田口力のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
よくまとまっていて、おもしろかった
GEのリーダ育成機関にいた筆者が『この一冊で、リーダーとしての「仕事」「育成」「プレゼン」の基本を体系的に学べる決定版』として書き記したのが本書です。
気になった言葉は以下です。
・ビジネス環境の変化に備えて自らを進化させよ
・「スキル」×「マインドセット」=「結果」
・リーダシップとマネジメントとの違い
リーダシップは、方位磁石や羅針盤のように方向性をしめすもの
マネジメントは、方向性をきめたら、そこにどうやったら到達するかを管理する時計のようなもの
・「自分が大切したい価値観」と、「自分が大切にすべき価値観」が衝突して悩むことがある。仕事での学びを大きくするためにも、「自分の持っている価値観」をきちんと意識下におく。
・自分の強みに投資すること。それは、弱みを改善することに投資した場合より、強みに投資した場合のほうが、結果・効果が大きくなるから。
・3つの視点を獲得する
① 自分の行う仕事がその上位目標と整合が取れているかという視点
② 自分が行う仕事の意味を認識する視点
③ 自分のキャリアを考える際に必要な視点
・情報検索の取り扱い 検索技術を高めるのではなく、感度を高くすることが重要
・自分の業績をチェックせよ。AMO理論
P:業績は、A:能力、M:モチベーション、O:機会
・成果を上げるには、「重要度の高い順に上から3つに絞って重点的に取り組む」
・意思決定に影響を与える要素 ①衝動抑制、②問題解決能力、③現実吟味能力
・企業も人も研究開発投資を行わなければ成長はできない。
・人を大きく成長させるもの、それは、修羅場の経験とそのふりかえり
・完璧でなくてもいい。7割OKであれば、GO!
・所属する組織でしか通用しない人材ではなく、どの産業のどのような会社でも働けるプロになろう
・部下の育成とは、①強みを強化、②弱みを改善、③新しい能力の付加 を行うことである
・エンゲージメントスキル ①知る、②結びつける、③信じてまかせる、④コーチング、⑤感謝する
・コーチングのGROWプロセス ①目標、②現実、③選択肢、④意思
・行動結果の目標設定モデル SMART CAR
S:具体的、M:測定可能、A:達成可能、R:結果志向、T:期限付き
C:明確に理解している、A:上司と部下の互いが合意、R:必要であれば再交渉
・プレゼンの重要性:本質的なことのみに焦点を当てる思考
無駄な作業の排除、あらゆる仕事のスピード化、明快でわかりやすい思考
・プレゼンとは、自分が言いたいことをいう のではなく 相手が聞きたいことを伝えること
・うまく伝えることができないのは、自分が一番伝えたいコア・メッセージを本人がわかってないから
・プレゼンに必要なもの、簡潔さ と 情熱を表現すること
・聞き手を分析する、まんべんなく話のではなく、キーマンとサブに対してプレゼンを行う
・プレゼンの良否の判断基準
①相手のメリットを訴求できる魅力があるか
②聞き手が具体的に行動を取るために充分な説得力があるか
・プレゼンでは、最初に結論を 提案⇒問題⇒解決策⇒想定される効果
・問題と課題は違う
問題:現状と、現時点においてあるべき姿のギャップ
課題:現状と、将来のある時点においてあるべき姿のギャップ
・10・20・30の法則 10枚のプレゼンで、20分を発表、文字フォントは、30ポ
・キーメッセージを伝えるために、枚数を減らすとともに、1枚の文字数も減らす
・人間は理性より感情に反応する。Emotinal first, rational second
・メッセージーの強調
間を設ける
緩急、高低、をかえて話す
視点を変わるために、うごき姿勢を変える
・質問の対処
ご質問はありませんか ではなく、 ご質問をお願いします
質問がでたら全身で傾聴する
質問にお礼をいう、ご質問ありがとうございます
もらった質問をオウムがえし、繰り返す、質問を確かめる
回答したら回答になっているかを確認 お答えになっておりましたでしょうか
・リーダーシップというものは、最もよく研究されてはいるが、ほとんど何もわかっていない
⇒ なによりも大切なのは、リーダーシップについて、自分なりの考えでまとめておくこと
目次
はじめに
第1部 仕事の基本
序 章 誰もが今より「自分を進化」されられる
第1章 「Self-awarenessがすべて」ー自分を「知る」
第2章 「費用対効果の高い意思決定を」ー自分で「考える」
第3章 「学ぶことをやめたら、会社を去れ」ー自分を「鍛える」
第4章 「GEでは七割オッケーならゴーです」ー自分を「変える」
第5章 「自分の運命は、自分でコントロールしなさい」ー自分を「導く」
第2部 部下の育て方
序 章 「なぜ、部下を育てないといけないのか」
第1章 「あなたは部下を、”エンゲージ”できているか」
第2章 「部下の”人生の価値観”を把握する」
第3章 「OJD&フィードバック&コーチング」
