ジョン・ムーアのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
駅前の書店で平積みになっていた本書の書名を見て「うーん、前からこれ思ってたんだよな」と手に取った本。本書を読んで、広告も打たないのにスターバックスにお客が溢れる理由がわかった気がする。
読んでみてわかるのは、総じてウルトラC級のものすごい手法はなく、通常誰もが考えうる手法であるということだ。ただよくある喫茶店やカフェと違うと思われるのは、商品にせよ、店内環境にせよ、社員教育にせよ、店舗展開にせよ、各要素がそれぞれ徹底しているということだ。その上で顧客体験(customer experience)を高め、顧客のウォンツ(Wants)を満たし、それを口コミ(土産話)で拡げていくというのは、よく考 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ明日誰かに話したくなるスタバ豆知識満載でした。
・現在は世界中で1日5店舗のペースでオープンしている
・設立当初は商品改良と店舗拡大に資金を集中させていたので広告に予算を割けなかった。
・CMより店舗での素敵な体験や地域活動などに注力。口コミは最大のマーケティング
・毎年、総顧客数の4分の1が新規顧客
・世界中の店舗を、合わせて毎週4000万人が来店する
・うち20%は最低週二回、年間100回以上来店する熱狂的ファン。そのうち10人中8人は毎回同じ店舗に来店する
・出店は利便性の良い場所を徹底的にリサーチして決めている。
・グッズ売り上げは店舗全体の10%、コーヒーに関連のあるものに限ってい -
Posted by ブクログ
スターバックスの成功の礎となった経営哲学、社風、価値観などの各種エッセンスについて解説した本。元スターバックスコーヒージャパンCEOのお墨付き。エッセンスは全部で46個あり、企業としてのありかた、お客様との向き合い方など、スターバックスのさまざまな事例とともに紹介してくれるので、具体的にイメージがしやすい。出版されてから10年経つものの、内容は今でも十分通用するものが多い。ビジネスの本質的なところを中心に語ってくれているので、会社員だけではなく、個人でビジネスをしている方にも参考になると思う。スターバックスの思いも随所に感じられるので、読後には思わずスターバックスに寄って帰りたくなった。また、
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Posted by ブクログ
スターバックスを成功に導いた、社内に伝わる暗黙の非公式な知見に基づいて書かれた46のルール。
1 『マーケティングはすべての社員の仕事の一部である』
面白いテレビCMをつくることよりも、お客さまにより良い体験をしてもらうのにお金をかけることが最も効果的なマーケティング手段。
21 『約束以上のことをせよ』
例えば10分ルール。店舗に表示されている営業時間よりも10分早く開店し、10分遅く閉店する。10分早い開店は、朝の早いお客様にとってありがたく、10分遅い閉店は、遅くにコーヒーを飲みたくなったお客様にとってありがたい。
29 『壁の声に耳を傾けよ』
壁の声とは、音と光景、会話と音楽、そ -
Posted by ブクログ
スターバックスを人並みに好きだし、そのブランド力には尊敬もしているので興味が沸き読んでみた。お客様最優先の組織構造だったり、何度も強調される顧客エクスペリエンスの単語だったり、読んでいて、私(=お客様)がとっても大事に丁寧に扱われてる恍惚感があるので気分が良い。
だが、全体的に戦略やブランディングなどの説明が抽象的である。結果を出しているためそれなりの説得力があるように感じるが、徹底して追及した理想論だけがつらつらと述べられており、具体的な行動とその成果が不明瞭なため、よく分かんないけどなんとなくすごい、という感想にすぎない。学びを目的として読む際にはおすすめできない。