ウィリアム・ノードハウスのレビュー一覧

  • 気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解
    気候変動問題に関する経済学の最適解がわかりやすく解説されている。2018年ノーベル経済学賞受賞ウィリアムノードハウス著。
  • 気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解
    私が「環境問題」と言う言葉に対して感情的にネガティブな反応を示すようになったのは、アルバート・ゴア・ジュニア氏の「不都合な真実」が出回ったことがきっかけでした。
    あの書籍や映画など一連のものが、環境問題を胡散臭くして依頼、推進派・反対派それぞれの主張を声高にするだけで、精査の価値もないような書物が溢...続きを読む
  • 気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解
    1900年と2000年を比べると、二酸化炭素排出量は20億tから300億t以上に増え、平均気温が0.8℃上昇した。大気中の二酸化炭素濃度は1960年代の310-20ppmから2010年には390ppmに上がってきている。問題はこの調子で二酸化炭素の排出量が増え続けた場合に2100年には平均気温が何度...続きを読む
  • グリーン経済学――つながってるけど、混み合いすぎで、対立ばかりの世界を解決する環境思考
    環境関係で久しぶりに面白い本に出会いました。
    行動経済学と相反するグリーン。
    環境税が救いになるようです。
  • 気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解
    ・多くの人は、地球温暖化を自然科学の問題として捉えるが、実はその究極の原因も解決策も、社会科学の領域にある。

    ・人間の活動で二酸化炭素が排出され、気候変動などを引き起こす。問題は、二酸化炭素を排出する人がその対価を支払うことも、排出の被害者がその代償を受けることもない点。
    └排出された二酸化炭素に...続きを読む
  • 気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解
    地球温暖化を専門とするイェール大学経済学部教授による、温暖化対策の重要性を訴える本。
    地球が温暖化をしていることは事実であり、その原因は、温室効果ガスにある可能性が高いことを主張し、採るべき対策は何か、それがいかに難しいかを述べている。地球温暖化の第一人者であり、経済学が専門であるにもかかわらず、...続きを読む
  • 気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解
    地球温暖化は確実に進んでおり、何も対策を講じなければ、地球システムにとっては危機的な結果をもたらす。
    その根拠となる科学的なデータの由来は、今後の経済成長や温室効果ガスの排出量など不確実性を含んでいる。それでもデータは地球温暖化の進行を示しており、経済学はその損害額を推定する。データに不確実性がある...続きを読む
  • 気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解
    自身の仕事柄、非常に期待して読んだが、原著が2013年だけあって、既に世の中に浸透している論点が多い。そういう意味では、目新しくはなかったが、目新しくなくしたこと自体、著者の功績によるもの、ということかと思いました。
  • 気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解
    地球温暖化が厄介なのは、地球規模の外部性だから。
    GDPの増加率に対する炭素排出量の比率は減少している。

    人口増加率を下げず、生活水準の上昇率を抑えないで、炭素強度を低下させる=脱炭素化 が可能。

    温室効果の強化には収穫逓減の法則が働く。二酸化炭素の増加分は前と同じ割合で温暖化に進むわけではない...続きを読む
  • 気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解
    適正な炭素価格の決定、そして炭素税の設定とキャップ・アンド・トレード制度の導入かぁ。後半、その困難さも含めて必要性を繰り返し説かれたが、ついていけなかった。経済学の視点から記されているのが売りなのに、科学的な解説の方が分かりやすい。一旦発生した二酸化炭素は極めて長期滞留するから厄介で、核廃棄物に近い...続きを読む