。

    何の知識も持たず「うつは心の風邪」などというキャッチコピーに煽られるがまま丸腰の状態で精神科にかかったところで、病院の食い物にされて終わるのが精々である。私のように。

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    2020年06月02日
  • 「子どもの発達障害」に薬はいらない

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    この本を読む前から、著者と同じ気持ちでいたので、その気持ちが確証になった。子供の生きる力や伸びる力を信じ、悲観せずに生きていける、元気の出る本でした。
    早速、読んで欲しい友人に伝えて共有したい。
    発達障がいと診断されたお子様を育てておられる保護者は必読です?

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    2020年02月08日
  • うつの8割に薬は無意味

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    双極性障害について何冊かの本を読んできて、これはと思うものは少なかった。双極性障害のなんたるか(Ⅰ型とⅡ型があることなどなど…)、あらましを解説するものばかりで、さて本人としてはどう生活していくべきなのか、この大事な点まで踏み込んだものはそうなかったのだ。本書の著者は現医師であるにもかかわらず、治療に欠かせない薬物療法について過剰な期待をすべきでない、と始める。「患者を治せる精神科医はいない」とまで言う。本書では患者自身が病をどうとらえて生活し、身近な人々から社会まで、どう付き合っていくか、その見直しを説いている。

    双極性障害の患者本人が、以前のような生活を取り戻せるよう、必死に情報を収集し

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    2018年09月17日
  • うつの8割に薬は無意味

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    抗うつ薬のNNTは5、つまり薬を投与して意味があるのは5人に1人。薬物治療とはそういうことかと、まさに目から鱗。いつか自分や家族が病を得たときに、それを受け止めるための新しい心構えをもらった気がした。今のうつや双極性障害の"患者"が時代の要請で作り出されたものだということもよくわかった。もちらん、彼らを非難する気持ちにはなれないが。規則正しい7時間睡眠の確保、適度な運動、アルコールの節制で、精神の調子が大きく上向くという、言われてみれば当たり前のことが、薬物治療という魔法に頼ることで霞んでしまっているのは、患者さん達にとってとても不幸なことだと思う。とはいえ、当たり前のこと

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    2015年10月18日
  • うつの8割に薬は無意味

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    自分の人生の主役は自分自身。自分を治すのも自分自身。主治医は手助け。
    まずは睡眠量、睡眠相、断酒で生活を立て直す。
    睡眠は7〜8時間。過労者は睡眠不足改善、老人は不活化を防ぎ散歩30分、寝過ぎない。不登校児は朝日を浴び生活リズムの立て直し。
    家族や周囲の日薬と目薬。(時間が薬である〜時間が癒してくれる、あなたは一人では無いと伝え続ける)若者には夢を、年寄りには思い出を。自殺さえ食い止めれば鬱は治る、とにかく治ると希望を与え続けることが大切。どうしても自殺念慮がおこる時は、入院も一つの手段。

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    2015年08月09日
  • うつの8割に薬は無意味

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    最近マスコミでも話題になっている本。一気読み。著者の書籍は学ばされることが多く好んで読ませていもらっているが、これは一般向けの本であり、現代のうつ病や双極性障害治療に対するアンチテーゼであり、よくよく考えると当たり前のことがわかりやすく書かれている。印象に残ったフレーズとして、現在の薬漬け医療は「精神科医・製薬会社・患者の三位一体として理解する必要性」、双極性障害を「睡眠・覚醒リズムのの失調」として捉え直す、『クルマ乗るなら酒飲むな、クスリ飲むなら酒飲むな』、精神科クリニックにかかるのは今やギャンブル、安易な休職のすすめの再考、うつ病の休職にも損益分岐点がある、休職による利益と損失が交わる点が

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    2015年07月08日
  • うつの8割に薬は無意味

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    精神科歴5年のオイラにとっては衝撃的な内容。この本読むと薬は効くのは2割。その効いた薬の3分の2はプラシーボ効果だという。なかなか治らないのも頷ける。馬鹿らしくて薬の減量に成功。あと4ヶ月でやめれそう。
    ホントこの本のおかげです。
    心の風邪キャンペーンで心療内科にかかる患者が増えたこと増えた事。行かなくていい奴まで通って、薬漬けにされてしまい抜け出せなけなってしまう。
    製薬会社の継続して薬は飲んでもらい、たくさんの種類を出してもらう精神科の薬とマッチしている。製薬会社の私腹をこやす為に鬱になるのは馬鹿らしい。
    会社もコミュニケーション能力を一番求める人材ではなく、会社にちゃんと来る人を雇いたい

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    2015年06月17日
  • 精神科医が実践するデジタルに頼らない効率高速仕事術

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    ネタバレ

    手帳は、スケジュールではなくA6のノート。kokuyoCAMPUSノートB(5号ノート)に何でも書く。
    TODO、その日のスケジュール、仕事のメモ、論文のアイデアなど。
    2~3週間で使い切る。年間20~25冊。
    ペンを挟む。
    時系列に書く。カルテと同じ。
    情報は手帳に限定する。

    手帳を予習型にするか復習型にするか。
    『3行日記を書くとなぜ健康になれるのか』

    情報は、袋ファイル各2型の封筒に入れる。
    超整理法の袋ファイルと同じ。
    机脇のファイルボックスに入れる。
    ペーパーレス時代は、印刷を個人に課しているだけ。
    重要なメールは印刷する。
    紙で見るのは開腹手術、スクリーンは腹腔鏡下手術。

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    2022年05月07日
  • うつの常識、じつは非常識

