高成田享のレビュー一覧

  • 増補版 ディズニーランドの経済学

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    メモ
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    ・高齢化社会のアミューズメント事業
    →「子供だけ」に視点を当てたパークは生き残れない

    ・「娯楽」は1つ1つの「点」ではなく、楽しみの流れる「線」
    →ディズニーのエントランス(ワールドバザール)はムード作りに欠かせない
    (乗り物がないのに莫大なコストをかけた背景)

    ・ディズニーは「擬似海外旅行」
    →パークでアメリカ人になりきる日本人

    ・本社へのロイヤリティは5〜10%
    →ライセンスの強み

    ・「心地よい異空間の提供」がビジネスのPOINT
    →ファミレス、パソコン、ウォークマンとかが良い例

    ・パークのゴミ箱は郵便ポスト型
    →ポイ捨て防止

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    2020年03月05日
  • 増補版 ディズニーランドの経済学

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    ちょうど、TDLがオープンしたのは、日本が成長社会から成熟社会へ変わっていく時、つまり「モノ」の所有から、「経験」の共有へひとびとの価値観が大きく変わるターニングポイントで(TDLがそれに気付かせ、流れを加速させたともいえる)あったことを示唆していたり、かつTDLを受け入れた日本の外部文化許容のキャパに関して言及したり1987年の初版の段階でかなり先駆的なことを述べている本。今回読んだのはその増補版で、内容的にも大きな主張は変わらず、その増強版。読みやすかったけど、かなり読み応えのある本でした。ディズニー経済学の古典にふさわしいです。

    日本が外部の文化をジャパナイズすることが非常にうまいこと

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    2013年09月08日
  • さかな記者が見た大震災 石巻讃歌

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    ニュースステーションに出演していたことがある元朝日新聞記者の著作.定年後,さかな記者を志望し,石巻支局長をしていた関係で構築した人間関係を中心に,東日本大震災の経験をまとめたもの.寄せ集め感があるが,逆に生々しさを醸し出していると思う.テレビや新聞報道では伝えることがないことが書かれており,興味深く読めた.政府が設ける◯◯会議でさえも、本来介入できない霞が関の役人が自分たちの考え,既得権益の保護にマッチするよう記録などを常態的に操作していることよくわかった.あとがきにあるが,本書の印税は著者が理事長を務める東日本大震災こども未来基金に全額寄付するとのことで,間接的にだか私も協力することができた

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    2012年07月20日
  • 増補版 ディズニーランドの経済学

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    【本の内容】
    日本人の心をわしづかみにした東京ディズニーランドの企業秘密を余すことなく記したロングセラー。

    増補にあたり、巨大リゾート化する経緯、卓越した集客戦略、消費社会との関わりなどを大幅に加筆。

    ライバルに圧倒的な差をつけ、なお進化し続けるディズニーを分析する。

    [ 目次 ]
    1章 夢を売る現実主義者たち
    2章 サービスの魔術師たち
    3章 舞台を操る黒子たち
    4章 遊びの経済学
    5章 「現代の祭り」に酔う人びと
    6章 「テーマパーク」から「テーマリゾート」へ
    7章 「成熟消費」の経済学
    8章 ディズニーを受容した日本の“ごった煮”文化
    終章 仮想現実化する日本・TDLはなぜ生き残っ

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    2014年09月21日
  • 増補版 ディズニーランドの経済学

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    30を迎えてはじめて、妻の誘いでディズニーランド、シーへ行った。
    「はまるから」に「まさか」と猜疑心を抱きながら、現地に向かったのを覚えている。
    行く機会がなかった、のも理由のひとつだが、そんなとこに行ってもおもしろくないっしょ、の気持ちが強かったのかもしれない。

    しかしながら、「夢の国」「魔法の国」にすっかり魅了され帰ってくるという、予想だにしない結果となった。
    とても楽しかった。
    パレードでは、涙腺がゆるみ、ミッキーは僕のヒーローとなってしまった。

    それだけなく、そこで働く「キャスト」の対応にも感動してしまった。ランド内では、いやな気持ちなく、楽しめた。

    ランド内の仕掛け、街並。。。

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    2013年03月07日
  • 増補版 ディズニーランドの経済学

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    本書はディズニーランド開園の翌年に著された。本書の一節を引用しよう。

    「ここで繰り広げられるドラマのクライマックスは、一周年でも10周年記念祭でもない.『雄目と魔法の王国』がただの住宅地に暗転する場面なのだ」

    TDRの現在を知る我々にとっては、なんとも滑稽な感じのする一文だが、ポイントは、それが当時の衆目の一致するところであったということである。結果として、本書は当時の世間の空気を今に伝える良い資料となっている。
    分析の内容自体よりも、当時にどうしてそのような分析がなされたか、その分析はなぜ外れたのかを考えながら読むと、大衆心理に対する洞察を深められる、かもしれない。逆に、そういった目的意

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    2012年08月20日
  • 増補版 ディズニーランドの経済学

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    ディズニー本の古典と言われているだけあって、内容、さすがに古かったなあ。アメリカ的なものの象徴として書かれていたけど、今の認識は別にそうじゃない気がする。アメリカとか意識せず、夢をくれる場所、家族の幸せの象徴として、ディズニーは他の追随を許さないように思う。

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    2013年07月21日