石神賢介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あらかじめ断っておきますが私は既婚者です。
この本を読んだのは、あくまで現代社会の縮
図を知りたいという好奇心からです。
この本で言う「すごかった」というのは、想
像もしないような世界が広がっているという
ことです。
全員がそういうわけでは無いですが、常識が
通用しない人が一般社会よりも多く存在する
世界なのだろうと想像できます。
そんな非常識な人々をただ笑い飛ばす内容で
はないです。
婚活アプリ、結婚相談所、婚活パーティと、
主に主要な3つの婚活ツールをリアルに冷静
にレポートしています。
これらのツールでは特に同性(この場合は男
性です)の動きが分かりづらいというのもあ
り、それ -
Posted by ブクログ
自身の婚活生活と、インタビューした色々なひとたちの婚活生活を赤裸々に綴りつつ、パートナーを欲する男女に、できるだけ広範なロードマップを提示する本。
主観と客観のバランスがよく、文章も押し付けがましくなく、文体だけを見てもとても参考になりました。
個人的には、男女ともに30代に入るとなかなか男女の出会いがしづらくなってくるという意見と、ニューヨーク駐在員の日本人男性を青田刈りするために婚活旅行をするしたたかな女性の章が特に印象的でした。
叶うなら自分は、心から打ち解けた方とパートナーになりたいのですが、果たしてどうでしょうか。静かに望むことにしましょう。 -
Posted by ブクログ
埼玉県で生まれ育った身でありながら、正直川口は大宮から東京へ出る際の県境である荒川を越える前の通過駅程度の認識しか持ってこなかった身からすると、川口でどのようなことが実際に起きているのかの一部だけでもまずは知ることができる本だった。意識的か無意識的にSNSでの煽動的な情報から距離を置いていた身としては極めていずれの立場にも与しないように気をつけて中立的に書かれているように感じた。
労働力として必要だからと実質的な出稼ぎを「技能実習制度」という名前をつけて海外の方の労働力の恩恵を受けつつ居着いてもらっては困るからと3年で帰国させ、また難民条約も批准していながらも助けを求めてきた人達にさえも定住 -
Posted by ブクログ
私の癖で、というか読書の楽しみ方の一つでもあるが、著者の近影をインターネットで検索する。すると本書の著者は、中々見つからないのだが、恐らくこれかなという写真がヒット。うむ、かなりのおじさんである。決して性的強者ではない。
で、そこから読書スタート。つまり、この婚活体験談は「性的弱者の奮闘記」という事になる(だいぶ失礼だが)。グッと、面白さが増す。
著者は物書きなので、成功しても失敗しても、収穫がある。失敗はそれなりに面白おかしくルポに書いてしまえば良いからだ。その点で二毛作のような構図だ。更に、結婚できるなら結婚するぞ!という意気込みも感じる。時々、つまみ食い的に楽しむ良からぬシーンも垣間 -
Posted by ブクログ
アラ還になられてからの婚活。
連載記事を書くという前提があるからかもしれないけど、石神さんの戦略的な動き、そしてフットワークの軽さに前作以上に感嘆。
失礼な話、婚活市場で50代半ば以上ともなるとほとんどマッチングできないものだと思い込んでいたけれど、全然そんなことないどころか何人かと(しかもそれなりに若い人も含む)男女の関係にまでなっていることにビックリしました。
清潔感やTPO、機転の利き方等は”数字のスペック”をしのぐアドバンテージになるということなのかしら…
それにしても「写経と座禅と婚活飲み会がセット」はツッコミどころが多すぎ! -
Posted by ブクログ
著者の近著『57歳で婚活したらすごかった』のタイトルに惹かれた流れで、以前に書かれたこちらの本のことを知り「まずはこっちから」と手に取りました。
しょっぱなから思わず笑っちゃうくらいのインパクト!!
「つかみが完璧だわー」と妙に感心しちゃいました。
その後もなかなかの曲者がどんどん出てくるし、これまでほとんど知らなかった婚活サイトや結婚相談所のシステムや実態(?)あれこれが書かれていて、あっという間に読みきりました。
やっぱり戦略的に、そして積極的に動かないと登録しただけじゃどうにもならないんだな…。
何事もそんな気はするけど、人と人との出逢いは特に。
『57歳~』も読むのが楽しみ。 -
Posted by ブクログ
本書はひとり暮らしに寂しさを覚え、そこに新型コロナ罹患による孤独死も頭を過り、〈やっぱり結婚したい!〉と決意したのは57歳のフリーランスの記者。バツイチ・子どもなし・持ち家なし・年収700〜900万。そのスペックを婚活アプリ・結婚相談所・婚活パーティーに登録し、怒涛の婚活ライフに突入していく。
実は著者は40代でも〈ふと結婚したい!〉と思い、今回同様の方法で結婚相手を探した前歴あり。その際は成就には至らず。それを受けて、本書表題にある〈やっぱり〉に繋がる。婚活を成就はできなかったものの、著者は転んでもただでは起きず、その一連の活動譚を『婚活したらすごかった』〈新潮新書〉を著す。
10年経ち -
Posted by ブクログ
バツイチ・40代・フリーランスライターの著者がある日突然結婚したくなってスタートした「婚活」。その実体験を描いたルポ。
いや~おもしろかった!!
結婚相談所、ネット婚活、婚活パーティーなどなど…
様々な婚活に登録して活動するんだけど
女性はめちゃくちゃシビア!
結婚となると年収と職業重視
あと、独身証明書っていうのがあるのね~知らんかった!
で、婚活の男女の話がリアルですごくおもしろかった~
これは著者と著者の友人の女性の話らしいけど
「あ~わかる~!」って思わずつぶやいてしまった。
すぐにホテルに行く人
バブルを引きずっている女性
婚活市場に出没するナンパ男
身だしなみに気を遣わない -
Posted by ブクログ
短期間だけ婚活パーティに行ったりしていたので、あるあるーという感じで面白く読めた。
今の時代ってモテ格差が広がっていると思う。
女性なら若い可愛らしい人、美人な人やスタイルのいい方が有利だし、男性は収入がいい人に人気は集まる。
モテる人はモテるし、モテない人はいつまでたってもモテないままって感じ。
でも、このままじゃいけない、自分を変えようとして努力する真摯な態度の人は、婚活の末に結婚にたどり着いているのではないかな。
周りを見ても、身の丈に合わない相手を手に入れたがっている友人たちはいまだに結婚出来ていない。
自分の市場価値を分かっているって大事なことだ。
筆者は結婚できたのかなー