地球温暖化が厄介なのは、地球規模の外部性だから。
GDPの増加率に対する炭素排出量の比率は減少している。
人口増加率を下げず、生活水準の上昇率を抑えないで、炭素強度を低下させる=脱炭素化 が可能。
温室効果の強化には収穫逓減の法則が働く。二酸化炭素の増加分は前と同じ割合で温暖化に進むわけではない
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閾値を超えると、一気に崩壊する。温暖化は3度の上昇といわれている。3度の上昇が300年続くと閾値を超える。
今までの変動よりペースが速いことが問題。
人為的に管理されていない資源に頼ることが文明の崩壊の原因となった。
ぼやけた望遠鏡問題=遠い将来はぼやけた望遠鏡で見るしか方法はない。
温暖化によってハリケーンの強度が増す。
海洋中の二酸化炭素濃度が増して酸性化する。
過去にも野生動物の絶滅はあった。2億5000万年前には、全生物種の90%が死滅した。今回の温暖化では25%が絶滅する予測。
新薬は天然物が開発に欠かせない。天然物由来のもの。
農業が占める割合が延びているのは、コンゴ、シオラレオネ、中央アフリカ、ザンビアだけ。それ以外は縮小傾向。
気候工学=温暖化を抑制する人工的な方法を研究する>ジオエンジニアリング。
モラルハザードを含む様々な問題があり、危険な副作用の可能性もある。二酸化炭素の排出を減らすほうがよい。
CCSの課題は、コストと貯蔵。地下の炭鉱後、深海貯蔵など。
炭素を食べる木の開発。
全世界が一致して協力する場合、コペンハーゲン合意の2度の増加にとどめることは比較的低コストでできる。1度にすると、コストが跳ね上がる。全世界が参加しないと難しい。タイミングが遅れてもコストが跳ね上がる。ほぼすべての国が速やかに効率的に取り組みに参加すれば可能。
炭素税が理想の税金になる。
炭素税とキャップアンドトレード。根本的に同じ。炭素税では危険水準と税率の決め方が不明。
不参加国には、輸入品に関税をかける。
京都議定書のような強制力がないと、ただ乗りの誘惑に勝てない。カナダの脱退の例。
地球は温暖化していない、という主張に対しては狭い時期で判断しているため。
50年先送りすると、コストが高くなって費用便益計算では不利。