平尾誠二のレビュー一覧
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(2013/4/10)
伏見工業3年で高校日本一、同志社大学で学生日本選手権3連覇、神鋼で社会人、日本選手権7連覇と、
ラグビー界で常に華やかな位置にいた平尾誠二氏。
なんとキャプテンをした国内試合で負けたのは同志社VS新日鉄釜石の日本選手権一試合だけという。凄い。
そんな平尾も、若くしてラグビー日本代表監督となり、改革を試みるも既得権益を持つ諸先輩に阻まれ、
中途半端な状態で1999年のワールドカップに臨み、3戦全敗。
華やかなラグビー経歴がここで止まり、以後は神鋼のGMなど務めるものの、ラグビー界では必ずしも日の当たる場所にいない。
そんな平尾氏が昨年著したこの本、日本ラグビー協会でも特 -
Posted by ブクログ
(2007/2/28)
ひやー、まってました、ラグビーのスーパースター、平尾誠二の本。
タイトルは「リーダー」なんていれて、いかにもビジネスマンに読んでほしいという感じの本だが、中身は天才平尾の頭の中を見せてくれていて、ラグビーファンにはたまりません。
平尾は子供のときから、頭の中にもう一人の自分がいたとか。
怠けている自分を見つめるもう一人の自分がいて、これではいかんと一歩前進する。
すごいなぁ。
自分も、子供のとき、自分は誰だ?と突き詰めて何も判らないことがあった。
今も、パワハラに悩みながらもどこかさめてる自分がいる。
しかし、、、平尾さんのように、そこから自分を高めるというのはなかな -
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人は誰もがリーダーである
著:平尾 誠二
PHP新書 431
平尾誠二は間違いなく、カリスマ型のリーダだとおもう。押しもつよいし、何よりもかっこいい
それが証拠に本書の表紙も男が惚れるようないい男である。荒くれ者をまとめ上げて何連覇もできる男が何をいっても、そこはそうだと、素直に聞くしかないではないではないか
気になったのは、以下です
・型をつくって選手をそこに当てはめるのではなく、個々の技術と判断でゲームを組み立てていくことこそが真の強化と呼ぶべきものであり、そのためには、選手個々の力をベースアップさせる必要があるとジーコも私も信じていたわけだ
・すなわちフットボールというゲームでは -
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求心力
第三のリーダーシップ
著:平尾 誠二
PHP新書 975
わかりやすい、おもしろかった
第一のリーダ―シップ 支配・強権型リーダーシップ
強いリーダーが戦略を描き、フォローは一糸乱れず従う
⇒フォロワーが自主的に考え、判断し、行動する機会を奪うことに
第二のリーダーシップ サーバント・リーダーシップ
リーダが組織のメンバーに奉仕し、支援しながら目標達成に導く
⇒リーダがフォロワーに近づきすぎて、フラット化し、友達同士のような関係へ
⇒その結果、緊張感が失われ、組織が弱体化してしまった
第一のリーダ―シップにもどるか?⇒ No!
そこで、
第三のリーダーシップ 巻き込 -
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ネタバレ*理不尽な体験をすることは決して無駄にはならない。それどころか、確実に人間を鍛えてくれる。強くしてくれる。理不尽を経験すればするほど、人は強くなる。だから、もし自分がそういう状況に置かれているのならへこたれてはいけないし、若い人たちにも経験させたほうがいい。その壁を乗り越えた時、その人は必ず成長しているからだ。
*世の中はフェアであるはずがない。そもそもこの世の中は決して公平でも公正でもない。フェアではないのだ。必ずしも理屈が通らないどころか、通らないのがむしろふつうだ。世の中というものは、もともと理不尽なものなのだ。なぜなら、世の中をつくっているのが、もともと矛盾に満ちた人間であるからだ。
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先日、亡くなられた平尾氏の2015年の著作。理論と経験によるリーダーシップ論に大いに共感しました。これから、日本のスポーツ界を引っ張っていくべき人だっただけに、若くしての急逝があらためて残念です。
強権的なリーダーシップでは短期的には成果は出ても、メンバーの自主性、創造性が発揮されにくいので、トップを目指すチームにはなりにくい。メンバーをサポートすることが中心のサーバント的なリーダーシップでは、馴れ合いのチームになりやすい。リーダーはフォロワーをよく見て、その時その時において適切な距離感を保つ必要がある。そのうえで、フォロワーたちの多様性を活かし、一つの目標に向かって、チームをまとめるのに必 -
