芝豪のレビュー一覧

  • 朝鮮戦争(下) 慟哭の曠野

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    いわゆる戦記物だと軍隊同士の戦闘がメインの話になるが、本書はそれ以外の部分にも多くのページがさかれており、朝鮮戦争を多元的に捉えている。
    ひとつの戦争が関係各国にどのような悲惨な状態を生じさせるのか、戦争をやりたがっている人こそ、本書を読んでよく考えて欲しい。
    多角的に歴史を知ることこそが、先人と同じ轍を踏まない方法なのだから。

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    2015年01月21日
  • 呂蒙 関羽を討ち取った、知勇兼備の名将

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    たゆまぬ努力によって智勇兼備の将となったにも関わらず、演技では悪役にされてしまっている呉の将・呂蒙が主役です。
    オリジナルキャラもいい味出していて、違和感無く読めました。

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    2009年12月09日
  • 朝鮮戦争(下) 慟哭の曠野

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    アメリカ・韓国側の動きは、何かと聞いたことはあるんですが、北朝鮮・中国・ソ連側の話はあまり知りませんでした。もっとも、この作品は小説なので、どこまで事実の即したものかは定かではありませんが、なかなか興味深い話ですね。

    それと、一番最後に、内灘の試射場の話があったのですが、驚きましたね。話的には、後の時代の成田闘争を思わせられました。

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    2024年01月24日
  • 朝鮮戦争(上) 血流の山河

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    朝鮮戦争の戦記物。事実を下に、小説になっています。

    「面白いのかな?」と思い読み始めたのですが、意外や意外、面白くてどんどん読み進んでしまいます。

    朝鮮戦争については、ちろっとは知識はありますが、その戦いの細かいことまではしりませんでした。中々面白いです。

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    2024年01月24日
  • 朝鮮戦争(上) 血流の山河

    購入済み

    双方の誤認識から戦争へ

    今行われているロシアとウクライナの戦争でも言えることであるが、長引く戦争は当事者両国の双方の誤認識から起こる、ということを70年前の実例でも証明してしまっている。スターリン、金日成、毛沢東 そしてトルーマン、マッカーサー 各人の現状認識の誤りと願望 欲望が、3年半に及んだ泥沼の戦いを生んだということがよく分かる。

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    2022年12月03日
  • 朝鮮戦争(下) 慟哭の曠野

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    ネタバレ

    韓国に縁のある自分としては、この戦争が相当悲惨であったろうというのは容易に想像できたので、本屋で見つけてから購入するまで、かなり躊躇する時間がありました。しかも上下合わせて1200ページの大作であったし。

    韓国と北朝鮮は実は今でも休戦状態にあり、朝鮮戦争はまだ終わっておりません。両国の軍事境界線、いわゆる38度線には、今だ北朝鮮軍と国連軍が対峙しており、その境界線の非武装地帯には、世界で一番多くの地雷が埋まっていると言われています。

    そんな戦争がなぜ起こり、どんな経緯で今日こんな状態になったのか、なぜ今もって終結しないのか、やはり知りたいと思って読んでみました。

    ・朝鮮半島を統治していた

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    2015年10月12日
  • 朝鮮戦争(上) 血流の山河

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    政治・軍部の首脳陣から兵士・民間人まで戦争に関わった多くの人の視点で描かれています。戦況毎に地図が準備されているのもいいですね。

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    2015年01月26日
  • 朝鮮戦争(上) 血流の山河

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    スターリンはヤルタ密約で日本無条件降伏・国家解体後、千島列島、北海道を得ることを約束されていたのに、参戦前に原爆投下で(ソ連不参加)ポツダム宣言受諾表明されたのち、火事場泥棒的に9月5日までに朝鮮半島38度線までを占領し、その後フェイク金日成中心体制を築いたが、南部侵入は原爆盗用完成、毛中国建国の’49年まで望めなかった/アメリカは核独占におごり、通常戦力の軍縮時代を迎え偽棟梁李承晩の軍政拒否に手を焼き(暗殺すればよかったのに)北部「共和国」建国に直後に朝鮮南部の独立を許し自衛力の育成を長期の課題とした

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    2020年01月22日
  • 呂蒙 関羽を討ち取った、知勇兼備の名将

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    孫呉の呂蒙を主人公にした小説。無学で武辺者だった呂蒙が孫権に諭され兵法を学び呉の重鎮となり関羽を破る。孫呉の天下を目指す為劉備を支援する事で曹操と勢力の均衡を図る魯粛と孫呉を通して天下を考える呂蒙。状況に応じて2人を使い分ける孫権。その他周瑜や甘寧数々の呉の武将が登場しエピソードなども散りばめてあり楽しく読む事が出来た作品。

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    2019年02月20日
  • 呂蒙 関羽を討ち取った、知勇兼備の名将

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    PHP文庫の三国志武将小説の中で、一番出来が良いんじゃないかと思っています。たんたんと物語が進む中、オリジナルキャラクターも良い味を出していましたし。

    ただ、周瑜ファンとしては能力不足な描写に少しがっかりする所もありましたけど(笑)

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    2009年10月04日