伊計翼のレビュー一覧

  • 怪談社書記録 蛇ノ目の女

    ネタバレ 購入済み

    それだけで

    各話「◯◯だけなのに」と言う表題だが、それなのに異世界に呼ばれている。
    「お見舞いだったのに」
    車を止めると家まで付いてくる子供の霊。目撃した本人のところではなく、入院している同僚の家に来た。ちゃんと確認しないとダメです(笑)
    「好条件なのに」
    初めの2ヶ月は家賃不要。半年間、光熱費は家主持ち。ただし、2ヶ月は押入れから出てくる女に殺されるな。3ヶ月目から大丈夫なのか?
    「返ってくるのに」
    実話怪談と思いきや、メタフィクションだった。

    0
    2022年10月01日
  • 怪談師の証 呪印

    ネタバレ 購入済み

    短いお話から長いお話まで

    色んな怪談が詰め込まれた1冊で読みごたえがありました。ほんの数行で終わる怖いお話もあればじっくり読めるものまで、怪異は色んなものがあると感心しつつも怖かったです。ラストのお話は夜中に読んでいて思わず泣いてしまいました。数多いる怪談の語り部の中でも怪談社さんが一番好きです。

    0
    2022年06月18日
  • 怪談社THE BEST 天の章

    購入済み

    ゾクッとする1冊

    大好きな怪談社さんの怪談ベスト版ということで、怪談好きとしてはとても楽しく(?)読みました。ゾッとする話、泣きそうになる話、ほんの数行なのにとても怖い話、とまさにベスト。語りとして聴いていたお話も文章で読むとまた違った味わいがあって興味深かったです。

    0
    2021年09月06日
  • 怪談社書記録 蛇ノ目の女

    Posted by ブクログ

    たまーにやってくる、怪談読みたいー!周期(笑)
    CSの番組で観て一気に好きになった、怪談社の手記。

    短編の怪談話の詰め合わせなのだけれど、気持ち悪っ!ってなる話、ん?どういうこと?みたいな不思議な話、人間の黒い部分がよく分かる話など色々ある。

    印象に残ったのは、いくつかあるが。
    ”返ってくるのに”
    これは幽霊云々より、生身の人間が1番怖い。ということが、突きつけられる話。

    “好きなのに”
    人は人、自分は自分。
    他人に振り回されず、自分らしく生きたらいい。
    これは怖いというよりも、そうだよなぁ。と再認識した。

    “死にたくないのに”
    オチに近づくに従って、ひたすら切ない。。。
    怪談にはそん

    0
    2023年03月23日
  • 怪談社 THE BEST 鬼の章

    Posted by ブクログ

    人間って神の存在を伝えるような役目。籠の中の鳥。
    存在を認めない者はいつまでも現世に執着する。
    神隠しはメッセージじゃないか。

    0
    2023年01月12日
  • 恐國百物語

    Posted by ブクログ

    震災怪談~実話系怪談、因縁話の大集合
    キレのある短い文章のパンチ力の素晴らしい話もチラホラ。

    しかし、この手のものを読んでると何冊かに1冊の割合で「本物と偽物?の入れ替わり話」が出るのは興味深い。

    『月の裏側』のような事件は実際に起きているのか。

    0
    2017年07月09日
  • 怪談社 THE BEST 鬼の章

    ネタバレ 購入済み

    分かりやすい話

    短いお話ですがシンプルで分かりやすい。だから怖い。

    1番怖かったのはあとがきでした。

    早く次を書いて欲しいです。ふふふ

    0
    2023年02月13日
  • 怪談社書記録 闇語り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大喧嘩が原因で縁を切った父親が死んだとの知らせが入った。一度はその知らせを無視しようとしたが、連絡をくれた大家が死後の父親からの伝言だと妙なことを言ってきたのだ。「タンスを、見せてやってくれ……」と。





    様々な短編が詰まっている短編集。取材に基づいた実話怪談のようだが、中には短篇小説風のものもあり、怖さの度合いも玉石混交といったところ。この著者の話は初めて読むが一連の話を章分けして読ませるのはそういう書き方なのだろうか。別の話だと思って読み始めたら続きだったという事が多々あり少し読みづらい。幽霊が直接出てくる話もあったが、写真立ての裏のメッセージや、人形、バイトに向けた店からの謎の忠告

    0
    2020年09月22日
  • 恐國百物語

    Posted by ブクログ

    心底怖いとか不気味で忘れられないと感じられる話が、3つしかなかった。とはいえ、この手の安っぽい本で3つ印象に残る話があれば、普通に収穫といえる。
    平山夢明なんかはほんとに天才というか職人肌で、印象に残る話が多かったなー。

    0
    2017年07月12日