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平尾監督の本はよく読みます。
リーダーの心構えとしてラグビーを通じて論じてあるのでとても参考になります。
不安やコンプレックスという負の要素は仕事につきものなので切り捨てるのではなくうまく付き合う必要があります。
そのためには視点を切り替え物事の捉え方を変えることが重要になります。
「勝ちたい」と考えるとプレッシャーに負けず選択肢が広がる。
それが「内発的モチベーション」につながります。
逆に「負けたくない」と考えると萎縮して自滅するパターンになります。
「外圧的モチベーション」はプレッシャーになります。
コーチングの要諦はヤル気にさせることにあります。
ただコーチする側が「 -
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ネタバレ平尾誠二の本です。知ってる人も多いが、ラグビー界ではトップレベルの著名人。説明は不要かと。
著者の講演を聞いてきた。話はたいへん面白かった。でも中身は正直たいした内容ではない。でもラガーマンとして聞けばたいへん参考となるな。
決してラグビーのカリスマだからと言うわけではない。
中身がいい。
特に第一章『弱さを知って初めて強い個は生まれる』は、超共感。
特に、
・弱さ→強さ
・内的モチベーションと外的モチベーション、
・失敗をしてこそ、
などは、超超共感。
今さらって内容かもしれんが、7つの習慣なんかよりもよっぽど良く、ぜひ実践したいという気になった。 -
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日本ラグビー界の平尾氏の本。こういう類の本には2種類あると思う。ひとつは、色んな人の生き方を学び原理原則と説くもの。もう一つは、自分の人生から原理原則を導きだすもの。この本は後者。そして、圧倒的に後者のほうが良書が多い気がする。やはり自分の経験から、自分の言葉で語られる以上に響くものはない。一番心に残っとるのは、内発的モチベーションと外圧的モチベーションの話。自分の心から勝ちたいと思うか、外部環境からの何かしらの影響を受け、勝たなくてはいけない、負けてはいけないと思うか。これって似ているようで大きく違う。内発的モチベーションで仕事を取り組めれば、どれだけ楽しいじゃろうか。この本を読んで以来、今
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理不尽な体験をすることは決して無駄にはならない。
この世の中は決して公平でも公正でもない。フェアではない。
大切なのは、そんな境遇にあっても、いつも自分の夢を持ち続け、なんとかして理不尽な状況に打ち勝って夢を実現しようとすること、理想の人生にできる限り近づこうと努力すること。その過程に、生きることの醍醐味というか喜びもある。
人間は無力であり、現状を受け入れるしかないということ、そのうえで気持ちを切り替えるしかない。過ぎ去った時間は戻らない。どんなにつらくても、現状を受け入れ、気持ちを切り替えて次に向かうしかない。状況を変えるには自分が変わるしか、自分自身で変えていくしかない。
あることをあ -
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平尾誠二さんが亡くなられて、もう5年。53歳という若さで亡くなられたことが本当に残念です。私より4歳年下。伏見工業高校で日本一。同志社大学で日本一。神戸製鋼で日本一。そして日本代表監督。本当にラグビーエリートです。ミスターラグビーと呼んでいい方だと確信しています。30年以上前に一度だけ梅田で、お見かけしたことがあります。カッコ良かった。オーラが凄かった。彼が存命であれば、日本のスポーツ界に大きな影響を与えていることは明らかです。前置きが長くなりすぎました、本の内容は、生きていく限り理不尽を避けて通れない。理不尽であることを認めて、自分の考えを変えることが大事なことである。理不尽を乗り越えること
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世の中は理不尽なことばかりである。それを嘆く人は、理不尽は無くて然るべしだと思っている人だが、そうだろうか。もともと自然界は人間が整理できる理屈で成り立っておらず、世の中は矛盾だらけの人間が作り上げたもの。理不尽はあって然るべきである。であれば、「理不尽との付き合い方」を身につけることは、豊かな人生を送る上で非常に重要に鍵となるのではないか。理不尽な状況を「おもろい」と捉えられるかどうか。具体的には、誰もが諦める理不尽な状況が訪れたとき、それを乗り越える(生き抜く)方法は無いか、冷静かつ客観的に、仲間と情報交換しながら、上下左右いろんな角度から眺め、考え、闘志をもって臨むこと。人は結末がわかっ