第4章 「今日から100日で部下を育てよ」
第3部 プレゼンの基本
序 章 なぜ「簡潔さすべてを解決する」のか
第1章 なぜ優れた人は「聞き手を知ろう」とするのか Analyze
第2章 なぜ「構造がシンプル」な話は効果的なのか Build
第3章 なぜ簡潔な資料が「人を動かす」のか Construct
第4章 なぜ「15秒で話す」と記憶に残るのか Deliver
第5章 なぜ質問・反論を「歓迎すべき」なのか
おわりに
ISBN:9784040824123
出版社:KADOKAWA
判型:新書
ページ数:464ページ
定価:1260円(本体)
発売日:2022年02月10日 -
Posted by ブクログ
ネタバレ===読んだ動機===
20200217 書籍執筆の参考にと思った。実は以前にも読んだことある本。
201810-201903に社内のプレゼン改良活動をしていて(当初デザインをよくする方針だったが伝え方の方にシフトさせられた)、皆の知識をまとまった情報に基づいて近づける目的で、11/6に12冊を回し読みするWSに使った(大変使いやすかった)。5分/冊で1分で付箋にまとめるのを4冊。6人でやって25分ほど。その後、その付箋を20分位で共有してグルーピングするという流れ。ただWSには向かなかった(文が多いため)。
===どの部分を読んだか(理由)・どれくらいで読めたか===
全部・WSでは上記。
ちゃんと読んで約5時間。
===重要なポイントは何か===
メモが大変な位、大事なことが多い(=良著)。
===どんな読み方がよいか===
ちゃんと理解しながら読む。
勢いがなくなると長くてしんどいので、一気に読んだ方がいい気がする。
忘れた頃に目次を見て思い出せない章をまた読むのがよさそう。
===感想===
良著だと思う。事前の聞き手の要求の把握や内容精査の重要性を切々と書いている。テクニックはその次の優先度で書かれている。
この本の良い点は、特に前者についてのノウハウを詳しく書いている点。
後者のノウハウの本が多いため独立した地位?を確立している印象。
この本のもう少し改善してほしい点は、少し文が長くて多い点。まとめページがない点。ちょっと疲れるのと、分量が多いので、どこかにまとめてほしかった。コンテキストやニュアンスも大事にした結果この位が丁度と判断した結果だとは思うけど。
P53伝え方が9割と重なる内容もあるが、プレゼンでは中身が悪いのを無理に盛り立てるのはよくないという意味合いで差別化している。
P78問題は解決するもので、課題は達成するもの、という定義は目新しかった。私は課題解決に違和感を持ったことはなかったが確かにその通り。
P106聞き手が煩雑な資料を望むのであれば、煩雑でいいというのも納得。
P120で成功者(people)の例を出す話があるけど、これについては前例がない場合にどうするか疑問が残った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本のタイトルからして、どれだけすごい内容が書かれているかと期待を膨らませられる。
だって「世界最高の幹部候補しか知らないトンデモナイ”裏技”」が書かれていそうじゃないですか!
ただ仕事に裏技なんてあるわけがなく、書いていることは、著者ならではの重厚な経験に裏打ちされた、仕事に対する基本的な姿勢や考え方が、深く掘り下げられた上で書かれている。
個人的にはたまに描かれる著者の仕事における性格が自分とよく似ていて(問題を先延ばしにしちゃう、完璧を目指しちゃう、自分で自分を柔軟性が高いとか思ってるetc)、自己分析から出される仕事の基本が妙に納得感を増幅させてくれた。
特に心に留めたいフレーズや考え方は下記。
・何をどのように<なぜ?何のために
・人は自分の意識下にあることしかコントロールできない
・ビジネス上の問題の80%はコミュニケーションである
・木を見て森も見て草も見る
・考えすぎるな、恥をかくことを恐れるな
・人は自分が望む以上の者にはなれない
・反射的に自分の意見を考えられるアタマを持て -
Posted by ブクログ
元GEのクロトンビル・アジアパシフィック・プログラム・マネジャー 田口 力 氏の著書です。
GEのトップクラスの社員を対象とした研修を行うクロトンビルで研修を担当していた著者が、研修の内容や自らが講師として経験し学んだことをベースによりスキルアップし、より幸せになれる方法を教えてくれる一冊です。
この本自体が一つの研修コースのようになっており、体系的にまとまって裏付けの理論もしっかりしています。
読めば気付きがある良書です。
この本を読んで、GEのシステムは素晴らしいという感想も目にしますが、システムが素晴らしいのではなく、著者のようなスキルを身に着けた人材が情熱を持って本気で人材育成に取り組んでいるからこその成果なのだと思います。
私たちはこの本から少なからず学ぶことができます。
あとは自分のやる気の問題です。
個人的には、
第三章「費用対効果の高い意思決定を」
