彬子女王のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「赤と青のガウン」がとても面白かったので迷わず手に取りました。こちらは日本で過ごされている女王の日常です。イギリスと違って、常に女王として動かれ、側衛とともにあらせられる姿。しかし、あえて身を明かす必要のない場所は普通にされている様子などが文脈から伺え、前作同様親しみやすいお人柄なのだろうと拝察されました。
イギリス編とセットで、本好きの人とか(特にこの本は1つがすごく短いので)少しずつなら読みたいという人に勧めたい本です。日本の日常を大切にされている様子がとても尊いですし、ひょっと出てくるエピソードが常人離れしているところも普段出来ないことを追体験させていただけて楽しい。ほしよりこさんの挿し -
Posted by ブクログ
ネタバレ新聞の広告欄で見かけたことがきっかけで手に取った一冊で、著者である彬子女王についても、まったく存じ上げなかった。皇室のお方による留学記ということで、堅苦しく読みにくいのではないかという先入観があったが、その印象は良い意味で裏切られた。留学当時の出来事や心情が飾らず率直に綴られており、非常に読みやすい内容であった。
私自身も短期間ではあるが留学経験があるため、異国で心細さを感じたことや、現地で出会った日本人に支えられた記憶など、共感できる場面が多々あった。そうした個人的な感情の描写が、本書をより身近なものにしていると感じた。
最終的に彬子女王はオックスフォード大学で博士号を取得されており、そ -
Posted by ブクログ
話題になるだけの事はある。
三笠宮家の長女、彬子様のオックスフォード大学留学記。
皇女という特別なお立場。
イギリスの国柄や人々、生活の違い。
オックスフォード大学という歴史ある特異な大学生活。
大英博物館の貴重な美術の数々。
普通ではない特別な事ばかりで全てが興味深い。
彬子様の七転八倒の生活ぶりと不撓不屈の論文作成の日々がコミカルに描かれ、追体験している気持ちになる。
読みやすいリズミカルな文章と面白い生活を切り取るエッセイストとしての優秀さ、小見出しの四字熟語など、知性と才能が溢れるばかりだ。
イギリスで蒐集された日本美術コレクションの研究とは、皇室の方にピッタリの研究テーマ。これを -
Posted by ブクログ
彬子女王殿下のエッセイ集。2016年から2025年まで『朝日新聞』と『京都新聞』に寄稿したものをまとめたもの。殿下に起こる日常を文章にしているのだが、皇族であり研究者でありエッセイストでもある彬子女王殿下の視点は鋭く、面白い。皇族ではあるのだが自然体で活動され、その活動を発信されていることが開かれた親しみやすい皇室を促進する結果になっていると思う。殿下のご著書はすべて拝読させていただいているが、お人柄がよくわかり、今回も勉強になった1冊であった。
「(旬のお菓子)当時は季節に関係なく、食べたいときに食べたいお菓子を注文していた。生菓子が季節感を前面に出すようになったのは戦後のこと。懐石を伴