【感想・ネタバレ】うつの常識、じつは非常識のレビュー

あらすじ

薬に頼らない方針を打ち出している稀少な大学病院精神科の教授が語る、うつ病人口増大の知られざる背景と、うつにならない方法、そしてうつを治すための生活習慣改善法。

うつに関しては、巷間ささやかれている常識のなかに極論も混ざっている。抗うつ薬の効果、激励禁忌(「励ましてはいけない」)の神話、長期療養の問題などだ。それらのなかには、学界ですでに否定されたもの、時代的な使命を終えたもの、一部の患者にしか妥当しないものなどがある。著者はその点を明らかにするとともに、こころの健康を保つために睡眠時間を確保することの重要性を説く。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

うつで薬に頼る前に生活習慣改善、という内容。根拠もしっかりされている。うつ病者とコミュニケーションを取っても良いし、励ましても良い、といったこれまでの常識を覆す意見が多数。でも納得性がある。

一番大事なのは睡眠!というところは完全合意。どんな時も眠りを第一にしていきたい。

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2022年08月28日

Posted by ブクログ

後天的な精神疾患(うつ病や不安障害等)を疑って精神科へ足を運ぶ前に、是非とも読んでいただきたい一冊である。

普通の精神科医は向精神薬を飲むことによって生じるリスクをまず説明しない。ゆえに、患者が事前に精神疾患や薬についての知識を身につけ、本当に病院へ掛かる必要があるかどうかまで自分で決定し、掛かる場合には、必要に応じて自衛することが非常に重要である。

何の知識も持たず「うつは心の風邪」などというキャッチコピーに煽られるがまま丸腰の状態で精神科にかかったところで、病院の食い物にされて終わるのが精々である。私のように。

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2020年06月02日

Posted by ブクログ

うつ病を薬を使わずに治すという主張の本です。

最近ちょっと、仕事が忙しくて、あー危ないかなぁ、と思っている私にはぴったりの本かもしれません。

本書の主張は3つ。

① 7時間睡眠
② 起床時間の固定
③ 断酒

とにかく、他にやれることもない、といいますか、

何をやっていいのかもわからなかった読む前よりは、

これをやれば、いい方向に転がっていくかもしれない・・・

そう思えるだけで、読んだ甲斐がありました。

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2016年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鬱病とうつ病は違うもの。
日本で最も薬を出さない精神科医曰くビジネスマンたちに多い都市型うつ病には抗うつ剤よりも睡眠が効くと。
最低でも6時間は確保してほしいという。

言われてみれば確かに自分がうつ病になったとき、睡眠時間は6時間以下で睡眠の質も最悪だったな。
休職期間もできる限り短くというのは今なら激しく同意できる。
長くなればなるほど復職が厳しいのは本当そうだなと思った。

この先生は職場が原因のうつ病や生活を管理してくれる同居人がいない人、専業主婦・主夫はどういう風に治療方針を決めていくんだろう?

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2025年03月28日

Posted by ブクログ

最近薬に頼らないうつ病治療に思うところがあり読んでみたが背中を後押ししてくれる本だった。投薬治療も必要な場面があるが、結局適切な睡眠と運動、断酒がない限り良くはならないと実感した。あとうつ病と向き合う時、闘えと激励してくれる本は初めてだった。うつ病治療に医者に丸投げでなく、あくまで治療の責任者は自分なのだということを教えられた一冊だった。

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2024年11月26日

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