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    うつ病を薬を使わずに治すという主張の本です。

    最近ちょっと、仕事が忙しくて、あー危ないかなぁ、と思っている私にはぴったりの本かもしれません。

    本書の主張は3つ。

    ① 7時間睡眠
    ② 起床時間の固定
    ③ 断酒

    とにかく、他にやれることもない、といいますか、

    何をやっていいのかもわからなかった読む前よりは、

    これをやれば、いい方向に転がっていくかもしれない・・・

    そう思えるだけで、読んだ甲斐がありました。

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    2016年11月27日
  • うつの8割に薬は無意味

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    薬は2割の人にしか効かず、その2割の人のために全員に薬を処方している。うすうすそうではないかと思っていた。そして、薬以外の対処法を身につ行けていないというのもそう思った。カウンセリングでは傾聴が重要視されるが、「どうでしたか」とひたすら聴くだけで、アドバイスもなく、指針もなく、というカウンセラーが多いのかもしれないと思った。

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    2015年12月06日
  • うつの常識、じつは非常識

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    ネタバレ

    鬱病とうつ病は違うもの。
    日本で最も薬を出さない精神科医曰くビジネスマンたちに多い都市型うつ病には抗うつ剤よりも睡眠が効くと。
    最低でも6時間は確保してほしいという。

    言われてみれば確かに自分がうつ病になったとき、睡眠時間は6時間以下で睡眠の質も最悪だったな。
    休職期間もできる限り短くというのは今なら激しく同意できる。
    長くなればなるほど復職が厳しいのは本当そうだなと思った。

    この先生は職場が原因のうつ病や生活を管理してくれる同居人がいない人、専業主婦・主夫はどういう風に治療方針を決めていくんだろう?

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    2025年03月28日
  • うつの常識、じつは非常識

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    最近薬に頼らないうつ病治療に思うところがあり読んでみたが背中を後押ししてくれる本だった。投薬治療も必要な場面があるが、結局適切な睡眠と運動、断酒がない限り良くはならないと実感した。あとうつ病と向き合う時、闘えと激励してくれる本は初めてだった。うつ病治療に医者に丸投げでなく、あくまで治療の責任者は自分なのだということを教えられた一冊だった。

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    2024年11月26日
  • 「子どもの発達障害」に薬はいらない

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    メンタルヘルス・リスク要因
    ①生活習慣の乱れ
    ②運動不足
    ③乏しい対人関係

    ビーダーマン事件から学ぶ過剰診断のリスク。
    オプティマル・アウトカムという考え。

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    2023年09月22日
  • うつの8割に薬は無意味

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    素人なので、抗うつ薬は効果があるとかないとか、飲むべきだ飲まないべきだ、などと迂闊に言うのは憚りがある。ただ、抑うつ状態と診断されたら、または、精神科・心療内科に受診する前に、うつ病や抗うつ薬のマーケティングについての書籍を複数読んでおくのは意味があると思う。

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    2022年05月07日
  • 精神科医が実践するデジタルに頼らない効率高速仕事術

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    忙しい中で以下に仕事をこなしていくか、という命題に対して、医師という職業でありながら事務的な仕事も多く、一般ビジネスマンに向けても、というスタンスで書かれているが、少し「効率的」な仕事術をかじったビジネスマンにとっては、目からウロコ的なところはあまりないのではないか。
    知ってはいて、それでいて継続させるところで躓く、そこをいかに取り除く知恵をもらえるかを期待しているが、そこは無い。多分、本気さとか気合だとか言われるんだろう。

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    2020年01月25日
  • 精神科医が実践するデジタルに頼らない効率高速仕事術

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    (安易に)薬に頼らない精神科診療を実践されている著者の「ビジネス」書である。著者の手の内がわかるような本で面白かった。メモを持ち歩いて、すぐに記録をすることや、書類管理や時間管理では昼寝の推奨など一つ一つ納得できるものであった。ただ、これまでの著者の著作に比べて、「ビジネス」書だからか、深み?が今ひとつ感じられなかったのが残念である。

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    2019年12月30日
  • うつの8割に薬は無意味

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    ネタバレ

    Disease Mongeringによるうつ病診断の過剰、抗うつ薬大量処方に対する批判の本。内容的には当事者向けで、「うつ」で病院にかかろうと思っている人、もしくは服薬していてあまり効果を感じてない人向けで、軽めの内容。

    ・MDPについて、双極II型という概念を後から付け加えておいて、治療の話になるとI型のことばかり論じるのはおかしいという。しょせんは「躁うつ病もどき」だから、I型のような薬物療法をする必要はない。

    ・飲酒者には原則投薬しない。断酒してもうつ・不安であれば薬物療法を考える。

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    2015年12月15日
  • うつの8割に薬は無意味

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    医薬品というのは実のところ、かなり打率の低いバッター。治癒打率が1割もあれば強打者であり、打率2~3割の抗うつ薬は十分に高いレベル。されど、本来、患者に必要なのは、言葉のやりとりにより患者の抱える問題をわかってあげること。ところが、日本の多くの精神科医は精神療法ができない。勢い、患者を手ぶらで帰すわけにもいかず薬を処方することになる。新型うつ、現代型うつ、などと次々に奇妙な新病名を開発し、本来のうつとは全然違う人にまで薬を処方している。精神科医は患者を治してあげようと善意で処方しているから問題の根は極めて深い。加えて双極性感情障害の病名がつけば、よりアグレッシブな薬物療法を正当化できる。実は、

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    2015年09月01日