第四章「学ぶことをやめたら、会社を去れ」
第六章「自分の運命は自分でコントロールしなさい」
が特に共感しました。
日頃自分が考えている内容が整理されて書かれていて、より理解が深まりました。
読んでいて楽しくなる一冊でした。 -
Posted by ブクログ
世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられている仕事の基本
(角川書店単行本) 2015/3/1
著:田口 力
著者は、元GEクロトンビル・アジアパシフィックプログラム・マネジャー。㈱TLCO代表取締役。2007年GE入社。世界最高のリーダ養成機関として知られる「クロトンビル」で、日本人として唯一リーダーシップ研修を任される。14年に退社し独立。GEをはじめ、国内外の企業幹部に対して「本物のリーダーシップ研修」を指導している。
世界最強企業として常にその名が挙げられるGE。1878年にトーマス・エジソンが創業した世界最大級の複合企業であり、同時に「リーダー輩出企業」としても世界に広く知られている会社である。
そのリーダー育成機関である通称「クロトンビル」は、1956年、世界発の企業内大学として、ニューヨーク州クロトンビルに設立された。
本書はクロトンビルで、トップの業績を挙げ続ける人たちを実際に教えるものとして、そしてまたビジネス・パーソンの人材開発に30年間関わり続けてきた著者が「自分を成長させてさらなる進化を遂げる」ことを主眼としたエッセンスについて以下の8章にわたり説明している。
①誰もが今より「自分を進化」させられる
②self-awarenessがすべて
③最初の60秒で結論を見せる
④費用対効果の高い意思決定を
⑤学ぶことをやえたら、会社を去れ
⑥GEでは7割オッケーならゴーです
⑦自分の運命は、自分でコントロールしなさい
⑧全社員がリーダーであることを望みます
まずはじめに驚いたことは本書の価格。
税別1,300円。安い・・。
あまり価格のことを考えて本を読むことはないものの
本書のようなボリュームや内容となると1,800円程するのが
当たり前。
そしてそれ以上に驚いたのはその内容。
外資企業であるGE。本書もよくも悪くも外資かぶれの内容かと思いきや、著者の日本人としての誇りと日本人の良さが十分に組み入れられた内容となっている。世界の名だたる企業であるGEの研修だからといって難しいことばかりではない。もちろん記されていないような高度なスキルについても教えられているとは思われるものの、非常に基本的な当たり前のことからしっかりと著者の言葉を持って説明されそれをしっかりとGEというフィルターを通して説明することにより他書との差別化についてもしっかりと図れている。
基本的であるが非常に大切である考えがふんだんに盛り込まれた本書。
気づきをたくさん与えてくれる良書である。 -
Posted by ブクログ
今後プレゼンを控えており、改めて「伝わるプレゼンとは何か」を知りたく、この本を手に取りました。
内容は、プレゼン資料の作り方から当日の伝え方まで、非常にわかりやすく、納得感のある構成になっています。
印象に残ったのは「プレゼンは終わりから考える」という考え方。
まずコアメッセージを決め、そこから逆算して資料を作ることで、聞き手にとっても分かりやすい流れになるという点が特に参考になりました。
コアメッセージを決めたら、提案→問題→解決策→効果という流れで整理することで、自分の考えをより明確に伝えられると思います(全体としては、序論→本論→結論)。
また、プレゼンの冒頭「黄金の1分間」で聞き手の心をつかむ重要性や、最初と最後にコアメッセージをしっかり伝えることの大切さも印象的でした。
さらに、質問や反論を「ギャップを埋めるためのチャンス」と捉える姿勢も学びが多いです。
プレゼンを単なる説明ではなく、聞き手の感情を動かし(聞き手の脳が快感と感じるくらいを目指す)、記憶に残る体験にするためのヒントが詰まった一冊でした。
これからプレゼン準備を進める上で、何度も読み返したい本です。 -
Posted by ブクログ
部下の好奇心を駆り立てて、ワクワクさせ、部下が全力を尽くせるようにする
自分がワクワクして仕事をする
部下の内面を知る
好奇心を駆り立てる挑戦的課題を与える
部下を管理することではなく、部下のアイデアや行動を協力にサポートすること
リスクを取ることに対する恐れを取り除き、挑戦的な課題に取り組むことを奨励しながら、メンバー同士のコラボレーションが起こる環境を作る
失敗はイノベーションや改善を補完する教材である
仕事の意義を理解してもらって、会社と部下を結びつると同時に、組織の一員としてチームのメンバーと結びつける
部下の価値観に合うように仕事を設計して部下に与える
上司は部下の良きキャリアアドバイザーであるべき
コーチングは、自分の知識や経験のみによってやみくもにアドバイスするのではなく、質問しながら相手がその答えを自分で見つける手助けをしてあげること
強制されたと思わせない。