彬子女王のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
いち研究者の留学記として、興味深く読んだ。三笠宮家の彬子女王のオックスフォード留学記で、なんとなくしかイメージできていない(そのくせわかったようになってる)英国の名門大学の修士号、博士号の過程が垣間見える。この滞在記を父親である三笠宮寬仁親王が書くのを薦めたというのも、贔屓目に見られる皇族の留学、博士号取得の実態をきちんと届けたいという意向があったのだろうが、そのおかげで、彬子女王個人としての奮闘がよく伝わる内容となっている。もちろん皇族としての人脈というメリットもあるが、その分のプレッシャーもあるだろうし、何より人間的魅力がなければ、ただの肩書きだけの付き合いになってしまう。そうならないとこ
-
Posted by ブクログ
彬子女王は、突如として現れた、皇族のエッセイ担当で研究職担当で、かつお笑い担当だと僕は思っている。まわりの茶化してくれる友人にも恵まれている。
お茶会で名前と日付を書くのに四と書こうとして「皿」と書いてしまい、それを友人にずっといじられていたり。和菓子を買いに歩いて小一時間、お店で財布持ってきてないことに気がついたり。そのお店の人がのちに彬子女王のことを知ってしまい、「こ、皇族の方?」と緊張が走ったり。
小さくて、もっというとちんちくりんで、高貴な方という雰囲気よりも、熱心で真面目で食いしん坊な人ってことで、心を鷲掴みされる。
皇族の方皆さんそうだと思うけれど、自分が恵まれていて、不自由なく生 -
Posted by ブクログ
イギリス留学記を拝読し、そのお人柄に触れられるエッセイが読めて嬉しい。
日本の文化や美術に造詣の深い彬子女王。その日常は、微笑ましく親しみを感じるものでした。
…とは言っても皇族でいらっしゃるので、参加した祭事のエピソードは唯一無二の体験だし、側衛さん(皇宮警察の護衛官)とのエピソードも彬子様ならでは。
あちらこちらで、側衛さんと良い関係性なのが伝わってくる。測衛さんの仕事に対する思いにもグッときました。そして彬子様がお好きなことや、教え子とのエピソードには心温まりました。
軽やかに読めるのに、文章やその内容から気品と知性を感じます。日本文化への深い愛情を感じながら、知らなかった日本の文化