島津郷子のレビュー一覧
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なかなか良かったです。
ナースステーションシリーズの主役の中山のスピンオフ?的な話のようで、1話目には中山が気にかけてる同僚の看護師の千堂のストーリーや新婚の中山のストーリー、最後はナースステーションシリーズではない、二組のとある夫婦のすれ違いなどを書いていて、特に1話目の千堂と父親の確執の話しが良かったです。
母親は他界して千堂は実家を出て一人暮らしだが、父親は母親が存命中に浮気をしていた事で娘の千堂はそんな父親を赦せずに疎遠になっていたが、千堂は同窓会でクラスメートの一ノ瀬と再会し、それまで他人には心を閉ざしていた千堂だが一ノ瀬には何でも悟られて次第に心の内を話してしまい、距離が近くなって父親との関係も変化して -
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重いテーマでも読み易かった。
本屋で手に取り買おうかと思っていたところBookLiveで購入できました。
パーキンソン病という病の症状、薬や検査のこと、何より患者本人の気持ちがとてもよく分かり、分冊版で買いましたが、最後まであっという間に読みました。
病に苦しむ方やその周りの人にとてもオススメです! -
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引き込まれるけど、重い。
この作者さん好きですが、ほとんどがダークな感じですね。
中にはたまに純粋に素敵なラブストーリーもあるけれどそれも稀です。
今回も全てがサスペンス。
中でも1話目の姉妹の話が印象的でした。
姉と二人きりだった妹は、姉が付き合っていた彼氏とやっと結婚出来て喜ぶ妹だったけど、実は妹も姉の彼氏にひっそりと片思いしていた。
でもその事は内に秘めていて姉が結婚したことを喜んでいたが、あるときに遅くなった新婚旅行に彼の運転で出かけた夫婦は事故にあってしまい…。
この話は冒頭から夫が生命保険を契約したり、手を怪我したり、新婚旅行も彼の仕事で延期になっていたりと彼を疑わせる伏線がビッシリありましたねぇ~。 -
Posted by ブクログ
著者は「ナースステーション」などで有名な漫画家さん。 体の右側に感じた違和感は、やがて手の震えになり、仕事を続けるのも困難に。 原因を求めて何人もの医者を訪ね、精神的にもダメージを負った末に辿り着いた病名は、パーキンソン病だった。 脳のドーパミンを作る機能が阻害されて起こる難病で、進行すれば体の自由が奪われて行く。
投薬治療に限界を感じ、脳に埋め込んだ電極にパルスを送る手術を受けるまでの顛末を描く。 この治療によって、再び作画できるようになった時から振り返っている。 なかなか確定的な診断に辿り着かないもどかしさと、先行きへの不安、絶望感が伝わってくる。 -
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読み応えあった。
短編集で、話を読み進める度に話がサスペンスになってきて殺人事件もあり、なかなか良かったけれど、不倫物語りもけっこうあって最後の方では気分が暗くなりました。
せっかく夫婦になったんだから男性側はもっと女性側を大事にしてほしかったなぁと。 -
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さっと流し読むのにはいいが
元ネタの本は絶版なのかな、絵柄はかなり時代を感じさせる。 二人の作家の短編集であるが、島津郷子さんの絵の方が好みかな。 一応サスペンス物的なストーリー設定ではあるがさすがにページ不足の感が強い。さっと流し読むのにはいいがそれほど強い印象は残らない
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全体的にダーク。
1話目だけは素直に良い旦那さんに恵まれて良かったね、と思いました。
そして感動話でした。
母子家庭の妻は幼少期から田舎暮らしで、周りの子達は新しい物を買ってもらったり、お弁当やご飯等も都会的な洋食等を食べていたが、自分は子供時代でも野菜の煮物のようなパッとしない物ばかりでいつも母親に不満を抱いていて。
大人になり、都会に嫁いでみると、やっと人並みな生活が出来たようだと思っていて、出産しても里帰りもしないあるときに、妻は旦那の出張に合わせて久しぶりに娘と里帰りをする事になり、避けていた田舎での生活を数日間過ごして、そこで妻は今までの自分を悔いて母親とキチンと向き合うというお話でした。
旦