伏木亨のレビュー一覧

  • 人間は脳で食べている

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    おいしさを四種類に分類し、その中の一つであり、筆者が最も強いとされる「情報のおいしさ」を主に取り上げた本。
    上述の「情報のおいしさ」について書かれている前半は面白く、納得できる部分も多かったが、後半はなんというか一般論が多かったように思える。一言で言うと後半はあまり面白くなかった。

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    2016年03月11日
  • 人間は脳で食べている

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    [雑感]
    ■味の良し悪しは,リアルな味覚ではなく,
     情報に影響を受けまくっているよねって感じの本。
    ■原点に立ち戻って身体感覚を取り戻したくなった。

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    2014年11月13日
  • においと味わいの不思議 知ればもっとワインがおいしくなる

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    いろんな人の寄稿って感じで、中にはかなりとってつけたようにワインを持ち出しているものもあるけど、むしろそっちの方が興味深かったりする。
    あとはまあ、ソムリエの方の努力がなかなか素敵だった。やっぱり、トップレベルを維持するには、いろんな努力が必要だよなあ。

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    2014年08月09日
  • コクと旨味の秘密

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    ネタバレ

    カタカナで書かれた「コク」という単語が沢山出てくる。こんなに一杯見てると「コク」っていう単語がおかしく感じられてきて、「コク」って言葉はこの世に無いんじゃないかと思えてくる。

    本書のタイトルにもある「コクと旨味」なんかカレーやシチューのルウを始めとする食品のCMに出てきそうな言葉だが、そもそもコクって何だろう?
    「コク」って「深み」に近いかな?と思っていた。そうでなければ本書でもちょっと出てきているがワインの「ボディ感」のようなものだろうか?

    しかし著者はそれらとは別に「コク」を定義している。コクには核となる「糖分・油・旨味」があり、その上に香りやら食感の第2層、精神性の第3層と。そして、

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    2011年10月26日
  • コクと旨味の秘密

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    何でもかんでもうまいと思ってしまう自分。
    いったい、何故だろう?
    また、仕事で少しは役に立つかな~って思いで
    読んでみました。
    人間の味覚ってのは面白いですね。

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    2011年06月20日
  • 人間は脳で食べている

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    合間合間に合いの手的な第三者目線の「コメント」が入り、ちょっとした会話を聞いているような構成がとても読みやすい。
    内容もはじめは分かりやすく砕けた内容から始まり、後半は専門的になって行く流れも良い。

    おいしさの仕組みが原始的なものから、情報によるものに変わっているというのが主題となっている。

    しかし、専門的な部分は流石にイメージが湧きにくいため、ついていけなくなった。仕方がないとはいえ、脳の挿絵が一枚あるのと無いのとでは大きく違った気がする。

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    2011年02月17日
  • 人間は脳で食べている

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    タイトル通りで、人間は味やにおいといった生物本来の感覚で食べ物を食べているのではないという内容。本来、生物であれば、においや味で、食べ物の安全性を判定する能力が備わっているが、発達した脳のおかげで、事前の情報によって様々なバイアスを受け、それが味や安全性の判断に大きな影響を及ぼすという。食品マーケティングにおいて、経験的にそうした人間の行動特性を踏まえ、地域ブランディングや原料および原産国表示などにおいて、さまざまな工夫がなされているのは説明の必要はないであろう。また、反対にそれを悪用した偽装などの事件も記憶に新しい。本書は、脳科学的なアプローチが根底となっているが、社会学的または経済学的な見

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    2011年03月16日