維羽裕介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
相変わらず猫をも殺す好奇心のせいで何度も死にかける露伴先生。
この間読んだ『戯れない』よりもこっちの方が好みかも。ホラー感がより強い気がする。
ドラマ化された「くしゃがら」、メリーさんの電話を彷彿とさせる「Blackstar. 」、対象を本にする〈ヘブンズ・ドアー〉と相性の良すぎるプロップが出てくる「血栞塗」、異色の壮大な世界観を持つ「検閲方程式」、〈債務と責任〉がテーマという、この中では最も大人的なストーリーの「オカミサマ」。
どれもエキセントリックかつビザーレで楽しめた。もっと長編で読んでみたい。
北國ばらっど氏の書く会話文が一番ジョジョっぽかった。 -
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Posted by ブクログ
前作からの続き物。
前作では登場人物紹介に終始したようだったが、今作ではポーカーの試合があり、青春学園モノの名に相応しい?合宿もありと盛りだくさん。
試合描写はボードやスタック、ポッドの状況など細かく書かれることで、時々の心理状況やハンドの考察にリアリティが増していてよかった。
合理的な思考でプレイする浦原甚助の視点でポーカーの試合が進むので、ポーカーとしての魅力が伝わるのはいいところだと思う。
一方で、ポーカーに不慣れな人には理解しにくいと思う。イラストレーターさんには申し訳ないが、挿絵を入れるぐらいならその時の状況を図示した方がよほどわかりやすいと思う。
前作同様、倶楽部が出来た由縁や -
Posted by ブクログ
岸辺露伴を主人公としたJOJOのスピンオフ作品「岸辺露伴は動かない」シリーズの短編小説集。
外伝やスピンオフ作品の存在を、原作を親としたら子供のようなものみたいな表現がありますが、スピンオフ作品(漫画)の小説集というのは、x親等の存在になるのかしら。甥姪?
実写ドラマ化が話題となることが多い「岸辺露伴は動かない」シリーズ。自分も楽しみにしています。オリジナル要素を混ぜ込んでドラマの岸辺露伴として魅力的でいいですね。ドラマだと六壁坂を物語の核に据えたシリーズが好きでした。
ドラマに小説集の方から「くしゃがら」のエピソードが扱われていたので、小説も追いかけないと楽しめないな、と思って読み始めまし -
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